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2009年7月

2009年7月19日 (日)

臨時議会報告─その3《明和マンション裁判に関連して》

 今回臨時議会において、公明党の斉藤やすよし議員から緊急質問が出されました。斉藤議員の質問の背景には、以下の経緯があります。

 今年2月27日、明和マンション裁判の損害賠償金3,200万円について、上原前市長に求償権行使を求める住民監査請求が259人の市民より提出されました。

 4月24日、市の監査結果が提出されました。
 監査結果は、以下3点について、庁議で結論を出し、公表する事を求めました。

 (1)求償権の対象者と範囲の具体的検討について
 (2)求償権を行使しない場合はその理由について
 (3)市の組織的責任について

 一方、5月19日、市を相手どり、上原前市長への求償権行使を求める住民訴訟が、監査請求を行なった市民の中の4人が原告となり起こされました。

 関口市長は応訴し、7月14日、第1回口頭弁論が開かれました。
 関口市長は今回の裁判の弁護を、杉井顧問弁護士と、上原前市長時代から一貫して、明和マンション訴訟で弁護人を勤めた後藤弁護士に依頼しました。
 今回の裁判でも200万~300万円の裁判費用がかかる見込みです。

 6月23日、監査結果を受けての庁議決定が公表されました。
 (1)(2)については、既に求償権について裁判中であり、庁議で検討するのは適当でない。
 (3)については、確定した高裁判決では、行為の全体としては違法性があると指摘された。これは、組織として横断的な連絡・連携がとれていなかったから起きた事であり、行政運営上、全職員が反省すべき事である。

 斉藤議員の質問は、この庁議決定について、庁議での協議の在り方や各部長の主体性を問うものでした。しかし、やはり関口市長の方針があって、それに追随する範囲での回答しかありませんでした。斉藤議員は、その事が非常に問題ではないかと指摘していました。

 傍聴していた友人は、「市長の権限って、部長が束になっても、議会が束になってもかなわないほど、大きいんだね~」と驚いていました。

 庁議(各部長と副市長)とは、基本的には、首長の政治判断に対して、いかに行政として機能的に遂行するかのブレーンの範囲を越えない協議であると私は考えます。なぜなら、市の職員は、選挙で選ばれた民意の代表である市長の補助職員だからです。

 地方自治の本旨に基づいても、結果責任を首長でなく、庁議に委ねるのは、根本的に違うのではないでしょうか。

 議会としてやるべきは、庁議の情報公開と説明責任を求めることです。
 市長・副市長・各部長が重要施策についてどのように協議したのか、そのプロセスを市民に対して明らかにさせる事だと考えます。

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2009年7月17日 (金)

臨時議会報告─その2《補正予算》

 今回臨時議会における補正予算の審議結果についてご報告します。

 補正予算は、国立駅周辺まちづくりマネージメント委託料(1,632万円8千円)を除いた修正案が賛成多数により可決成立しました。

 公明党4名、明政会2名、共産党3名、つむぎの会1名、計10名が原案に反対・修正案に賛成。
 生活者ネット3名、民主党2名、社民党・みどり2名、計7名は原案に賛成・修正案に反対。
 自民党新政会4名は退席。

 上村は原案・修正案共に反対しました。

 修正案を提案したのは、公明党・明政会・共産党です。

 自民党は、「3月議会における市長の公言の履行を優先すべき。委託内容だと12月までに基本計画も道路認定もできない。『確実な道路だけでも先行を』と進言したが、関口市長は耳をかさなかった。何より3月議会の公言を果たすべき」と主張して、退席しました。

 私は、全員協議会で発言した通り、「1,632万8千円は、2007年9月議会で提案された872万円の委託費用の成果があがっていれば必要なかった委託である。前委託で『JRにとってのメリット』とした南口共同事業を、なぜJRから断られたのか、この総括なくして、また次の委託をと提案されても承諾できない」と述べました。

