2009年10月26日 (月)

結構忙しい一日でした~議員研修・臨時議会・国しょう協

 本日は結構忙しい一日でした。

【午前:議員研修】
 議員研修で、山梨学院大学の江藤俊昭さんを招いての『自治型社会における議会の役割と課題』をテーマに分権時代の議会の在り方について学習しました。
 二元代表制の良さと合議体の議会機能を最大に活かすためにはどうすれば良いかのたくさんのヒントがありました。
 現在進行中の議会改革特別委員会に反映させると共に、今後も江藤さんのような専門的知見の力も借りながら、北海道栗山町のような実効性高い議会基本条例を作り出したいと考えました。

【午後:臨時議会】
 臨時議会が開かれ、9月議会で否決された補正予算の内、争点以外の国の緊急経済対策費など約4億円が議案で、全員異議なく可決、わずか30分程で終わりました。

 懸案の
 (1)国立駅周辺まちづくり基本計画案(争点は旧駅舎復元のための用地取得と3・4・10の道路着工にしぼられてきました)
 (2)定期貸し値上げの自転車安全利用促進条例(9月議会では、前交通安全対策審議委員の重松議員が、賛成討論であるにもかかわらず審議過程の問題をいくつも指摘する発言を行ない、議会は中断し、結果否決されていました)
 (3)教育委員人事(教育長は10月から不在)
 は12月議会に持ち越されました。

【16時~20時30分:国しょう協】
 多摩障害者スポーツセンターで開かれた国立市しょうがいしゃ団体等連絡協議会に参加しました。
 緊急の介助者不足に対するセーフティーネット構築のための社会福祉協議会と市と国しょう協の三者による話しあいでした。
 来年度からの事業実施のために具体的検討がスタートしました。

 話しあいの合間に1階のレストランで食事しました。
 このレストランでよく会う方からご意見を頂きました。

 前日は国立市身障協会の年に一回のバス旅行だったそうです。今年も大型バス1台借り切って、50人ほどの参加があったとの事でした。
 高齢の方も多く、日頃はあまり出かける機会もないため、皆さん楽しみにしているとの事でした。

 しかし、上原市長時代に、それまで出されていた旅行補助金が打ち切られたため、負担が大きく、いまだに上原市長を恨んでいますとの事でした。
 私自身がそこまでチェックしてなくハッとしました。
 早速調べようと思います。

 通称「スポセン」のレストランは、様々なしょうがいの方々のコミュニティーの場でもあります。
 中には、高齢になって、何らかの病気の後遺症でしょうがいをおった方々も多いです。
 一人暮らしの方もいます。その方々がスポセンのレストランで食事を共にしながら交流を深めているわけです。

 スポセンのレストランが果たしているコミュニティー機能を見直し、例えばお正月にも開くとか、災害時の拠点にするとか都と協定を結ぶなどし実現できると良いなあと思いました。
 地域福祉は既にできている人の輪をさらに発展させると良いなと考えました。
 と考えていたら、やはり新聞に、高齢化社会の新たな試みとしてコミュニティーレストランに関するシンポジウムが開かれたとの記事が掲載されていました。

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2009年9月20日 (日)

一般質問報告【その(2)】──「エンパワーメント」できる相談支援体制の整備を

 今回、ひとり親相談支援体制の現状とその問題について質問しました。

 厳しい時代を反映してか、この間、DVで逃げた後の生活問題や、長期に及ぶ離婚調停によって起きた問題や、フルタイムで働くシングルマザーにとって、月12回しか使えないホームヘルプサービスの使い勝手の悪さや、こどもだけではなく介護の問題も加わった問題など、いくつもの深刻な相談を受けました。
 どれもこれも、到底一人では解決できない問題です。
 しかし、都市型になった暮らしでは、地縁・血縁に頼れない、またそれだけで乗り切るのは困難と思えるケースがほとんどでした。

 その中で、国立でできた当事者を中心とした、ひとり親ホームヘルプ派遣事業所(NPO)の皆さんが、共感に基づくバックアップを親身になってなさっている事が現実的な救いとなっていました。

 しかし、肝心の市役所でのひとり親相談支援は、都からの派遣がなくなってからのこの3年間で、正職員と嘱託職員の2人いる相談支援員が2人とも毎年変わり、その事によって、対応の不備が相次いで起きている事もわかりました。

 今回の一般質問で、この問題を指摘しましたが、市長も含め部長も、職員等が変わったという事実はそうでも、病気等やむを得ない理由であり、その事がことさら問題であるとは思わないとの認識である事がわかりました。

 毎年人が変わっては、リスクの把握ができない事、相談に来る市民の精神的負担が大きい事、安定した継続できる相談支援体制が不可能である事、何より、何故継続して働けないのか、課内のエンパワーメントはどうなっているのかと意見しましたが、正直伝わっていかないというもどかしさが残りました。

 窓口に相談に来られた方は、既に様々な困難な状況を抱え、経済的にも肉体的にも精神的にもマイナスになっている方がほとんどです。
 困り果て、藁にもすがる思いで勇気を奮い起こして、やっと窓口にきた方に、「来て良かった。やっとホッとした。一人ではない。また来よう」と思ってもらえる相談支援体制をNPOさんと相談しながら整えるべきと意見しました。

 エンパワーメントとは、その人が潜在的に持っている力を引き出す支援を意味します。

 これまでの福祉の窓口はともすれば、どんなサービスが使えるかという、マイナスからゼロに戻す事に止まりがちでした。しかし、それだけでは複雑化・多様化した現代社会には対応できません。

 相談の仕事をする人達にもエンパワーメントが必要となっています。

 ひとつの良いモデルが国立にあります。
 それは、中国帰国者支援相談員を二世の方にお願いしていますが、彼女の働きは目を見張るものがあります。
 市役所中の窓口の付き添いだけにとどまらず、病院にもハローワークにも家裁にも付き添います。言葉のハンディがあるからです。新法では通訳も別につけなくてはいけませんが、その体制がないので、全て彼女がやらなくてはなりません。大変な仕事量であると思います。
 週2回、彼女が来る日は、ロビーに中国語が響きます。皆、彼女が来る日を待っているのです。以前と比べて、その中国語の響きが幾分明るく元気になったように感じられます。

 先日、偶然私は、当事者の方とおそらく関係部所の職員、そして支援相談員である彼女とが話している横を通りました。
 その時、「わかりました。早速、明日私が一緒に行きます」とはっきり言った彼女の言葉が聞こえました。
 私はこの言葉が胸に響きました。そして、これが、当事者の立場に添った相談支援の見本だと思いました。

 国分寺市の呼びかけに呼応するかたちで、国立も二世のRさんに相談支援員をお願いしました。今となっては、国分寺市の呼びかけに感謝したいくらいです。

 ひとり親相談支援も同じではないでしょうか。2人いる相談支援員のひとりを当事者団体にお願いするところから、エンパワーメントできる支援は始まるのだと考えます。

 話しは変わって、本日、しょうがいのある方の就労支援センター(国立市が社会福祉協議会に委託、障害者センター1階)の職員が、この7月・8月の2ヶ月で、3人が3人ともやめ、新しく変わってしまったので、とても困っているという市民の方からの相談を受けました。
 連休明けからすぐ調査に入りますが、この問題も同様な問題ではないかと考えています。

 相談支援の仕事をする人が長続きできないのは何故なのか、エンパワーメントできる職場づくりも含め、真剣に考えるべき時がきたのだと思います。

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2009年9月19日 (土)

最終本会議──無念の流会! 次の議会こそと闘志が湧きました

 9月1日から始まった議会も、昨日(18日)の最終本会議でひとまず終わりました。……と言いたいところですが、最終本会議は夜12時をもって流会という結果でした。
 このため、市民からの大切な陳情2件と、私が呼びかけ、全女性議員8人でまとめた「従軍慰安婦問題の国の誠実な対応を求める意見書案」が残ってしまうという、実に無念な閉じられ方でした。

 昨日は、朝から、教育委員人事提案の件や自転車定期貸し値上げの件等で紛糾していました。

 日付けが変わる前の深夜11時50分に、会期の延長だけを諮る目的で開かれた議会運営委員会(議会運営委員会を開かなくては会期の延長は諮れません)の場で、突然、議会運営委員会の副委員長が辞任を申し出たため、そのまま12時となり流会となりました。

 すぐに議運は終わるものと、次の陳情への準備をしていた私は、ア然とした後、沸々と怒りが込み上げてきました。

 自然流会にした直接の原因を作った議員にブチ切れ、怒鳴って、抗議しました。最後は、悔しくて涙が出ました。
 その場にいた、他の議員も(実は彼らは意図的に意見書を流そうとしたのではなく、意見書の事が頭になかったというのが本音らしく、彼らにとっては予想外の私のケンマクに驚いたらしく)、「上村さんがその様に熱い思いでまとめられた意見書である事を知りました。決して意図的に流そうと思ってやった事ではありません。申し訳ありませんでした」と謝罪してくれました。
 しかし、「謝ってもらっても取り返しはつかない。12時前に終わる約束で議長と調整していたのに、それができなかったという理由で、流会にされてしまってはたまらない。謝られても、全くすっきりしない。この悔しい気持ちは何故なのか、これから考えますからね!」と言い捨てて帰りました。

 帰宅してしばらくして、他の議員から、「上村さんが一生懸命にまとめた意見書を流してやろうとかの悪意はなかったんです。そこは信じてください。次回また出して、今度は賛成してもらえばいいではないですか。だから、あんまり落ち込まないで下さい」との留守電が入っているのに気がつきました。

 意図的に流されたより、意見書の存在そのものを忘れられたり、軽く考えられていた事の方が許せないのだと思いました。

 一晩あけて、従軍慰安婦に関する意見書を女性議員でまとめた事が軽く扱われて流された事を、私は絶対許さない、忘れない、次回は、謝った事の誠意をかたちに変えてもらう!はやく、次の議会が来ないか!と、闘志がみなぎっている事に気がつきました。
 一緒に提案した他の女性議員達とまた相談の上、次の議会に必ず再提案し、採択させます。

 本日は1時半~国立福祉会館ホールで「加害者としての戦争を語る会」です。
 この闘志のまま参加します。

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2009年9月10日 (木)

一般質問報告【その1】──国立駅周辺まちづくり問題について

Fuyuan1  前議会に引き続き今議会でも、「国立駅南口をオープンスペースにしたい市民の会」の皆さんに、力作のパネルを作って頂きました。
 今回は新たに、「旧駅舎が復原されるとワイドビューからの眺めはこうなる」というシュミレーションパネルができました。【右図をクリックすると拡大画像が表示されます】
 9月議会からインターネット中継が始まりましたので、中継で見た市民の方から夜、早速電話が入りました。

 旧駅舎が復原されると、現在駅ホームからまっすぐ見えている大学通りは全く見えなくなるという事に驚き、「多くの市民はそうなる事を知らないのではないか。そのシュミレーション入りのチラシを作って、是非多くの市民にも知らせて欲しい」というものでした。

 ホントにそうだなと思い、「国立駅前をオープンスペースにしたい市民の会」等の皆さんと相談の上、チラシを作りたいとお答えしました。
 インターネット中継の効果を感じた次第です。

