6月4日から始まった各議員による一般質問の中で、いくつか気になるやり取りがありました。
【その1】
住基ネットに関する市民アンケート(今回3000人分、約100万円の補正予算計上)について、「結果を接続する根拠にするのか? する気がないなら、アンケートは必要ないではないか?」との質問。
これに対し、関口市長は、「5年たって、裁判判決があったり、住基カードを使っての税の優遇や、他自治体における住基ネットに関わる情報漏洩問題も起こっている。ここで改めて市民の声を聞きたい」との答弁でした。
現実、議会では時折問題化される事はあっても、住民から住基ネットがないと不便との声を聞いた事はありませんし、議会へ陳情も要望も出されていません。
住基カードがあっても、銀行のカードのようにコンビニから住民票がおろせる訳でもないので、住基ネットを接続している自治体でも、カードを作っている人は10数%と言われています。
実のところ、利便性においては、ピンとこない制度です。それなのに莫大な税金をかけて管理維持するのは、住民や地方自治体のためではなく、国が地方分権と言いながら、国民全員の名簿を一元的に管理するための方策だろうと私は思っています。
これからの戦争はコンピュータの情報争奪、コンピュータウィルスによるかく乱と言われています。
大切な情報は本当はコンピュータに入れてはいけないと思います。紙ベースでの管理がより限定的、より確実ではないでしょうか。
法的にも地方自治体固有の事務である住民基本台帳は、地方自治体どまりとすることが必要です。
古いと言われても、その方が安全だし、主権者として行政のチェックも可能と考えます。
【その2】
7月から始まる容器包装プラスチックの回収は、ややこしくてよくわからないという声が上がっているが?
答弁では、排出事業者の排出抑制効果をねらっての回収で、今回新たに仕分けして、洗って出す容器包装プラスチックは、事業者により“熱再生”されるとの事!
あれっ、リサイクルで蘇るんではなかったの?
「熱再生」とは回収プラスチックを燃やして、その熱を利用する(燃料にする)のです。
プラスチック製品に生まれかわる様なイメージですが、その様なリサイクルをするためには高い純度が必要で、取り組みを始めたばかりの国立市には、そのようなリサイクルをする業者の入札はなかったそうです。
国立市は、可燃ゴミとプラスチックを分別していますが、別々に持っていっても、多摩川衛生組合では、可燃物と一緒に燃やしています!
これも「熱再生」(サーマルリサイクル)で、ガス化して、一部はお湯も沸かしているそうです。
市民からみれば、手間をかけさせて、だましているところですが、ゴミを分けるのは必要だが、最後のリサイクルまでちゃんとやってもらいたいものです。
【その3】
学校給食について、センターの立て替え検討と同時に、調理の民間委託の検討に入ったという事。
民間委託を財政再建の錦の御旗にするのは、大間違いです。
安くあがるのは、それだけ、人件費の削減を民間にやらせる事です。
学校給食は、食育という形で重要視されはじめました。また地産地消30%を学校給食でめざす計画となっています。食材選びから献立、調理、残菜まで、トータルで考えるべき大事な問題です。
などなど……。
明日はいよいよ私の一般質問です。
いのちのセーフティネットについて、福祉・農地・教育から質問します。
毎回一般質問は一期一会と考え、一所懸命の気構えで望んでいます。
いろいろな方の訴え(今回は自然の声もあります)をもう一度ふりかえりながら、落としている点はないだろうか、自分は何を主張したいのか、胸の内を点検します。この詰めの作業にどうしても時間がかかります。今夜も徹夜になりそうです。
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