 6月議会が流会したにも関わらず、何故かまちかどオープンハウスと市民説明会が開かれました。
 そこで配られた資料の表紙には、まだ確定していない概要図が印刷されていました。市民は概要図が決定事項と思ってしまいます。その絵に誰が責任を負うのでしょうか?
 また裏面には、まさしく、今回の補正の委託の中味となるマネージメント組織をつくると明記してありますが、補正予算が否決されてもつくるつもりだったのでしょうか。
 まちかどオープンハウスや市民説明会は、せめて、臨時議会以降に開くべきではなかったでしょうか。

 何より、JRから共同事業は困難と言われてからも、関口市長がJRに直接出向いていない事が問題であると感じました。

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2009年7月16日 (木)

臨時議会報告─その1《なぜ、技能系・労務系市職員のみ給与を下げるのか?!》

7月15日、臨時議会が開かれ、6月議会で審議未了となった補正予算等について審議しました。

「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」
 技能系・労務系職員の月額給与を3%引き下げるための条例案で、私一人が反対でした→反対理由は後述。

「平成21年度国立市一般会計補正予算案」
 補正予算は、国立駅周辺まちづくりマネージメント委託料(1,632万円)を除いた修正案が賛成多数で可決成立しました。私は、原案・修正案共に反対しました。詳しくは、「臨時議会報告─その2」でご報告します。

「国立市監査委員選任の同意について」
 監査委員は公明党の中川君代さんが提案され、議長と本人を除く22名の無記名投票により、○17名、×2名、白票3名で可決されました。私はきちんとした監査を期待して、賛成しました。
 今回も無記名投票でしたが、無記名投票は時間もかかり、まどろっこしくてやはり良くないと思います。評決は挙手で行ない、討論も認めて、議員一人一人の賛否を市民に対して明らかにすべきと考えます。
 始まったばかりの議会改革特別委員会で早急に改善すべき事と提案したいと思います。

環境基本条例策定のための議員提出議案が公明党の小口議員の声かけで出され、全会派が賛成し成立しました。
 私も委員となりました。三多摩26市中ないのは国立市のみ。私にとっては、初の条例策定です。頑張ります。

明和マンション裁判に関連して公明党の斎藤やすよし議員からの緊急質問が出されました。詳しくは、「臨時議会報告─その3」でご報告します。

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 【技能系・労務系市職員の給与引き下げ】

 今回臨時議会の最初の議案は、「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」でした。

 これは、国の人事制度改革の中で、従来の号給間を更に4分割し、能力評価に細かに対応できるようにした事と、技能系・労務系職員の月額給与を3%引き下げるものです。

 三多摩26市中、国立市と多摩市だけが取り組んでいなかったとして、組合とも妥結したとの事で6月議会に提案されました。総務文教委員会での審議は終えたものの、最終本会議が流会となったため、審議未了となり、今回再提案されたものです。

 結果は、私のみ否決、他は賛成で可決成立しました。

【私が反対した理由】

 なぜ技能系・労務系の職員のみ月額給与を3%引き下げるのか、全く納得いきません。

 国立市で該当する職員は、環境センターで働く作業員(6名)、保育園の調理員(10名)・用務員(1名)、給食センターの調理員(7名)、運転手(4名)、事務補助(1名)の合計29名で、3%引き下げの効果額(市財政に対する効果)はたった45万円です。

 一般事務職員と格差をつけるためにだけ「改正」したようなものですが、なぜそうまでして引き下げなければならないのでしょうか?
 当局は、「民間並みにした」と言います。「他の自治体はもっと低い。国立は周りと比べて『高い』ので、問題にされる。公務員は情勢適応の義務があり、『民間並』にしないとダメなのだ」と言うのです。

 「なぜ、事務系に比べて技能系・労務系は低いのか。考えたり、悩んだり、変だとは思わないのか?」と聞いても、「議員さんのおっしゃる事は充分わかるのですが、市の職員の給与は高すぎると市民からの批判が強いので」と答えるだけです。

 市民の考えはいろいろです。
 例えば、福祉の面では、「生活保護を受けている人は甘えている」とか、「働かない人間に税金を投入するのは納得がいかない」とか、「しょうがい者にお金をかけ過ぎる」と言う市民もいます。自分の暮らしが厳しくなるほど、様々な批判が出てきます。
 そういう市民の批判が高まれば、福祉も削るのだろうかと思ってしまいます。