▼「ホームからは、旧駅舎がない景観の方が良い」と市長

P4063525  一般質問の中で、私は市長に、「6月議会でパネルで示した桜が満開の大学通りをまっすぐに見渡せるワイドビューからの眺め(右写真)と、旧駅舎復原後のシュミレーションパネルとの、どちらが良い景観だと思いますか?」と質問しました。

 初めて市長から、「ホームからは、旧駅舎がない景観の方が良いと思うが、大学通りから見るとあるほうが良いと思います」との答えがありました。
 更に、「ワイドビューによって、新たにこの様な(まっすぐに大学通りが見渡せる)景観ができた訳ですから、今後、旧駅舎がない場合も検討する必要が出てきたと考えます」との答弁もありました。

 9日には市長とJRとの話し合いが予定されていましたので、私は市長に対し、
 (1)新しい国立駅前については、市民(JR利用者)から、使いやすく・安全で・眺めがよく・朝市やイベントなどに活用しやすいオープンスペースにしてほしいとの要望が市に出ている。
 (2)旧駅舎復原云々以前の問題として、本来的には、JRはJRの責任において、駅前の2000平方メートルの空間を、お年寄りやこどもやしょうがいのある方々など誰もが、安心して歩け、利用しやすい駅前広場として整備すべきである。
 (3)更に、そのまちが持っている固有の雰囲気・魅力を損なう事なく、さらにアップする事でまちの玄関口となり得るように駅前広場を良好に整備すべきである(これって当たり前の話しだと思います)
 以上を必ずJRに伝え、JRの企業理念を問う姿勢をもって話し合いに臨むよう要望しました。

▼総務文教委員会で補正予算否決

 今回は補正予算に国立駅周辺まちづくり基本計画策定依託料1,100万円が提案されています。

 昨日の総務文教委員会では、その補正予算が否決されました。

 昨日、関口市長からこの間の経過の報告の電話がありました。
 この議会で、自民党・公明党・明政会の三会派は、「実施計画ではなく、あくまで基本計画なのだから、9月議会で今の基本計画(案)の案をとり、具体的に3・4・10の道路認定のための調査など、前に進む事が重要。そうしなければ、市長の言うJRとの合意の上での基本計画は12月までには到底できないし、3・4・10も具体化の保証はない」と主張しています。

 それに対し、関口市長は9日に、三会派の幹事長に、新たな案を提案したそうです。
 その内容は、
 (1)12月議会までに基本計画を策定し、議会に報告すると共に、3・4・10号線の道路認定に具体的に動く担保として、11月に事前の具体的担保となる報告をするということでダメか。
 (2)更に、万一、12月議会までに基本計画を策定できない場合、退職金(約1,000万円)を辞退するという事でどうか。
 以上の2点を示したとの事でした。

 議会の方からは何の話しも聞いていない私としては、“ギョーテン!?”の内容です。

 本日の建設環境委員会で表に出るのかどうか、ですが、何か釈然としませんし、納得できません。
 納得できないのは、水面下での調整の展開のしかたが生々しいからなのか、こんな決まり方は対話でも開かれた議論でもないだろうという思いなのか、議員である自分が知らなかっ事に対する、またか、の思いなのか、こんなやり方はもう古いよーの思いなのか、議員になって11年たっても、いまだにつのるモヤモヤです。

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2009年9月 6日 (日)

9月1日から議会が始まりました。

 今議会からインターネット中継が始まりました。

 初日には、女性特有のガン検診の無料クーポンを対象となる年齢の市民に配ることが即決で決まりました。これについては、一過性ではダメで政権交代しても継続するよう意見して賛成しました。インターネットでご覧下さった方も既におられるかと思います。

 3日~8日は一般質問です。
 私の一般質問は8日(火)の最後、午後5時~6時です。

 以下の質問を通告しました。

一、市長へ、まちづくり問題として

(1)国立駅周辺まちづくりの中で、JRから「まず決めてほしい」と要請されている旧駅舎復原のための有償での底地の確保について、市長は最終決定はいつまでに、どのように行うのか問う。

 これについては、好評の議会レポート『こぶしの木』第42号でのシュミレーション(「旧駅舎が復原されたら、ホームからの眺めはこうなる」)をパネルにし、質問の参考にいたします。
 大詰めにきた感のある国立駅周辺まちづくり問題について、旧駅舎復原がスペース的にも、景観的にも、財政的にもいかに問題かを指摘します。

 8月30日に開いた『上村和子と市政を語る会』では、▼何より駅を使う人にとって安心して使える駅前であって欲しい、▼深夜帰ってきて、南口に出たら、旧駅舎が死角となって危なくないのか、▼駐輪場はできるだけ駅近くの明るいところがよい(今の計画では現在より遠い)等のご意見をいただきました。
 「安心して歩ける」という事は大事な視点なのだと思いました。

(2)現都道256号線(旧国道20号)の狭隘歩道と交通量減少に伴っての車のスピード増により、ますます危険となった道路の改良について問う。

 これは、連続して質問していますが、7月にはTBSテレビ『噂の東京マガジン』がこの問題を取り上げ、全国放送しました。また、都議選でも国立・国分寺の全ての候補者がアンケートで重要課題として取り組む姿勢を示しました。

 しかし、なんと、東京都だけではなく国立市まで、6月以降何にもしていないのです。
 この鈍感さはどこからくるのでしょうか。周辺道路が完成しなければ、甲州街道の根本改良(4車線を2車線に減らし、両側歩道を拡幅し、街路樹を植えるなど)はしないとガンとして言い張る都の担当者。そして、それを是としたのか、都の見解を繰り返すのみの国立市に正直怒りが込み上げています。
 新しい道路ばかりが優先され、長年劣悪な環境で沿道住民が苦しんできた古い道路は担保なき後回しをされる、この理不尽さを言いたいと思います。

二、福祉問題

(1)地域のセーフティーネットとしての社会福祉協議会との連携の在り方について市長に問う。

 これまで、地域福祉の充実こそ地域のセーフティーネットでありその拠点としての社会福祉協議会の位置づけを市として明確にすべきと提案してきましたが、いまだに具体的になされていません。
 社会福祉協議会は一民間事業所とは明らかに違います。民間事業所が担えない部分をいかに社会福祉協議会が行えるかにあるわけです。
 東松山市は、24時間、365日の市民相談窓口を社会福祉協議会に設置しました。
 国立でも同様の施策を展開するためには、社会福祉協議会自身と市長政策の両方ともの自覚が必要との立場で質問します。

(2)ひとり親相談支援体制について問う。

 これについては、6月議会以後、ひとり親支援のホームヘルプサービスの使い勝手の悪さ、離婚調停が長引き、その間こどもの入学金で個人年金を解約したら、それが特別所得となり児童扶養手当が貰えなくなったとか、DVで逃げていた時の相談の対応がひどかったなど立て続けて市民の相談を受けました。
 多様化、複雑化、深刻化する問題に対応しきれていないと言えます。その原因は何か。様々な困難な状況を抱え、経済的にも精神的にも人間関係的にもマイナスで窓口を訪れた市民をエンパワーメントできる相談支援の在り方を、中国帰国者の相談員としてフル活動している当事者二世の相談員を成功事例にあげて質問します。

(3)引きこもり、就労困難等、深刻な状況を抱えて生きる若者のサポートについて問う。

 これについては、6月議会に引き続きの質問です。
 6月議会では、国立には上記の様な若者をサポートする施策はない事がわかりました。
 また関口市長は「ニートと引きこもりは違う。引きこもりはなかなか家から出てこれない。国立に本当に必要な事かどうか、できる事かどうか」と答えました。

 私は、和歌山田辺市の引きこもりの相談窓口への相談件数は年間1000件以上、その91%は家族しかもほとんどが母親であることをあげ、まず家族が安心しないと安心して引きこもる事はできない事、引きこもりは不登校の延長にもあり、ともにいのちの問題であること。公が動く事で引きこもりの若者の生存権の保障となる事を訴えましたが、市長には伝わりませんでした。

 この夏、川崎市の公設民営のこども夢パーク、たまり場えんに2回(2回目は昨日「公設民営の居場所~教育と福祉のはざまで~フリースペースえんの現場から」のシンポジウムに行き、まさしく目からウロコでした)、えんにこどもが通っている市民の方等と勉強にいきました。
 自分の信念に間違いないとの確信に基づき質問します。

三、教育問題

(1)教育委員の選任について

 9月で任期満了となる早川教育長と佐野教育委員長の2名の後をどうするかという事で、9月議会最終日の18日までに決まりしだい提案する事になっています。
 関口市長としては、早川教育長は再任で、佐野教育委員長はご本人が辞意されていますので新しい人をと考え、自民党からと与党からの推薦のあったお2人の内どちらかをと考えている様です。

 いずれにせよ、関口市長が提案するにあたって、基準とした点について確認します。
 国立市議会では、再三指摘したにも関わらず、いまだに人事案件について質疑できません。三多摩で一番遅れています。
 議会改革特別委員会でも指摘中ですが、現状では一般質問より他なく質問に取り上げました。

 以上、今回もいのちと暮らしを守る視点から一般質問いたします。
 市民の代表としての立場から心を込めて質問いたしますので、よろしかったら傍聴ください。

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2009年7月19日 (日)

臨時議会報告─その3《明和マンション裁判に関連して》

 今回臨時議会において、公明党の斉藤やすよし議員から緊急質問が出されました。斉藤議員の質問の背景には、以下の経緯があります。

 今年2月27日、明和マンション裁判の損害賠償金3,200万円について、上原前市長に求償権行使を求める住民監査請求が259人の市民より提出されました。

 4月24日、市の監査結果が提出されました。
 監査結果は、以下3点について、庁議で結論を出し、公表する事を求めました。

 (1)求償権の対象者と範囲の具体的検討について
 (2)求償権を行使しない場合はその理由について
 (3)市の組織的責任について

 一方、5月19日、市を相手どり、上原前市長への求償権行使を求める住民訴訟が、監査請求を行なった市民の中の4人が原告となり起こされました。

 関口市長は応訴し、7月14日、第1回口頭弁論が開かれました。
 関口市長は今回の裁判の弁護を、杉井顧問弁護士と、上原前市長時代から一貫して、明和マンション訴訟で弁護人を勤めた後藤弁護士に依頼しました。
 今回の裁判でも200万~300万円の裁判費用がかかる見込みです。

 6月23日、監査結果を受けての庁議決定が公表されました。
 (1)(2)については、既に求償権について裁判中であり、庁議で検討するのは適当でない。
 (3)については、確定した高裁判決では、行為の全体としては違法性があると指摘された。これは、組織として横断的な連絡・連携がとれていなかったから起きた事であり、行政運営上、全職員が反省すべき事である。

 斉藤議員の質問は、この庁議決定について、庁議での協議の在り方や各部長の主体性を問うものでした。しかし、やはり関口市長の方針があって、それに追随する範囲での回答しかありませんでした。斉藤議員は、その事が非常に問題ではないかと指摘していました。

 傍聴していた友人は、「市長の権限って、部長が束になっても、議会が束になってもかなわないほど、大きいんだね~」と驚いていました。

 庁議(各部長と副市長)とは、基本的には、首長の政治判断に対して、いかに行政として機能的に遂行するかのブレーンの範囲を越えない協議であると私は考えます。なぜなら、市の職員は、選挙で選ばれた民意の代表である市長の補助職員だからです。

 地方自治の本旨に基づいても、結果責任を首長でなく、庁議に委ねるのは、根本的に違うのではないでしょうか。

 議会としてやるべきは、庁議の情報公開と説明責任を求めることです。
 市長・副市長・各部長が重要施策についてどのように協議したのか、そのプロセスを市民に対して明らかにさせる事だと考えます。

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2009年7月17日 (金)

臨時議会報告─その2《補正予算》

 今回臨時議会における補正予算の審議結果についてご報告します。

 補正予算は、国立駅周辺まちづくりマネージメント委託料(1,632万円8千円)を除いた修正案が賛成多数により可決成立しました。

 公明党4名、明政会2名、共産党3名、つむぎの会1名、計10名が原案に反対・修正案に賛成。
 生活者ネット3名、民主党2名、社民党・みどり2名、計7名は原案に賛成・修正案に反対。
 自民党新政会4名は退席。

 上村は原案・修正案共に反対しました。

 修正案を提案したのは、公明党・明政会・共産党です。

 自民党は、「3月議会における市長の公言の履行を優先すべき。委託内容だと12月までに基本計画も道路認定もできない。『確実な道路だけでも先行を』と進言したが、関口市長は耳をかさなかった。何より3月議会の公言を果たすべき」と主張して、退席しました。

 私は、全員協議会で発言した通り、「1,632万8千円は、2007年9月議会で提案された872万円の委託費用の成果があがっていれば必要なかった委託である。前委託で『JRにとってのメリット』とした南口共同事業を、なぜJRから断られたのか、この総括なくして、また次の委託をと提案されても承諾できない」と述べました。

 6月議会が流会したにも関わらず、何故かまちかどオープンハウスと市民説明会が開かれました。
 そこで配られた資料の表紙には、まだ確定していない概要図が印刷されていました。市民は概要図が決定事項と思ってしまいます。その絵に誰が責任を負うのでしょうか?
 また裏面には、まさしく、今回の補正の委託の中味となるマネージメント組織をつくると明記してありますが、補正予算が否決されてもつくるつもりだったのでしょうか。
 まちかどオープンハウスや市民説明会は、せめて、臨時議会以降に開くべきではなかったでしょうか。

 何より、JRから共同事業は困難と言われてからも、関口市長がJRに直接出向いていない事が問題であると感じました。

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2009年7月16日 (木)

臨時議会報告─その1《なぜ、技能系・労務系市職員のみ給与を下げるのか?!》

7月15日、臨時議会が開かれ、6月議会で審議未了となった補正予算等について審議しました。

「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」
 技能系・労務系職員の月額給与を3%引き下げるための条例案で、私一人が反対でした→反対理由は後述。

「平成21年度国立市一般会計補正予算案」
 補正予算は、国立駅周辺まちづくりマネージメント委託料(1,632万円)を除いた修正案が賛成多数で可決成立しました。私は、原案・修正案共に反対しました。詳しくは、「臨時議会報告─その2」でご報告します。

「国立市監査委員選任の同意について」
 監査委員は公明党の中川君代さんが提案され、議長と本人を除く22名の無記名投票により、○17名、×2名、白票3名で可決されました。私はきちんとした監査を期待して、賛成しました。
 今回も無記名投票でしたが、無記名投票は時間もかかり、まどろっこしくてやはり良くないと思います。評決は挙手で行ない、討論も認めて、議員一人一人の賛否を市民に対して明らかにすべきと考えます。
 始まったばかりの議会改革特別委員会で早急に改善すべき事と提案したいと思います。

環境基本条例策定のための議員提出議案が公明党の小口議員の声かけで出され、全会派が賛成し成立しました。
 私も委員となりました。三多摩26市中ないのは国立市のみ。私にとっては、初の条例策定です。頑張ります。

明和マンション裁判に関連して公明党の斎藤やすよし議員からの緊急質問が出されました。詳しくは、「臨時議会報告─その3」でご報告します。

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 【技能系・労務系市職員の給与引き下げ】

 今回臨時議会の最初の議案は、「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例案」でした。

 これは、国の人事制度改革の中で、従来の号給間を更に4分割し、能力評価に細かに対応できるようにした事と、技能系・労務系職員の月額給与を3%引き下げるものです。

 三多摩26市中、国立市と多摩市だけが取り組んでいなかったとして、組合とも妥結したとの事で6月議会に提案されました。総務文教委員会での審議は終えたものの、最終本会議が流会となったため、審議未了となり、今回再提案されたものです。

 結果は、私のみ否決、他は賛成で可決成立しました。

【私が反対した理由】

 なぜ技能系・労務系の職員のみ月額給与を3%引き下げるのか、全く納得いきません。

 国立市で該当する職員は、環境センターで働く作業員(6名)、保育園の調理員(10名)・用務員(1名)、給食センターの調理員(7名)、運転手(4名)、事務補助(1名)の合計29名で、3%引き下げの効果額(市財政に対する効果)はたった45万円です。

 一般事務職員と格差をつけるためにだけ「改正」したようなものですが、なぜそうまでして引き下げなければならないのでしょうか?
 当局は、「民間並みにした」と言います。「他の自治体はもっと低い。国立は周りと比べて『高い』ので、問題にされる。公務員は情勢適応の義務があり、『民間並』にしないとダメなのだ」と言うのです。

 「なぜ、事務系に比べて技能系・労務系は低いのか。考えたり、悩んだり、変だとは思わないのか?」と聞いても、「議員さんのおっしゃる事は充分わかるのですが、市の職員の給与は高すぎると市民からの批判が強いので」と答えるだけです。

 市民の考えはいろいろです。
 例えば、福祉の面では、「生活保護を受けている人は甘えている」とか、「働かない人間に税金を投入するのは納得がいかない」とか、「しょうがい者にお金をかけ過ぎる」と言う市民もいます。自分の暮らしが厳しくなるほど、様々な批判が出てきます。
 そういう市民の批判が高まれば、福祉も削るのだろうかと思ってしまいます。

 技能系・労務系の仕事は末端の大変な仕事で、在宅でのホームヘルプに似ています。本来の業務を滞りなく進めるためのアシスト的業務です。

 これまで、市役所の仕事は、職種や能力に関係なく年功序列でした。
 それでは職場の効率化は図れないと、代わりがきくとされる技能系・労務系は、正規職員から民間委託へ、もしくは、嘱託(非正規)やアルバイトへと移され始めました。
 今給食センターで調理作業に携わるのは、正職員・再任用職員・アルバイトと、雇用形態も賃金形態も違う人達です。
 同じ作業をしながら支払われるお金が違うと、職場でどのような弊害が生じるかは深刻ではないでしょうか。

 今回、一般職と技能系・労務系とを分け、技能系・労務系の月額給与を引き下げた事は、公が、労働格差を認めた事になります。低い方にあわせていくやり方は危険です。

 これは大変な問題だと思います。その事に無自覚になると、窓口に来た市民への対応にも無意識のうちに偏見が生まれはしないでしょうか。どんな人が窓口に来られても丁寧に対応する、そのために市役所で働いている公務員には、どんな職種であっても、同じ給与を税金から支給しているのだと私は思います。
 市役所の仕事はすべて、市民が困っていたら手助けする仕事です。そのための給与であり、安心した暮らしの担保だと私は主張したいのです。

 29人の職員さんの顔も見ず、声も聞かず、削減効果額45万円の給与見直しに心が痛みます。
 しなくてすんだはずの「改正」を、市長は、その方々の顔を見て、頭をさげて、痛みをもって行なったのでしょうか。今回の「改正」は、得るものより失うものの方が多いと私は思います。

 定年まで一職工として油まみれになって働いた長崎の亡き父の顔が浮かびます。私の痛みはここから生まれてくるのだとわかりました。
 末端の現場で汗水流して働く人を大切にしない施策を私は認める事はできません。

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2009年7月14日 (火)

国立駅周辺まちづくり基本計画案についての全員協議会2日目は、翌日の臨時議会の前哨戦になりました。

 本日の全員協議会は、翌日の臨時議会の前哨戦とも言えるような、それぞれがそれぞれの立場を鮮明に示すものとなりました。

 生活者ネット、民主党、社民党・みどりの7人は、基本的には関口市長を支持する立場から討論を行い、市長から、「臨時議会で検討する補正予算の中の1,632万円のコンサルタント委託は、12月までに基本計画を策定するためには不可欠である。なぜなら、そのコンサルタントは、他市の駅前整備で、JR・市民・行政をつないでの素晴らしい実績があり、行政だけではできない専門的見地がある。旧駅舎復原や、南口公共用地とJRの駅前広場をトータルのイメージで共有して作り上げるためには、どうしてもコンサルタントが必要」との見解を引き出していました。

 明政会は、いろいろ質問した後に、「基本計画はJRや交通関係者など様々相手があり、慎重に検討しなくてはならないので、12月までには無理かも知れない。しかし、3・4・10は国立市が決断すれば良い事なので、何も12月まで待つ必要はない。9月議会に道路認定の議案を出してはどうかと提案する。この提案を市長が受ければ、明日の補正予算のコンサルタント委託を前向きに考えよう」というものでした。

 関口市長は、3月議会で公言した通り(これは、当時自民党幹事長だった松嶋さんと関口市長が作り上げたもの)、「3・4・10号線は駅周辺まちづくり基本計画の中で決める事なので、道路だけ先に進める考えはない」と答えました。

 9月議会に道路認定の議案を提案すれば、補正予算に賛成するという提案は、自民党新政会も、おそらく公明党も同じであろうと思います。その条件をのまない場合は、駅周辺まちづくり基本計画コンサルタント委託費を除く修正案を提出するものと思われます。

私の考え
 私は、今回のコンサルタント委託費用1,632万円は、2007年9月議会で提案された基本計画策定のための872万円のコンサルタント委託費用の総括なしには、審議できないと意見しました。

 なぜなら、当時、市長は、JRと交渉するための必要な具体的数字を盛り込んだ基本計画を策定するためにコンサルタント委託は不可欠と、今回と全く同じ事を言っていました(今回も基本計画策定のための委託)。
 私はその担保なしとして反対しましたが、他の議員は、基本計画案をつくるためのまちづくり推進協議会が立ち上がったばかりでもあったので、そのフォローのためにも必要と賛成した訳です(今回は「まちづくり推進協議会」が「まちづくりデザイン検討委員会」に変わっただけ)。
 第1回まちづくり推進協議会の席上、「JRとの窓口はどこがするのか」と問われた際、事務局は、「市が窓口となり、今後、JRとのやりとりは逐次ご報告いたします」と答えています。
 それで役割分担した訳ですが、基本計画案はそのほとんどがJRに関わるため、2008年2月、基本計画案のまとめの段階になってからも、委員から、「やはり、今からでも、推進協議会として直接、JRさんの意見を聞いた方が良いのではないか」との意見が出ました。しかし、ついにそのような場は開かれませんでした。これはタクシー会社やバス会社も同様で、後の問題の原因となったわけです。

 その間、JRと推進協議会の間をつないだ市は、逐一状況を双方にきちんと報告していたのでしょうか?