 技能系・労務系の仕事は末端の大変な仕事で、在宅でのホームヘルプに似ています。本来の業務を滞りなく進めるためのアシスト的業務です。

 これまで、市役所の仕事は、職種や能力に関係なく年功序列でした。
 それでは職場の効率化は図れないと、代わりがきくとされる技能系・労務系は、正規職員から民間委託へ、もしくは、嘱託(非正規)やアルバイトへと移され始めました。
 今給食センターで調理作業に携わるのは、正職員・再任用職員・アルバイトと、雇用形態も賃金形態も違う人達です。
 同じ作業をしながら支払われるお金が違うと、職場でどのような弊害が生じるかは深刻ではないでしょうか。

 今回、一般職と技能系・労務系とを分け、技能系・労務系の月額給与を引き下げた事は、公が、労働格差を認めた事になります。低い方にあわせていくやり方は危険です。

 これは大変な問題だと思います。その事に無自覚になると、窓口に来た市民への対応にも無意識のうちに偏見が生まれはしないでしょうか。どんな人が窓口に来られても丁寧に対応する、そのために市役所で働いている公務員には、どんな職種であっても、同じ給与を税金から支給しているのだと私は思います。
 市役所の仕事はすべて、市民が困っていたら手助けする仕事です。そのための給与であり、安心した暮らしの担保だと私は主張したいのです。

 29人の職員さんの顔も見ず、声も聞かず、削減効果額45万円の給与見直しに心が痛みます。
 しなくてすんだはずの「改正」を、市長は、その方々の顔を見て、頭をさげて、痛みをもって行なったのでしょうか。今回の「改正」は、得るものより失うものの方が多いと私は思います。

 定年まで一職工として油まみれになって働いた長崎の亡き父の顔が浮かびます。私の痛みはここから生まれてくるのだとわかりました。
 末端の現場で汗水流して働く人を大切にしない施策を私は認める事はできません。

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2009年7月14日 (火)

国立駅周辺まちづくり基本計画案についての全員協議会2日目は、翌日の臨時議会の前哨戦になりました。

 本日の全員協議会は、翌日の臨時議会の前哨戦とも言えるような、それぞれがそれぞれの立場を鮮明に示すものとなりました。

 生活者ネット、民主党、社民党・みどりの7人は、基本的には関口市長を支持する立場から討論を行い、市長から、「臨時議会で検討する補正予算の中の1,632万円のコンサルタント委託は、12月までに基本計画を策定するためには不可欠である。なぜなら、そのコンサルタントは、他市の駅前整備で、JR・市民・行政をつないでの素晴らしい実績があり、行政だけではできない専門的見地がある。旧駅舎復原や、南口公共用地とJRの駅前広場をトータルのイメージで共有して作り上げるためには、どうしてもコンサルタントが必要」との見解を引き出していました。

 明政会は、いろいろ質問した後に、「基本計画はJRや交通関係者など様々相手があり、慎重に検討しなくてはならないので、12月までには無理かも知れない。しかし、3・4・10は国立市が決断すれば良い事なので、何も12月まで待つ必要はない。9月議会に道路認定の議案を出してはどうかと提案する。この提案を市長が受ければ、明日の補正予算のコンサルタント委託を前向きに考えよう」というものでした。

 関口市長は、3月議会で公言した通り(これは、当時自民党幹事長だった松嶋さんと関口市長が作り上げたもの)、「3・4・10号線は駅周辺まちづくり基本計画の中で決める事なので、道路だけ先に進める考えはない」と答えました。

 9月議会に道路認定の議案を提案すれば、補正予算に賛成するという提案は、自民党新政会も、おそらく公明党も同じであろうと思います。その条件をのまない場合は、駅周辺まちづくり基本計画コンサルタント委託費を除く修正案を提出するものと思われます。

私の考え
 私は、今回のコンサルタント委託費用1,632万円は、2007年9月議会で提案された基本計画策定のための872万円のコンサルタント委託費用の総括なしには、審議できないと意見しました。