 その時できあがった推進協議会の基本計画案では、各所に、「JRにとってのメリット」と称する記載があり、南口公共用地とJR所有の用地を共同事業として整備する事も「JRのメリット」として書かれてありました。
 しかし、JRは、権利関係が輻輳する事は将来的にデメリットとなるとして、2009年5月、共同事業は困難との意志を明確に打ち出し、むしろ2006年9月の旧駅舎に関する取り決め通り、旧駅舎復原のために南口駅前広場の用地をどれくらいの広さで買うのか明確に示して欲しいと要請してきました。

 国立駅周辺まちづくりの要と言われた、南口公共用地とJR所有の駅前広場の一体化事業において、872万円のコンサルタントの成果は全くなかったと言えるのではないでしょうか。

 更に、JRから、自分達の合意なくして基本計画はつくらないでもらいたいと、推進協議会の基本計画案ができあがった後で言われたという事はどういう事なのか?
 推進協議会の進行に合わせて、なぜJRの合意がとれなかったのでしょうか?

 また、今回、JRから共同事業は無理と言われた後、なぜ関口市長は自ら直接JRに出向き交渉することをせず、半分断念のかたちで、単独事業の案を検討案として出したのでしょうか?
 その折り合いのつけ方が、市民やまちづくり推進協議会や議会の不信を招くのではないかと私は考えます。
 今回のコンサルタントの提唱するマネージメント組織であるデザイン検討委員会には、JRが入らないと意味はありませんが、既に、JRも東京都も入る意志はないと明言しています。
 2007年9月の時にこのコンサルタントに委託していれば良かったかもしれませんが、時既に遅しです。
 今となっては、JRが言う「行政との個別協議」を今後も継続し、それにかけるより他ありません。

 今後は、市長自身がJRと話しあい、市民の意見、まちづくり推進協議会からの基本計画案、都市づくりパブリックデザインセンターの報告書(本年4月提出)、他これまでの膨大な資料をもとに、必要に応じ専門家にアドバイスを受けながら煮詰めていく事が、一番確実な方法であると私は思います。

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2009年6月29日 (月)

臨時議会が7月15日に決まった「そうです」

 午前中、会派代表者会議が開かれました。
 会派代表者会議は議員2人以上が所属する会派の代表者が、議長の求めに応じて集まり、話しあう場です。

 現在、会派代表者会議を構成するのは、共産党(4人)、自民党新政会(4人)、公明党(4人)、生活者ネット(3人)、明政会(2人)、民主党(2人)、社民党・みどり(2人)、以上7会派の代表者7人、及び正副議長です。池田智恵子さん(つむぎの会)は一人会派ですが、副議長ですので、会派代表者会議に参加します。
 つまり、完全な一人会派である政和会(井上健さん)とこぶしの木(私)は、会派代表者会議にも議会運営委員会にも議会報編集委員会にも参加資格がありません。

 「それっておかしいよね」と国分寺市議の亀倉さんに指摘され、はっとしました。
 国分寺市議会は規則を変え、一人会派の議員も、会派代表者会議と議会運営委員会のメンバーに加えています。その理由は、市民が選んだ議員に不公平が生じる議会運営であってはならないという考え方が全議員に共有されての事だと聞きました。しかも、その意見が一人会派の議員から出されたのではなく、多数所属する会派(亀倉さん自身も何人かで会派を作っています)から出されたのだとの事です。

 国立市議会では、「参加資格のない議員は傍聴を」と呼びかけていますが、発言権のない場でただ傍聴するだけでは何の意味もなく、私は傍聴していません。従って、結果報告を議会事務局長から受けます。
 「なんで権限のない事務局長が報告するの?」と亀倉さんから言われて、更にはっとしました。

 事務局長にできることは結果報告だけで、それに対して、私が質問しても意見を述べてもそれに答える権限はなく、せいぜい、議長に伝えるぐらいしかできません。

 本日の場合、午後に私が結果を問い合わせました。
 議会事務局長の報告は、「13日と14日の2日でくにたち駅周辺まちづくり整備基本計画案についての全員協議会、15日が臨時議会に決まりました」とサラっとしたものでした。
 15日に臨時議会が開かれそうな話しは聞いていましたが、13日と14日の件は初耳でしたので、「決まった」との報告は少しおかしいのではないかと意見しました。

 そして、今後、一人会派の意見を反映できる方策を議長に考えて欲しいと、権限のない議会事務局長に伝えましたが、高原議長に届く保証はありません。

 先日の話しの中で、亀倉さんは、「全会派の意見を集約できる体制ができたら、おおがかりな議会改革をしなくても良いのよ」と話されました。確かに全会派で協議できたら、一番なのだと思います。

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 午後は地域保健福祉計画の「どの子も豊かに育つための教育制度づくり」ワーキンググループを傍聴しました。

 発達しょうがいの子どもを持つ親の会からは、
 「これまで、学校の先生にどれくらい気持ちを逆なでされる事を言われたか。私の子どもはコミュニケーションしょうがいだが、学校の先生の方がコミュニケーションがとれていない気がする。学校がまとまっていないと子ども達も落ち着かない。学校内のコミュニケーションが必要ではないか。子どもの診断がつかない内は学校は動かない」
といった意見が出されました。

 かたつむりさんからは、
 「自分達のところには、車いすの身体しょうがいのある人や知的しょうがいのある人たちがたくさんいるが、そのメンバーで6小の学習発表会に行った時、普段からそのようなしょうがい者に接していない多くの子ども達は不思議がる。小さい頃から当たり前な付き合いが必要」
との話が出されました。

 最後に車いすの委員の方が、
 「昔も今もしょうがいのある子に変わる事を求めている。子ども一人に背負わせるのはシンドイ。コミュニケーションとは何か。ひとりではつかない力だろう。集団にいて、どちらも学ばないといけない。子ども同志に話しさせないで、親と親、親と教師が話そうとする。
 学校時代にしょうがいのある仲間との体験がないまま、教師になる人も多い。大人になって『共に生きる』と言われても分かりようもない。だからこそ、小さな時から共に学ぶ事がどちらにとっても、つまりみんなにとって大切なのだ。
 スマイリースタッフの関わりは慎重に。あまりにその子の担当のようにつくと、他の子は引く」
と述べられました。

 以上、大変勉強になりました。
 次回7月22日は早川教育長と話し合います。
 とても重要な話し合いだと思いました。

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2009年6月26日 (金)

実りあるものにしたい議会改革特別委員会

 本日は第1回議会改革特別委員会です。
 委員長は民主党の生方さん、副委員長は自民党松嶋さん。この30代コンビでまとめて行こうという訳です。
 かように地方自治体に国政の二大政党の対立はそぐわない訳です。地方自治体は議会としての独自性の方がむしろ重要です。

 生方委員長から、みんなの主体性を大事にしながらやりましょうとの方針が出され、1回目はKJ方式でのワークショップ形式で進みました。
 始めに、「今の国立市議会の課題は何か、好きなだけ書いて下さい」と小さな短冊を渡されました。
 その後、それを、(時間がないので、正副委員長と事務局とで)制度・議会運営・コストの3つに分類し、次回7月29日(10時~12時)に解決策について、再び出す事になりました。

 私としては、この10年間たまっていた沢山の納得いかない点を前向きに検討提案できる場がようやくでき、嬉しいです。
 この特別委員会設置の本当の目的が定数削減にある事は、百も承知です。それでもやはり、考えなければならない事は山とあるのです。

 私が書いた中味に少し補足を加えて紹介します。

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 「暫時休憩」が長い、何のためかわからない。
 暫時休憩中に起きている事そのもののやり方を見直した方が良いと思います。
 例えば、六月議会25日の暫時休憩中、市長公室で、関口市長・生活者ネットワークの阿部さん・民主党の生方さん・社民党みどりの重松さんと自民党新政会の4人(石井さん・青木さん・石塚さん・松嶋さん)で話し合っていたとの事。これが「調整のための話し合い」だとしたら、何か変?と私は思います。

 市長・部長等職員の反問権がないため、提案政策を議論できない。
 この課題を書いた委員は多く、議会の課題について、職員さんから率直な意見を出してもらおう!という提案も出ました。

 市長提案の人事案件について表で議論すべき。
 この件は、提案説明も質疑も討論もなく、しかも無記名投票です。市民には何がなんだかわかりません。早急に見直し、議員の表決も明確にすべきです。

 議会選出の人事について決め方の問題。

 議員間の議論が認められないため、協議合意までいきつかない。

 北海道栗山町議会基本条例のような議会の基本姿勢を示す条例がない。

 パブリックコメントを取る場がない。
 今回の議会改革について、インターネット等でパブリックコメントを求めようとの提案も出ています。
 ※パブリックコメント:行政が実施しようとする政策について、まず素案を公表し、住民に対して意見の提出を求め、それを行政の意思決定に反映させようとする仕組み。

 陳情・請願の扱いを全ての議案の後にするのは問題。
 議会への市民参加の代表的なものが陳情・請願だが、その取り扱いが全ての議案の後で、いつも長くお待たせしているのは問題。早急に改めるべきです。

 平日の昼間の議会なので働く人が傍聴できない。
 夜とか、休日に公民館等で開いてはどうか。多摩市の出前議会報告会など。

 議会事務局に法律や情報取り扱いの専門家がいない。

 重要案件は一人会派も交えた会派会議でまずは意見を聞いて欲しい。
 一人会派(私は一人会派)は、会派代表者会にも、議会運営委員会にも、議会報編集委員会にも、参加資格がありません(なぜ?)。参加資格は本来、全議員にあるはずです。
 政党だけではなく、会派という捉え方も見直すべきだと思います。市民は、一人の個人名を投票するのですから、そこを最大限大切にする議会運営にすべきです。
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 等です。実際は17項目書きました。たくさんあるんだねと言われましたが、書けば書くほど浮かんできました。

 議会改革特別委員会そのものが、ある意味、議会のあるべき姿のモデルとなりますのでいろいろやれたら良いと思います。
 まだ第1回目で、この先いろいろあるのかも知れませんが、こういうみんなで創りあげていく会はワクワクしますし、楽しかったです。

 議会運営について皆さんのご意見をお寄せください。

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 午後は、控室で甲州街道の歩道の狭さについて、TBS『噂の東京マガジン』さんの取材を受けました。午前中は石井議員・小口議員がインタビューを受け、午後は私でした。

 実感調査に超党派の議員やしょうがい者団体の皆さんが力を合わせて取り組んだことを話せたら良かったなあとか、国や東京都と、現場である市の違い──、現場の強さは、何といっても住民の実感と共にあることなんだとカッコ良く言いたかったなあと悔いが残りました。

 本当に伝えたかった事が言えなかったようで心残りです。

 東京オリンピック当時、突貫工事で歩道を車道に変えていった訳ですが、その事については言い伝えぐらいしか残っておらず、具体的な証明は難しいです。しかし、地域の真実の記憶として潜在的に残っていたからこそ、今回、新たなオリンピック話しが持ち上がってきた時に、蘇ったのだと私は思います。

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2009年6月24日 (水)

自然流会にア然!──最終本会議

 本日は最終本会議です。
 いつもの事で、夜中になるなあ、もしかすると徹夜かも、でもバンバン質問して議論するぞーっと、腕まくりして張り切って市役所に向かったのですが~~。

◆質疑に入らず審議ストップ

 問題の補正予算に関する委員長報告が午後2時前に終わり、公明党・明政会・共産党の各幹事長連名の修正案(国立駅周辺まちづくり基本計画策定委託費用1,632万8千円を削除)の提案説明も終わり、いよいよこれから質疑!となったとたん、自民党の幹事長の石井議員から、「調整のための暫時休憩」を求める発言があり、審議はそこでストップしました。

 しかし、この時点では、いつもの事であり、所詮私には関係ない事と、さっさと議員図書室に入り、これまでの報告書を見直す、いわば予習の時間ができたぐらいの気持ちでいました。

 報告書を読み直し、いろいろ考えていました。

 JRとの共同事業は今年の2月ぐらいに無理と言われたから、旧国立駅舎を復原するための底地を2千平方メートル全て買うか、旧駅舎部分の7百平方メートル買うか、その間なのか検討しなくてはいけなくなったとの市の答弁は、2003年段階に戻ったみたいだなあ……とか、
 03年当時の報告書には7百平方メートルでも6億円と書いてあり、2千平方メートル全部買うと20億円ぐらいだよなあ。だけど、当時から6年たち、整備されたから、もっと地価は高くなっただろうなあ……とか、
 28億円で買った土地開発公社所有の南口公共施設等用地(現在駐車場として暫定活用されているところ)は4千平方メートルとの事だが、売るとしたらいくらで売れるだろうか?……とか、
 JRから、今年になって、西側高架下のタクシープールは、構造上、車を走らせる事は無理と言われて断念したと市は言っているが、この10年間、なんで無理な事がわからなかったんだろう……とか。

 いろいろ考え、質問したい事が更に増え、はよ始まらんかい!と思っている内に、4時になり、さすがにドーナッテンノ?と気になり、様子伺いに高原議長のところに行きました。

◆相変わらずの“水面下交渉”

 すると、自民党新政会の4人が市長と話しにいき、決裂して帰ってきて、市長は共産党を除く7人(生活者ネットワーク、民主党、社民党・みどり)と相談し始めたとの事。
 なるほど、原案賛成組に亀裂が入ったわけかあと思いながらも、高原議長には、「議長なんだから、決裂や相談の中身を聞いて下さいよ~。なんだか、ちっともわからないじゃないですか~」とぼやくしかありませんでした。

 そして、また議員図書室に入って調べ始めました。

 5時前となり、時間延長を諮るために再会すると議長が告げに来ました。

 また図書室を出ると、何やら不穏な空気です。
 どうやら、時間延長せず、今日は5時で一旦終わらせ、仕切り直し、臨時議会を開かせようとの相談がなされているとの事。廊下で若干の言い争う声がします。

 この頃には、その水面下の政治的かけひきから完全に外されている私は、シラケた気分を通り越し、冷め切った気分になっていました。

 5時ぎりぎりになって、どうにか全員揃いました。
 時間延長に賛成(もちろん、私も賛成)が11人、反対12人で自然流会となりました。

 今議会には、議会選出の監査委員の人事の件もありました。
 青木議員の任期が終了した事を受けて、次に公明党が中川議員を推薦し、過半数の賛成の見通しをたて、市長に推薦にいったそうです。ところが、市長は、「共産党を除く7人の与党の議員が(その中で板谷議員が推薦されている事もあり)ダメと言っているので、それを無視するとこれからの市政運営が困難になりますので」と言って受け付けず、公明党が怒っていたとの話しを聞きました。

 私が図書室にこもっていた時、そういう動きが展開していたのかと、改めて驚いた次第です。

 私にも双方から、中川議員を推薦したい、板谷議員を推薦したいとの声はかかっていました。財政に対する政治的視点は違うものの、お二人ともしっかりしているから適任だと思います。
 従って、本来は、会派会議で両者の監査への姿勢を主張してもらい、その上でどちらを選出するか協議して決めるのがスジだと思います。

◆なぜ議場で議論をしないのか

 「情報公開・説明責任」と言いつつ、市長も議会会派も議場での議論ではなく、個別交渉で決めようとします。

 傍聴にきた市民への説明も、その市民と関係する議員が個別に行うのかと思うと、なんだか情けなくなります。まして、そういった時の議員の説明は、あくまで自分の立場からの説明です。異なる意見を聞き、その中から判断するという市民の権利は奪われています。
 更には、そういった議員のいない市民にとっては、その程度の判断材料すら提供されないことになります。

 いつのまにか、私も、水面下の動きとは全く関係なく、その枠の外に置かれる立場になっています。
 リングに上がらないまま終わった試合のように、欲求不満が残ります。

 今回、結論が出せなかった補正予算については、臨時議会を開かなくてはいけません。都議選の後になる可能性が高いとのことです。
 職員にとっては、夜中まで議論されて否決されるより、5時で終わって、水面下交渉でこれで良しの合意点まで市長に作ってもらってから、臨時議会ですんなり通った方が良いのかもしれません。

 しかし、私は、議会の民主主義が揺らいで来ているのではないかと感じます。

 26日午前、議会改革特別委員会が開かれます。私もメンバーです。この中で、あきらめず、議論していきたいと考えます。

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2009年6月22日 (月)

国立駅周辺まちづくり整備計画策定委託料1,632万8千円を巡り、議会紛糾。結論は最終本会議へ! 保育審議会条例案については、市長方針と部長方針との矛盾は混乱のもと、庁内の意志一致が先であり反対。

 六月議会は、15日総務文教委員会、16日建設環境委員会、17日福祉保険委員会が終わり、24日の最終本会議を残すのみとなりました。

 今議会の争点は、補正予算に含まれる「国立駅周辺まちづくり整備計画策定委託費」1,632万8千円です。

☆問題点──

【1】本来、このような市の重要な政策的な委託費は、三月議会で審議される当初予算に盛り込むべきです。
【2】三月議会では何の説明も報告もなく、今議会で唐突に提案されました。

【3】丁寧な経過説明がなされていません。

 今議会において、この委託費の件を三月議会に提案できなかった理由がわかりました。
 市は、国土交通省の財団法人である「都市づくりパブリックデザインセンター」(UDC)に駅周辺まちづくり協議資料の作成を委託していたのですが、その報告書の提出が3月27日となったためです。
 三月議会では、駅周辺まちづくりに関して、議会が空転するほど紛糾していました。その一方で、このような委託がなされていたわけですが、その事を私は全く知りませんでした。
 何らかの丁寧な報告が必要であったと考えます。

【4】六月議会前に、議会に対して、3月27日にUDCから提出された報告書の説明を行うべきでした。

 報告書の中でUDCは、市のこれまでの進め方の不備を何点か指摘しています。これまでにない重要な指摘でした。
 事業推進体制の不在、多様な事業の輻輳、まちづくりのコンセプトの不明瞭さ等です。
 また、この課題の解決のためには、意志決定のプロセスを一本化し、事業全体をマネージメントできるデザイン検討委員会の立ち上げが提案されています。
 この報告書をもとに、市はUDCに今後も委託したいと考え、今議会への提案につながった訳です。

 しかし、私は、初日の大綱質問で初めて上記の報告書の存在を知りました。その提出を求め、出てきた報告書を読み、再度整理してようやく事の全容を理解した訳です。

【5】議会の賛成を得るためには、行政側の努力が必要です。

 3月の当初予算では一言も触れず、六月議会に1,632万8千円もの委託費を提案しても、議会にすんなり受け入れられる訳はありません。なぜ段階を追って丁寧に説明しなかったのか、本当に不思議です。

【6】どんなに良いコンサルティング会社でも、このような扱いでは、本領を発揮できないのではないでしょうか。
【7】市がJRと協議するためには、まず議会との協議が必要です。議会と協議するためには、市のコンセプトが明確に絞り込まれていることが不可欠です。
【8】市の現状認識をはっきりと打ち出すべきです。

 ※JRは、土地の権利問題が複雑化するので、市との協同事業をする気はない。
 ※JRは、今後市が予定している検討委員会にも加わるつもりはない。
 ※JRは、「旧駅舎の復原は、底地を有償で市が買い取る事が前提。早く市の方針を出してほしい」と言っている。
 ※JRは、「西側高架下のタクシープールは、構造上できない」と言っている。
 ※バス会社・タクシー会社・警察は、旭通り・富士見通りの一方通行は無理との判断を示した。
 等々。

【9】上記のJRの意向を受け、市はどうするかを決めることが先決です。

☆補正予算に対して──

 高原さん(共産党)は議長なので、可否同数の場合にのみ議長採決として自分の意志を反映できますが、原則として採決の数から除外されます。
 従って、議長を除く23人の議員で採決しますので、過半数の12人以上で賛否が決まります。

 現在までに賛成の意志表示を明確にしたのは、
 生活者ネットワーク(3)、民主党(2)、社民党・みどり(1)、自民党新政会(2)、政和会(1)
 の9人です。

 原案反対で、委託費用を除く修正案を提案すると表明しているのが、
 共産党(3)、公明党(4)、明政会(2)、つむぎの会(1)、こぶしの木(1)
 の11人です。

 残る総務文教委員長の重松さん(社民党・みどり)、建設環境委員長の石塚さん(自民党新政会)、福祉保険委員長の石井さん(自民党新政会)の3人は、委員長のために意志表示に加わっていません。
 最終本会議には、この3人の賛否も加わります。
 委員会の流れで行きますと、3人がそれぞれ所属する会派は賛成なので、3人とも賛成の可能性は高く、ぎりぎり過半数で可決されそうです。
 もっとも、3人の中に反対の方もいるとの噂もあり、そうなると否決されますので、最後までわかりません。

 また、私は保育審議会条例案に反対の意志表示をしています。
 九月議会で再度提案する事にして、それまでもっと庁内の意志一致をはかるなど慎重に事前準備をしたらどうかと意見しました。
 補正予算の中には保育審議会関係の予算も入っています。従って私は、駅周辺まちづくり整備委託費用のみ除外した修正案に加わる事が可能かどうかわかりません(修正案は最終本会議で提示されます)。
 もし私が修正案に加わらなければ、どれも過半数にいかず、補正予算そのものが×となります。
 いずれにしろ、最終本会議に結果がゆだねられる事になりました。

 関口市長は、この委託が可決されなければ、12月までに基本計画をつくり、3・4・10号線の認定まで進むことはできないように話しています。
 賛成の会派はその市長の考えに同調しています。

 反対の会派のなかで、公明党は、2007年の(株)RIAへの委託850万円(予算額)を認めたが、市長が財源等を明確にするとの当初の約束を守らず、その事に対する反省もなく、もうこれ以上市長の言葉に対する信頼性はない、また、これまでのコンサルティング会社委託の成果が得られていない、職員でやれば良い等を理由に反対しています。

 また共産党は、3・4・10号線はいらない、全体計画を縮小する、旧国立駅舎は復元の方向での見直しを求める等で、理由は異なりますが、委託を認めないことでは一致し、反対としています。

☆国立駅周辺まちづくり整備計画に関するこれまでの委託費用は──

【佐伯市政】
 1999年度=194万2,500円(『国立駅周辺プラン報告書』 旧国立駅舎保存・活用について、委託先:マヌ都市建築研究所)

【上原市政】
 2000年度=147万円(市民アンケート委託等)
 02年度=157万5千円(『国立駅周辺地区まちづくり計画検討委員会報告書』 整備課題の整理と交通動線、旧駅舎活用について、委託先:マヌ都市建築研究所)
 03年度=228万1,650円(『国立駅周辺まちづくり基本計画資料』 旧駅舎を中心とした歩行者中心の森の駅構想、南口公共施設等用地と一体化した事業について、委託先:マヌ都市建築研究所)
 04年度=262万5千円(『国立駅周辺まちづくり整備資料』 旧駅舎の曳き家と保存、復原用地確保のための、南口公共施設等用地における事業の検討について、委託先:マヌ都市建築研究所)