 なぜなら、当時、市長は、JRと交渉するための必要な具体的数字を盛り込んだ基本計画を策定するためにコンサルタント委託は不可欠と、今回と全く同じ事を言っていました(今回も基本計画策定のための委託)。
 私はその担保なしとして反対しましたが、他の議員は、基本計画案をつくるためのまちづくり推進協議会が立ち上がったばかりでもあったので、そのフォローのためにも必要と賛成した訳です(今回は「まちづくり推進協議会」が「まちづくりデザイン検討委員会」に変わっただけ)。
 第1回まちづくり推進協議会の席上、「JRとの窓口はどこがするのか」と問われた際、事務局は、「市が窓口となり、今後、JRとのやりとりは逐次ご報告いたします」と答えています。
 それで役割分担した訳ですが、基本計画案はそのほとんどがJRに関わるため、2008年2月、基本計画案のまとめの段階になってからも、委員から、「やはり、今からでも、推進協議会として直接、JRさんの意見を聞いた方が良いのではないか」との意見が出ました。しかし、ついにそのような場は開かれませんでした。これはタクシー会社やバス会社も同様で、後の問題の原因となったわけです。

 その間、JRと推進協議会の間をつないだ市は、逐一状況を双方にきちんと報告していたのでしょうか?

 その時できあがった推進協議会の基本計画案では、各所に、「JRにとってのメリット」と称する記載があり、南口公共用地とJR所有の用地を共同事業として整備する事も「JRのメリット」として書かれてありました。
 しかし、JRは、権利関係が輻輳する事は将来的にデメリットとなるとして、2009年5月、共同事業は困難との意志を明確に打ち出し、むしろ2006年9月の旧駅舎に関する取り決め通り、旧駅舎復原のために南口駅前広場の用地をどれくらいの広さで買うのか明確に示して欲しいと要請してきました。

 国立駅周辺まちづくりの要と言われた、南口公共用地とJR所有の駅前広場の一体化事業において、872万円のコンサルタントの成果は全くなかったと言えるのではないでしょうか。

 更に、JRから、自分達の合意なくして基本計画はつくらないでもらいたいと、推進協議会の基本計画案ができあがった後で言われたという事はどういう事なのか?
 推進協議会の進行に合わせて、なぜJRの合意がとれなかったのでしょうか?

 また、今回、JRから共同事業は無理と言われた後、なぜ関口市長は自ら直接JRに出向き交渉することをせず、半分断念のかたちで、単独事業の案を検討案として出したのでしょうか?
 その折り合いのつけ方が、市民やまちづくり推進協議会や議会の不信を招くのではないかと私は考えます。
 今回のコンサルタントの提唱するマネージメント組織であるデザイン検討委員会には、JRが入らないと意味はありませんが、既に、JRも東京都も入る意志はないと明言しています。
 2007年9月の時にこのコンサルタントに委託していれば良かったかもしれませんが、時既に遅しです。
 今となっては、JRが言う「行政との個別協議」を今後も継続し、それにかけるより他ありません。

 今後は、市長自身がJRと話しあい、市民の意見、まちづくり推進協議会からの基本計画案、都市づくりパブリックデザインセンターの報告書(本年4月提出)、他これまでの膨大な資料をもとに、必要に応じ専門家にアドバイスを受けながら煮詰めていく事が、一番確実な方法であると私は思います。

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2009年7月13日 (月)

13日、国立駅周辺まちづくり基本計画案の全員協議会でした。

 本日と明日10時~16時、国立駅周辺まちづくり基本計画案の全員協議会です。
 一人20分、13日は自民党・共産党・公明党の各議員が質問しました。

 三月議会で市長は、「十二月議会に基本計画と3・4・10号線の道路認定に関する議案を提出する」と公言しましたが、自民党・公明党は、市長はこの約束を守れるのか? 守れない時は責任をどうとるのか? このままでは基本計画はできそうにない、3・4・10号線を別だてに進めるべきだ等の質問・意見でした。
 それに対して、関口市長は、「最大限の努力をする。三月議会の約束は、議会の協力を得てと言ったはず。15日の臨時議会に提出しているコンサルタントを是非認めてもらいたい。道路別だては考えていない」と回答しました。