 以上全ては、旧駅舎を保存・復原する事を主眼におく計画でした。
 その中で、曳き家が一番安く効率的と述べていましたが、事実としては、解体保管が断トツに効率的である事がわかりました。

 06年六月議会で3度目の曳き家案が否決され、12月には旧駅舎は解体されました。この一連のでき事で、上原前市長は3期目の出馬を断念しました。

【関口市政】
 07年度=286万6,500円(交通体系調査委託、委託先:パシフィックコンサルタント)
 同年度=795万円(基本計画策定に向けて立ち上がった推進協議会の資料作成のため等の委託、委託先:株式会社アール・アイ・エー)
 08年度=362万2,500円(推進協議会から出された基本計画案に対して示された、JRやバス会社・タクシー会社・警察などの関係機関の意見との調整をはかった整備資料づくり、委託先:財団法人都市まちづくりパブリックデザイン研究所)

 委託費用のこれまでの合計は、2,433万3,150円になります。
 更に今回、1,632万8千円の委託費用が加算されると、4千万円を超える委託費を使った事になります。

 なぜこんなに何回も多額な委託が必要なのでしょうか。
 それは、JR所有の南口広場に何が何でも旧国立駅舎を復原したいという上原・関口市長の公約にあります。その責任を明確にする必要があります。
 有償で底地を買い取るつもりなら、そう明言すべきです。

☆私の考え──

 私は、
 ※新しい南口広場に旧国立駅舎を復原しない。
 ※JRにできるだけ広い南口広場を求めていく。
 ※また、JR関連民間施設の土地と南口公共施設等用地の活用については、互いが連携できるように、密な情報交換をする。
 等です。

 そのためには、市長の責任で実現可能な確実な基本計画を作り、そのもとにこれまでと同様、小沢参事・門倉課長が担当者となって、JRの担当者と協議を積み重ねていくより他ないと考えます。地道かもしれませんが、同じ人がコツコツとやる事でJRとの信頼関係もできるだろうと考えます。

 中央線沿線では他にはない真っすぐ大学通りが見えるワイドビューを作った事、また同じく中央線沿線では他にはない18人乗りのエレベーターを設置した事。この二つは、国立市とJRとの協議の成果です。

 この方向で、新南口広場や高架下の利用計画を国立のまちの特性を考えて作っていけたら、一番スムーズで、コストも無理なく無駄なく、身の丈にあった調度良い案配に落ち着くのではないかと私は考えます。

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2009年6月11日 (木)

一般質問、今回もブチ切れ!

P6113925  本日、私の一般質問でした。

 前日の夜、最近癖になった矢川ジョナサンの気にいった席で、最後の原稿のまとめをしました。

 私の後ろの席では、初老の男性が背を丸め、指を折りながら、明らかに履歴書と思われるものを書いています。
 向こうの席から「このままだと、生活保護よ」という女性の声が聞こえてきます。
 真夜中のファミリーレストランは、ひとつの「居場所」になっていることを実感します。夜の困り事市民相談を受け付けたい気分になりました。

 時代の厳しさを感じながら、翌日の一般質問で、自分が何を言いたいのか、考え抜く作業をします。毎回が一期一会の一般質問です。
 市民の方々から託された大切な60分間であり、「いのち、暮らしを守るため」の生存権の主張の場です。宗教者なら滝で禊ぎをしながら神と対話するところでしょうが、私は深夜のファミレスで時代の声と対話します。

 時代からのSOSが聞こえると、自分の感情が動きます。その感情を思考まで深め、言葉に置き変えるのがツメの作業ですが、私の場合はタイムリミットのぎりぎりまで考え込まないとできません。
 おかしな例えかもしれませんが、「鶴の恩返し」の鶴が自分の羽根で布を織るのと、感覚的にはピッタリだなあと思うことがあります。

 当事者の方々が置かれた状況の深刻さだけではなく、どんな状況の中でも、自分は生きる権利があるという自らの魂の声に気づいたとき道は拓けるという事を、自分の実感にまで高め表明するための10年間でできあがった私流のやり方です。

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 今回、初めて質問項目に採り上げる「自殺」のテーマについて、夜中、ぎりぎりになって、昨年末、25歳の息子を自殺で失った友人とメールのやりとりをしました。息子さんは派遣会社でマネージャーの仕事をしていました。

 「基本的には和子さんの話したい話しで結構です。できたら、足し算ではなく引き算で。できるだけ少い言葉に置きかえてくださいね。明日傍聴に行きますね」というメールをもらいました。
 その時、約半年間、彼女の気持ちに添ってきたつもりで「自殺」というテーマをとり上げたつもりでしたが、それまでの感覚とは全く違う、圧倒的な実感が私を包みました。
 彼女が傍聴に来る──、もしかすると私は二重の苦しみを彼女に背負わす事になるのではないか、それは絶対できないと思いました。用意した原稿を白紙に戻し、何のために質問するのかを一から考え直しました。

 長野県は田中県知事の時、我が子をイジメによる自殺で失った方を教育委員に提案しました。その教育委員さんは二度と我が子のような悲劇を繰り返したくないと各学校を精力的に回られているという話しを聞いた事があります。当事者の話しから始める政策は非常に有効であると考えての質問でした。

 今回、私は、昨年夏以降の急激な経済危機が、10代~30代の若者に深刻な影響(派遣切り、ネットカフェ難民、就職難、野宿、過労死、自殺、引きこもり、ニートなど)を与えている事を指摘し、市として早急に実態把握を行い、上記のような困難な状況を抱えた若い人たちが安心して相談でき、行くことのできる「たまり場」をつくる必要があると思うがどうかと質問しました。
 若い人のセーフティーネットづくりに向けての提案型質問でした。

 国立には教育機関としての自主学校はありますが、成人後の人たちで、何らか理由で就職を拒否して引きこもっている人達や、就職していても不安定雇用等で一人暮らしが困難な方々の相談・支援のしくみが全くありませんし、その政策そのものも全くありません。
 その事を市として取り組むべきではないかという質問で、市長政策を問う一般質問としては、社会状況を考えると、今こそ問うべき質問をしたと私は思っています。

 そうやって臨んだ一般質問でしたが、部長も市長も全く「心なき、実感なき答弁」でした。
 つまり、自殺に関しては、「国立市は東京都で自殺率が一番低い」。「引きこもり等の実態把握はしていないが、都内にはかくかくしかじかのセンターがある」云々と、答弁書を読みあげるだけで、市として取り組むべきではないかという私の質問には全く答えませんでした。

 私がブチ切れたのは、私の質問に答えていない事以外に、部長や市長が、自分の頭で考えていないという事でした。おそらく担当課長がつくった答弁書をそのまま読んでいるのでしょう。顔を下に向けたまましゃべっています。

 部長は各部所の最高責任者です。市長は行政の執行責任者です。
 どんな問題でも、今行政に何が問われていて、何をなすべきなのか、考える力が必要です。部下がつくった原稿をもとにすることはあっても、最終的には、自分の責任で自分の見解を述べて、議員である私(つまり市民の代表)の意見と真摯に向きあってもらいたいと切に願います。

 今回、私は、「相談に訪れた市民が安心感を抱ける市役所になってもらいたい」と願って質問しました。困った事が起きたら市役所に行けば大丈夫、市役所そのものが市民全体のセーフティーネットである自覚を部長や市長に促す質問でした。
 そのためには、市役所とは何なのか、今、自分は何をなすべきなのか考え、議員と行政は、議場で、実感をもち現場感覚をもって、真剣な議論と真剣な対話をしなくては、市民に申し訳ないと私は考えます。

 現場感覚なき「官僚的答弁」に心を乱されながらも、1時間の持ち時間をギリギリいっぱい使いきった私の一般質問でした。

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 一般質問の後、後悔がおそいます。自分の力が足りないから伝わらなかったと思います。また、力不足が怒りとしてしか表現できない事を反省します。

 しかし、その後、傍聴に来た友人達と話し合う中で、この伝わらないジレンマや、心身の消耗や、心なき答弁に聞こえてしまう部長・市長との断絶感(「どうせ、わからないのだ」)が、市役所の窓口に来る社会的に困難な状況を抱えた市民と、窓口の職員との関係そのものである事に気づきました。

 何かわかって言っているのではなく、何か希望を見つけたくて、あがく私が、議場の自分なのだと思います。
 本音で本気でなりふりかまわず、体全体で吐き切る言葉は、感情的で、もしかすると汚く攻撃的かもしれません。だからこそ、時代のSOSであり、悲鳴であると思っています。

 「髪の毛ふり乱して発言するあなたを見て、そうなんだよと思い、元気をもらう人もいる。限界を感じて歎くあなただから一緒にやろうと思う人がいる。あなたのメッセージはとても大切。今からこの事をまた一緒にやろう」と言ってくれる友人達に感謝し、やっとホッとできました。

 傍聴席と一緒に作りあげた一般質問だったんだなあと思いました。

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【写真】桜満開時の国立駅ホームからの写真をパネルにし、「旧駅舎を復元すると、この風景はその陰になって見えなくなるのでは」と質問。市長は明確な回答をしませんでした。

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2009年5月29日 (金)

関口市長、臨時議会で私がこだわった提案、本気で検討してください。受け身から前向きへ転換できますから!

 10時から臨時議会が開かれ、午前中で終了。思っていたよりウ~ント早く終わりました。

 主な議案は、国家公務員の夏のボーナスを0.2ヶ月分削減する5月1日付け人事院勧告を受け、理事者・議員・職員の期末手当てを0.2ヶ月分ずつ削減する条例案3本についてです。
 理事者は、市長22万8千円減額、副市長19万5,600円減額、教育長18万円減額、合計60万3,600円減額。職員は一人平均8万9,141円減額、合計3,940万154円減額。議員は、一人約11万3千円減額、合計285万8,400円減額で、総計4,286万2,154円の減額です。

 結果は、私も含め、全員賛成で採択されました。質問したのは、私以外は重松さんのみでした。
 この厳しい経済情勢を考えるとやむなしという事で、質問も出なかったのだろうと考えます。
 しかし、私は、黙って認めてはいけないと考えました。

 本来なら支払うべきお金を、民間が厳しいのだからと、身を削って浮かした4,300万円です。特別なお金であり、そのまま一般会計の中に置く事はせず、せめて半分は活かすべきだと提案しました。
 例えば、職員提案の地域再生事業でやれる事はないのか、公募型市民起業融資、また議会では、これから始まる議会改革特別委員会の予算は0なので、スーパーバイザーへの相談や、パブリックコメントを集める等、新たに予算をつけてもらいたいと思います。

 その様な、単に税金を浮かすだけではなく、見える形で有効に活かすよう検討を求めましたが、関口市長は、「ご提案なので、一応検討はしたいと考えますが、今回の見直しはその様なものとは考えておりません」との、ある意味、あたりさわりのない回答でした。

 私は、島根県海士町という小さな島の地域再生事業を手伝った事があります。
 人口1,000人程の島で、合併せず頑張っているところです。
 町長以下、議会も管理職も、給料・報酬の40%をカットし、そうやって集めた約1億円を基に、何度も国に足を運び、地域再生事業を軌道にのせました。
 カット分で自分達の活動資金を捻出したパワーには目をみはるものがありました。

 この恐慌とも言われる時代に、ただ単に削減するだけでは、職員のやる気はだんだん失われる可能性があります。給料の削減は労働力の低下を招くのは自然の摂理ではないでしょうか。

 また、民間も公務員も全てがボーナスダウンしたら、景気は確実に悪化するのではないかと私は考えます。

 更には、地方分権下にありながら、国家公務員が対象である人事院勧告になぜ追随しなければならないのか、一度立ち止まって考える必要があります。

 議員でも、国会や区部と国立市とを比較すると、報酬は雲泥の差です。
 0.2ヶ月分と割合は同じでも、たくさん貰っている人と、そうではない人と比べると、少い方が負担感は大きいのです。

 私は、夏のボーナスで市民税や国民健康保険税の半年分を払います。残りは冬のボーナスで支払います。
 毎月の報酬は手取りで39万円で、うち、20万円を事務所の経費(家賃、印刷機リース、電話代、議会レポート作成費用等)に充て、残り19万円を私と大学生の息子の生活費に充てています。議員活動をするためには、事務所経費以外にも様々な経費が必要です。

 私は議員の仕事に誇りと使命感を持ち、毎日一生懸命働いています。自分に支払われる報酬が決して多いとは思いません。その報酬に見合うだけの仕事をしている自負があります。
 だから、ボーナスが減らされる事には意見を言いたいし、還元せよと要求します。

 議場で、「仕事のない人には仕事を、お金のない人には生活保障を」と主張するのと全く同じところからの主張であると私は考えます。

 関口市長、私の提案を本気で検討してくださいね。

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 昼休み、ライフステーション・ワンステップかたつむりの皆さんが、講演会『みんな一緒の地域』の案内状をもって、全議員の控室を回られました。
 この講演会は、6月27日(土)13時から、多摩障害者スポーツセンター第一会議室で、東松山市社会福祉協議会・東松山市総合福祉エリア施設長、曾根直樹さんをお招きし、開かれます。
 社会福祉協議会の在り方として先進的なモデルの紹介で大変参考になりますので、福祉関係の方々にも是非参加してほしいと思います。

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 午後は、調布市で開かれたメンタルヘルス市民講座に行きました。
 この日のテーマは『うつ病・境界型人格障害・神経症』でした。
 わかりやすい松浦さんの説明に、当事者の体験談や親からの質問など、「安心感を送る情報提供」とはこの事かと実感できました。
 裏返せば、いかに巷には不安と偏見を招く情報が飛び交っているかという事です。増え続ける心の病。安心感につながるこのような講座を国立で開けたらと思いました。

 六月議会の一般質問で、「いのちを守る施策について~自殺・閉じこもりの実態把握とその対応策は~」を取り上げますので、そこで提案します。

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2009年5月18日 (月)

5月18日の臨時議会は議長選挙でもめ、終わったのは何と9時!

 本日は臨時議会でした。
 2年に一度の議長等の改選のための議会で、午後には終わるものと楽観していました。ところが、議長選挙でもめ、終わったのは夜9時過ぎでした。

 定額給付金の報告など数件の議案は11時には終わり、暫時休憩となりました。ところがどういう訳かなかなか議長選挙へと進みません。
 基本的に渦中から外れている私はずっと待たされ、一体、誰に、何のために待たされているのか不明で、ひたすらストレスがたまる一方でした。
 5時少し前に時間延長を図るためだけの議決があり、再開されたのは夕方6時でした。

 結局は、議長は共産党の高原さんに、副議長は池田さんに決まりました。
 私は副議長には、一人会派の意見を尊重してもらうためにも池田さんを書き、議長にはいつもの様に「上村和子」と書きました。高原さん8票、青木さん6票、生方さん5票で、上村1票でした。

 無記名投票はやはり問題であると思います。挙手か、最悪でも記名投票で人事は決めるべきと思います。

 三月議会以降、様々な思惑が絡み、誰を議長に推すかで揉めていましたが、その結果が上記の票にあらわれました。

 本来は、議長になりたい議員が、議長になって何をしたいのかを表明し、そこに投票するやり方が良いと考えますが、私の考えを表明する場もありません。
 昨日立ち上がった議会改革特別委員会で提案しようと思います(ダメかもしれませんが、問題提起です)。北海道栗山町の議会基本条例みたいなものを作りたいと思います。

 まるでミニ国会の様で、権力闘争の前には、地方議会の民主主義は絵に描いた餅のようにどこかに飛んでいきます。
 私ができたわずかな抵抗は、5時少し前の時間延長を図るためだけに開かれた議決に「反対」した事と、議長に自分の名前を書いた事ぐらいです(それでも、ちょっとでも抵抗の意志表示ができると少しだけ胸のつかえはとれる!これって不思議です)。

 常任委員会は福祉保険委員会です。
 委員長は石井さん、副委員長は藤田さん。女性が多くて、また頑張れます。

 「充て職」に対しても大きな会派の議員はいくつもかけもちできますが、一人会派はやはりいつも不利です。私は第一希望も第二希望もダメで、最後の常任委員会で、民生委員推薦会委員になりました。
 充て職にはお金が払われ、議員間でもかなりの格差が生まれます。大きな会派からいくつもぶんどっていくやり方は変なのですが、変だと感じる議員が少ないのが現状です。

 この場合の「充て職」とは、議員が議員であることにより、他の組織の一定の職に就くことです。
 例えば、市長部局の各諮問機関等委員は議員枠が43名あります(都市計画審議会委員2名、国民健康保険運営協議会委員4名、交通安全対策審議会委員1名、景観審議会委員2名、青少年問題協議会委員3名、土地開発公社評議員会10名、三多摩上下水及び道路建設促進協議会理事委員4名、三鷹・立川間立体化複々線促進協議会委員2名、防災会議委員2名等々)。また、何市かでおこなっている多摩川衛生組合や立川聖苑組合などの一部事務組合議員、及び後期高齢者広域連合組合などがあります。

 今回、再認識したのは、やはり私はベーシックな議員活動が一番好きだということ。そこに専念できる一人会派が自分にはしょうに合っていると心底思いました。同時に、勢力争いは本当にキライなんだと自覚した次第です。

 5月29日にまた臨時議会が開かれる模様です。
 6月のボーナス0.2ヶ月分のカットを審議します。国家公務員に並んでカット(理事者も議員も)するそうです。しかたない話しではあると思う一方で、カットが当たり前になっていくのは、少しおかしいのではと感じます。

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2009年3月29日 (日)

「行政はお金がないと言ってはいけない!」関口市長の財政健全化方策案は白紙撤回を!で予算案に反対──最終本会議報告(その2)

◆予算案は成立、私は反対

 26日午後からの予算案の審議結果は、賛成多数で成立しました。
 共産党(4人)、生活者ネット(3人)、社民党・みどり(2人)、民主党(議長を除く1人)のいわゆる「与党」に、自民党新政会(4人)の14人が賛成し、残る公明党(4人)、明政会(3人)、一人会派であるつむぎの会・池田さん(1人)とこぶしの木・上村和子(1人)の9人が反対でした。

 自民党が賛成したのは、予算審議に入る前に関口市長から、「国立駅周辺まちづくり基本計画の策定と同時に、3・4・10号線延伸の道路築造に係る予算を12月議会に提案する」と、「1月20日付け市報に掲載した財政健全化方策案については方針転換と受けとめられてもしかたがない。しかし市民・議会の合意なしの健全化はしない」の二点の具体的な市長表明がなされた事を評価し賛成という事でした。

 公明党・明政会は、市長の言う12月議会での提案に担保なしとして、6月議会に前倒しでやるべきと意見し反対しました。

 つまり、自民党と公明党・明政会との間で分裂が起きた訳です。
 私と池田さんは、午前中の国保条例案の賛否を巡り、自民党のある議員からヒドイヤジが(池田さんに対して)あった事ですっかり頭にきていたので、午後からは、松嶋さんが情報提供して意見をとりまとめていた13人の協議の場には参加しませんでした。

◆またもや出てきた寝耳に水のコンサルティング委託

 午後からの(私と池田さんが入ってない)協議の中で、関口市長から早急に駅周辺の基本計画をまとめるにあたって、新たにコンサルへの委託費用を1千万円~2千万円のあいだで認めてもらいたいとの話しが出たそうです。

 これには驚きました。まさしく寝耳に水で、前回のコンサル委託費用については財政フレームがなされなかった事で大問題となったにもかかわらず、またまたコンサル委託費用をとは、到底納得いかない話しが、市長と自民党との話しで出ていたのです。おそらくこの話しは、与党は当然知っているだろうと思います。一人会派の私と池田さんはやはり最後まで知りませんでしたし、その新たなコンサル委託費用の話はただの噂話なのか、それともその内諾も含めて予算案は丸になったのか、水面下の話ですから、確かめようもありません。

 それにしても、3・4・10号線はいらないと表明する共産党と、3・4・10号線の道路認定を12月議会に必ず提案させたいとする自民党の両方が賛成する予算案とは、なんとつかみどころのない、不明確なものなのか推してしるべしです。

◆厳しいからこそやってはいけない市民への負担押し付け

 10月から予定されている高齢者のひとり暮らしの方への見守りを兼ねたお弁当の宅配事業の一食あたり100円の削減、60歳以上の方なら無料で総合体育館を使えるグリーンパスの半額負担、家庭ゴミの有料化(有料化とは言わず「経済誘導施策」と言うのだそうです)、学校給食センターの配送の民間委託などなど、今の時代に決してやってはいけない事です。
 今のような、厳しい時代だからこそ、お金がないと危機感をあおるのではなく、自然に助け合おうとする個人商店や市場やNPOなどの地域コミュニティー(支え合い)の芽を大事に育てる感性こそ首長や行政職員に求められます。
 私は以上の意見を述べ、予算案に反対しました。

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2009年3月27日 (金)

夜中、12時少し前に終わりました──最終本会議報告(その1)

最終本会議2日目の26日は朝10時から再開されました。

◆国立市災害対策本部条例案について

 中越地震の時、内閣府から特命を受けた女性の調査官が避難所を回って聞き取り調査を行ない、災害弱者支援ガイドラインを作成した経緯があります。大規模な災害が起こった時には市長が災害対策本部長となりますが、市長の直属となる災害弱者支援機関を作ってもらいたいと要望しました(国立市の総合防災計画では「要配慮者」という表現ですが、私は、地域保健福祉計画策定の中の「災害弱者」ワーキンググループの視点が大切と考え、「災害弱者」という言葉を使っています)。

 また、大災害時に都立多摩障害者スポーツセンターを市がしょうがい者支援センターとして使用できる協定を一刻も早く東京都と結ぶこと。そして、市長特命の災害弱者支援調査員が、そこから各避難所を回るという体制づくりが必要と意見しました。