 共産党は、「この財政の厳しい時、150億円もの事業をやって良いのか。市民一人20万円の負担になる」と質問。
 それに対し、関口市長は、「150億円の数字の一人歩きは困る。補助金等を差し引くと市の持ち出しは66億円、年間市民一人800円~1,000円である」と述べました。

 私も150億円云々の市民チラシを見ましたが、そこには市長選挙の中枢に関わった人達の名前が複数出ていました。
 関口市長は、共産党だけではなく、その方々に納得のいく説明ができていないのだなあと思いました。

 政治的にはそれが一義にやることで、内側からも外側からも突かれている状態では、JRや都などとの対外的な協議は成立するはずがないと思いました。

 市長の言う市民とは誰なのでしょうか。
 議会では、民主党(2)、生活者ネット(3)、社民党・みどり(2)の7人。数は少ないが、都議選では圧勝したところです。
 14日は彼らの質問ですから、そこで、市長支持の積極的提案が出る可能性もあります。そうなると市長の目指すビジョンとそこへ至る道すじがもう少し明確になるのかもしれません。

 私としては確か、2008年1月にも、同じような話しをしていたよなあ、いつまでも同じ話しの繰り返しだなあと思います(推進協議会から出された全く同じ名称の基本計画案についての全員協議会を何日間にわたって開きました)。

 その時は、800万円かけても、予算時に公言した財源の手当て、資金計画などが出されなかったのでは、コンサルの意味がなかったとの意見に集中しました。

 今回、またまた1,632万円もかけて、最高のコンサルに頼みたいとの市長のお願いが、完全にイソップ物語のオオカミ少年となっていて、議会の過半数がもう信用できない状態になっている事が問題な訳です。

 コンサルタントを格あげすれば良いのではなく、市長の主張があるようで、ないようで、市民の意見も、議会の意見も聞いているようで、いないようで、1年半も基本計画案のままなのに、どこで、誰が決めたのかわからないまま、ズルズルと物事が決まっていくという、何とも言えないスッキリしない、正体不明のあせりが問題の根源にあり、そこを首長にスッキリさせて欲しい訳です。

 良く言えば、上原前市長が「信長」タイプとするなら、関口市長は「家康」タイプなのかなあと勝手に考えます。

 どちらにも、今、ブームの「兼次」がいないなあ。時代は“リーダー”ではなく、“ブレーン”の時代なのになあ。
 ブレーンを求めるのに金を積んで外注しちゃダメでしょ!と、戦国歴史好きの関口市長には、この言い方の方が伝わりやすいかなあとまで考えてしまいました。

 13日の全員協議会は、全体的に都議選あけのお疲れモードが漂い、午後に、国会解散でまた選挙かーっのドヨメキも流れ、現実の地域の問題に集中しきれない空気がありました。全く本末転倒デス!

 14日、やっと私の質問の番がきます。かつをいれて、20分間で、できるかぎりの議論をして、問題の整理をしたいと考えます。

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2009年7月12日 (日)

都議選結果に思う

 本日は都議選でした。結果は、民主党圧勝で、都議会は自民・公明で61議席、その他66議席と、石原都政に待ったをかけられる様になりました。

 都議選には無縁の私も、一有権者として「変わる」事を期待して、「民主党」に一票を投じました。

 国立・国分寺では、自民党が破れ、共闘した民主党と生活者ネットワークが当選しました。共に新人です。甲州街道歩道問題など、多いに頑張ってもらいたいと思います。

 杉並の無所属の福士敬子さんも当選しました。127議席中、純粋無所属は彼女一人です。非常に貴重な議席となりました。

 これで、国政も政権交代に一歩近づき、自民党にもお灸がすえられる、と一瞬喜びましたが、どうもすっきりしないのです。

 両手をあげてではなく、片手を少しあげてぐらいにしか、喜べていない事に気づきました。

 こうやって、限りなく2大政党化していく(しかも保守派と中間派で)というのは、ちょっとマズイのではないかと。
 公明党だけは着実にのばしていますが、他の無所属を含む、社民党(0)や共産党(13→8)などが減っていく事につながり、ますます国会に近くなるなあという複雑な思いです。

 社民党のような「左派」勢力が消えていく事は、労働者側の声が政治に反映できにくくなりはしまいか、いやもしかすると「労働者である」という意識すら薄らいでしまったのか、等など、民主党圧勝の影の部分を既に探る自分がいます。

 13・14日は国立駅周辺まちづくり基本計画案についての全員協議会です。選挙の余韻の他の議員の中で、一人テンションが低いままはマズイ、気合いを入れて、マイペースで臨みます。

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2009年7月 9日 (木)

山形県米沢訪問(2)──実り多かった米沢の旅。

 さて、新幹線とは速いもので、おしゃべりしているうちに米沢に着きました。

P7064031  井上スズさんが育った実家、1929年から通った小学校(写真)、そして女学校を訪ねました。

 小学校では校長はじめ教頭先生たちが、昔の写真や古い資料を机に並べ待っていて下さいました。
 とても親切で、国立とは違うなあ(?!)と感じました。

 スズさんのご実家には、昔、旅のお坊さんが残していったという、立派な阿弥陀像がありました。「その辺のお寺にはない」程の古い阿弥陀様です。
 また、何メートルもある長くて大きな数珠があり、何人もで丸く座って、この数珠を回しながら念仏を唱えたそうです。
 ものすごく大きなテーブルに、ぜんまいの煮物や、きゅうりの漬物や、さくらんぼのジャムや、おいしいお餅がたくさん並べてあり、おいしいお茶をいただきました。

P7064063  スズさんの実家のある村(今は米沢市に合併)は、上杉家が米沢に来た時、一緒に来たのではないかと言われる石切りの職人さん達の村との事で、近くには、立派なお寺も、大きな杉木立の中の古い八幡宮(写真)もあり、深く豊かな自然と石切の伝承がのこる、美しいところでした。

 その村の中でも、過去も今も何かにつけ人が集まるのがスズさんの家だった事がよくわかりました。
 きっと、スズさんは小さな時から、事あるごとに人が集まり、念仏を唱えたり、浄瑠璃の人が来た時にはみんなで集まるのを見ていたのだと思います。

 国立で、45歳で議員になってから8期32年間、議員を辞めてから11年間、自宅の居間で、お茶とお菓子を出しながら、市民の相談を聞いたり、打ち合わせをしたり、水俣の夏みかんを取り寄せ、分け合ったり、民主主義の原点であるサロンが息づく原点を知ったような気持ちがしました。

 今度は、雪の時に行きたいと思います。

 なぜなら、雪国の人間でなければ、雪が溶け、土が見えてきた時の春の何ともいえない喜びはわからないとの言葉が心に残ったからです。土に対する格別な思いもスズさんの原点かもしれないと思いました。

 人を大切にし、土を大切にし、食を大切にするスズさん。
 私が議員になってから11年間、数えきれないほどのおいしく、楽しく、豊かなお茶の時間をいただきました。
 その中に国立のまちの政治の歴史も展開されてきました。

 スズさんは頭の政治ではなく、五感の政治を教えてくれました。
 これが本物の政治ではないかと私は思っています。

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2009年7月 8日 (水)

山形県米沢訪問(1)── 集合場所では『噂の東京マガジン』で盛り上がりました。

 7月6日~7日、山形県米沢市に行ってきました。

 私の先輩である井上スズさんは、12月に米寿を迎えられます。12月5日にスズさんの米寿を祝う会を開くのですが、その準備の一環として、スズさんの故郷である米沢を実行委員会で訪ねた訳です。

 TBSテレビ『噂の東京マガジン』に、甲州街道の歩道の狭さに関する番組が放映された翌日でしたので、国立駅で集合した時から、もっぱら話題はその事に集中!

 集まった皆さんは、井上スズさんと共にまちづくりの市民運動を何十年も続けて来られた方々ばかりですので、感性良いご意見がぽんぽん飛び交い、今すぐにでも運動が始まり出しそうです。

 テレビでメインに写っていた遠藤さんもそうですが、国立の市民によるまちづくりの気風は、70代~80代の市民パワーが根幹にあるのではないかと思います。
 おいくつになっても地域や社会の主体者としての意識を失わない、この元気が好きだなあとまず思いました。

 集まった皆さんのご意見は──

*危ない実感が良くあらわれていた。
*オリンピックと因果関係があったなんて知らなかった。
*いい番組だった。
*1日3万台の車が通っていて、2万台に減らないと、4車線を2車線に減らす事はできないと都は言っているが、これって逆じゃない。まず車線を減らしてみないと、車の通過台数も減らないんじゃないの。
*都議選挙なのに、この件で言う候補者いないよね。
*撮影中に事故が起きるなんて、これまで亡くなった方々の、「ここはこんなに危険なんだ、早くどうにかして欲しい」との思いがあらわれたんじゃないの。
*ムシロをひいて、歩道が広かった当時の歩道の幅を表現していたのは良かった。
*傘をさして歩いたのは、いかにスレスレに車が走るかが伝わって良かった。
*これで、東京都が何も動かなかったらおかしいよね。
*関口市長はもっとジャンジャン動くべき。
等など……。

 しかし、圧倒的に多かった感想は、ほんの一瞬写った、私のテレビ写りが、実物より良かった!という感想でした。
 さすがプロ、写す角度が良い、若干痩せて見える!とほめられました。

 また、我が師、井上スズさんからは、「あなたのコメントは簡潔で良くまとまっていて良かったですね」とほめられ、これまた、本当は20分ぐらいしゃべった中の一センテンスだったので、これもどちらかというと、編集のなせる技であり、やはりテレビの持つ力とはスゴイものだという実感を抱きました。

 この番組を仕上げるまで、担当ディレクターの方は、徹底的に調べ取材されており、その労力の裏付けにより、あの番組ができあがったのだと思うと、心から感謝の気持ちがいたしました。

 なんと、米沢を案内してくださった方も偶然、番組を見ておられ、再びこの話で盛り上がりました。

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2009年7月 4日 (土)

7月5日(日曜)TBSテレビ午後1時~『噂の東京マガジン』で、「甲州街道歩道の狭さ問題」が放映されます。見てください。

 本日は、さくら通りの中程の交差点の角にオープンした「田園工房カフェ」に伺いました。

 オーガニックカフェとものづくりとギャラリーが一緒になった手作りの素敵なスペースです。おやきは1個180円で、あんこと切り干し大根の2個、いただきました。
 土のレンガを積みあげた手作りトイレもまもなく完成との事。また、新たな国立のオススメスポットが誕生したという感じです。

 事務所にいくと、息子がMさんに数学検定に向けて教えている最中でした。
 7分の3メートルをいくつか集めたら1メートルになるか、等どちらも真剣なのがわかります。
 ちなみにMさんは息子より年上。立川養護学校を卒業しましたが、学校時代に数学の勉強ができなかったとして、社会人になってから、数検にチャレンジしています。

 「Mさん考えてください。お願いします」と、終始敬語を使いながら、いかにすればMさん自身が「考える事」ができるのかに焦点をあてて教える息子を見て、資格はないけど、ユニークで「いい教育者」だと思いました。

 夜は車椅子の友人と一緒に立川に、映画『Dear Doctor』を観に行きました。
 鶴瓶扮する僻地のニセ医者が、村民を騙している事に苦しみながらも、必死に村のお年寄りを助けていくストーリーです。
 「本物とは何か」を考えました。
 資格に頼るだけではなく、いのちへの尊厳をもって、人と向きあってこそと思いました。

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 さて、いよいよ、甲州街道の歩道の狭さの問題がテレビで放映されます。
 7月5日(日)TBSテレビ、午後1時~『噂の東京マガジン』です。
 皆さん、見てくださいね。

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