◆国立市国民健康保険税の上限を引き上げる条例案について

 国保税の上限を現在の52万円から、国基準は58万円のところを国立市は57万円に引き上げる条例案についてです。

・福祉保険委員会(18日)での私の発言
 私は福祉保険委員会では、以下のように発言しました。
 「この条例案は、昨年の三月議会で一度提案されたものだが、公聴会も開かずに決めたのは問題との指摘を受け、国保運協委員である私も確かにそうだと納得し、退席までして否決した。
 その後1年間、国保運営協議会の他の委員の方々には大変申し訳なく思いながらも勉強会やら公聴会を開き、今回は社会状況も鑑み、国基準58万円のところ57万円と国基準より1万円低く設定した。国の制度改革ではあるが、既に出産一時金は今年1月から35万円から38万円に上がっている(10月には更に4万円アップされ、42万円になるとの事)。
 その審議が大詰めにきた段階で、1月20日付け市報で、この上限引き上げだけではなく国保税全体を見直しすという財政健全化案が示され非常に驚いた。
 国保運営協議会にも議会の福祉保険委員会にも全く知らされず、いくら案であると言われても、一方では議会からの差し戻しを受けて上限引き上げの再審議の最中である。全体を見直すなら、その中でまとめてやればよいということで、上限引き上げすらできなくなるおそれが出てきた。本当に無神経である。私としては、上限の引き上げ(影響は、400世帯で3000万円プラス)のみで、他の国保全体の見直しは撤回するべきと考える。
 また、議会から国保運協に委員を4人も出していながら、今回も否決されれば、議会の信頼もなくなる。その場合、私は国保運協委員を辞めて責任をとるつもりである(今回、議員は国保運営協議会から撤退し、代わりに本来の学識経験者を入れた方が良いと痛感したので、その意見を議会選出委員の2年毎の改選期にあたる五月議会に出そうと考えています)」

・最終本会議での採決
 最終本会議では、不安的中で、自民党・公明党・明政会の皆さんは、「国保全体の見直しをするのなら、その中でやればよいではないか。そもそも、国保への一般会計からの繰り出し基準が明確でないまま増えていくのは問題(現在70億円の国保事業に一般会計から7億円繰り出しています)、また対象者への対応ができていない、滞納分の徴収率アップなど値上げの前にやることがあるはず等の意見で不採択でした(聞いているともっともだと思える意見も多かったです)。

 賛否が決まるのは福祉保険委員長である池田さんの表決となりました。

 最後に池田議員は、この条例案の経過をおさえ、更に突然出てきた財政健全化案に対して市長の明確な説明がなされない事により大混乱が生じている事への反省を市長に促し、その上で、この一年、誠実に対応してきた担当者や国保委員の努力を認め、賛成すると発言してくださり、条例案は可決されました。

 私は正直、涙が出るほど嬉しかったし、やっと一年かけての責任を果たしホッとしました。

 国保に関して関口市長は、2009年度中に更なる値上げを検討することを変えておらず、絶対認めない覚悟で今後も厳しくチェックしていきたいと思います。

・予想もつかない展開に
 この条例案の賛否から予想もつかなかった展開に発展しましたが、長くなりますので、次に!

    …… 続く ……

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2009年3月26日 (木)

最終本会議25日は午後から審議がストップ!その間はこんなやりとりがありました。

Sh350083  最終本会議第一日目は、午前中の審議を終えたところでストップし、そのまま、夜の11時30分に散会となりました。

 予算委員会での、自民党・公明党・明政会を代表しての松嶋さんの質問──

 (1)各種値上げ案は公約違反ではないか、その事に対して市長の見解を明確にせよ。
 (2)財政健全化方策案では3・4・10号線については、2013年度から開始の予定だが担保がない。地権者の状況等全体を勘案すると、今なら都の補助金も75%以上は可能。早急に道路認定に入るべき。

 以上2点に対し、市長から明確な答えがないという事で予算委員会は空転し、審議未了となりました。この3日間ほどは議長も入り、市長との協議が続けられたという事です。

 しかし、その調整が整わないまま、最終本会議になったという事です。

 お昼休みに以上の説明を松嶋さんから聞きました。その後は夜中まで、自民党・公明党・明政会の三会派の幹事長と、関口市長(何と市長は一人で対応しているとの事)との協議が何度も繰り返されました。

 結果、市長は、「公約違反・方針転換については、そう受けとめられてもしかたがないが、市民・議会の合意のない財政健全化はしない」「3・4・10については2009年中に国立駅周辺の基本計画を策定すると同時に、道路築造に向けて議会に提案できるよう努力する」との答えになったのが、夜の11時過ぎでした。

 その段階で三会派の中で、「市長が与党会派や議長の調整もあって、ようやく12月までにはという具体的姿勢が出たのだから、これを良しとして、予算を認めよう」という意見と、「12月までにJRと合意の上の基本計画ができあがるとは到底思えない。更に都議選との関係で、現職が二人とも立候補しない予定の中、都に働きかけるのは6月がタイムリミット。12月では遅い。その場合は市長自らが都にかけあって財源を確保してもらわないといけない」というような議論がなされたとのことです。

 どちらにせよ、確実な担保となるスケジュールが市長から出されないと、という事で終わりました。

 水面下の協議には部長等も副市長も入らず、時おり与党会議を開いて、そこで市長は状況を報告している様子です。

 私ははなから一人会派ですので、その協議自体の枠から外れています。それでも、野党(与党会議に呼ばれていないという事で)の情報共有の中で、事の成り行きを知り、聞かれれば意見も言い、市民の皆さんには知り得た情報をこうやってブログでお伝えしている訳です。

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2009年3月25日 (水)

いよいよ、最終本会議、この間のいろんな話しを大切にして、発言してきます。

 昨夜は、自宅近くの矢川ジョナサンで、本日の最終本会議に向けての原稿整理をしました。
 事務所は東でちょっと遠く、自宅ではどうしても雑事に心が奪われ集中できない、という事で、勉強部屋の様にジョナサンを使う事が多くなりました。

 夜の8時過ぎ~1時頃まで、禁煙席の好きな場所が空いていたのでそこに陣取り、ドリンクバーを注文、これまた好きなブルーベリーティーを用意して、たまった資料や委員会の議事録に目を通します。

 隣席では、学校や父親の単身赴任の件で盛り上がっている家族づれの夕食から、にぎやかな送別会の二次会組みに変わり、そして誰もいなくなって、静かな店内になります。
 喧騒の中に季節や社会を感じながら、都市マスタープランなどを考えるのもなかなか良いものです。

 時々トイレに立つと、店内にPTAの知人が友人とお茶していたり、遠くの席ではよく知っている職員さんが食事している姿が見え、翌日の最終本会議の前に残業したんだなあ、お疲れ様でしたという気持ちになります。

 深夜まで、営業するファミレスはコンビニ同様、時代や世相を反映する鏡なのかもしれないと思います。

 その中で、国立のまちづくりや税金の使われ方を考えました。

 そして、出た結論はやっぱり「行政はお金がないと言ってはいけない」。
 市民の血税こそ市民が出し合い、支え合う、最高で最後のセーフティーネットである。
 万が一の時、生活保護が保障され、安心して暮らせるから、安心して働ける。
 そのために税金を納めているのだから、そのために税金を有効に使う。
 今から少なくとも関口市長の任期中は、財政再建と言わずに頑張って市民の暮らしを守ってほしい。
 もしお金がないなら、それは、市民負担増ではなく、国や都に交渉して市民が納めた税金を地方にもっと還元せよと交渉すべき話しだ。その手腕を磨け。

 人は本来集団で助け合う生きものなのだから、ピンチには自然にそこを乗り越えようとする知恵が生まれてくるはずだ。地域で生まれたその芽を敏感に察知して大事にサポートする感性が、首長や行政には必要なのではないか。

 朝、ポレポレという言葉を聞いた。スワヒリ語でゆっくりの意味だそう。
 国立もポレポレでいきたい。

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2009年3月24日 (火)

いよいよ明日、最終本会議です。

 昨日、「お金がないのに、道路はいらない。なんで3・4・10に反対しないの!」という方と話しました。
 私が尊敬している方でもあるので、その方の意に反する行動をしている事と、説明をする時は意に添えない事に対して大変申し訳なく思います。

 従って、より深い話しをする事になり、おかげで自分の原点となる思いに気づかされました。
 その方と話すなかで、私が何故3・4・10号線道路の地権者の方々が背負わされた問題の解決が最優先と主張するのか、その理由の大本に自分自身で気付いたのです。

 それは、議論中、「地権者は土地を売ってお金を得ようとしている」という話しが出た時でした。その瞬間、胸の奥から熱いものがこみあげてきました。

 それは、議員になる前、滝乃川学園で評議員をしていた頃のことです。
 学園の西側の土地を削る3・3・15号線の着工をめぐり、東京都が買収するその承認を評議員会で採決しました。反対したのは私を含め3人でした。残りの職員組合も親の会も、泣く泣く賛成の手をあげました。土地を売らなければ、東京都との関係もあり、その後の古くなった施設の建て替え等ができなくなるおそれがあったためでした。

 福祉施設を削る道路の線引きをしたこの国の道路行政のひどさに強く憤りを抱きはしたものの、土地を売る決断をせざるを得なかった学園の職員や家族を責める事はできないと思いました。どんなに辛い選択であったかわかったからです。

 「上村さんはどうぞそこで暮らしている子ども達の立場で反対してください。私達は断腸の思いで賛成します」と、会の始まる前に言われた職員の言葉が胸に残っています。

 都市計画決定されたとたん身動きできなくなる悲劇、地権者は被害側ではあっても、決して「得」する側ではない、ましてや、道路推進派として批判されるべき立場では決してないと自分が主張する原点がそこにあったのだと気がつきました。

 今の都市計画法では網かけを外すルールがないことがわかりました。
 それこそ、国会議員の仕事です。地方自治体からその門が開くように働きかける事が必要だと考えます。

 滝乃川学園を削ってできた都道、その背景にある痛み・理不尽さが、行財政改革による日光移動教室の医師派遣打ち切りへの痛みと同様に、議員への立候補を決意した理由でもあります。

 同じような痛みを繰り返させてはいけないと議員になった私ですから、最後まであきらめずに、明日の最終本会議では1月20日付け市報の財政健全化方策案の白紙撤回を市長に求めていきたいと思っています。

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2009年3月23日 (月)

6500枚、緊急速報ポスティング中!【公立保育園民営化問題・その2】

 まず、19日にお知らせすべき内容が、本日になったことをお詫び申し上げます。

 18日に福祉保険委員会が終了しましたが、この間の議会空転の原因についてや、その事に対する私の見解、またこれから始まろうとする各種値上げ案等を、市民に知らせるべきではないかとの声があがり、早速、19日・20日にかけて緊急速報を6500枚つくりました(『こぶしの木』号外緊急速報→こちら【PDF】をご覧下さい)。

 とにかく、早く知らせないとねと言いながら、春の嵐が吹き荒れるのをものともせず、コツコツと一日中ポスティングして下さったTさん達、速報だから見やすく作りましたと版下作りのMさん、きっちり言葉の整理をして下さった編集長のYさん、傍聴を続けて怒りまくっているSさんは裏ページの市民の声の記事をまとめました。

 皆さん、主体的な活動で、しかもエキスパート!な動きです。もしかしたら、主体性においては、私が一番軟弱ではないかとひそかに思っているところです。
 それこそ究極のポジティブな考えで恐縮なのですが、いろんな人の知恵や力を借りなければできないという自分の弱点のおかげで、自分の力量をはるかに超えた議会レポートやブログが発信されているという事実に、「市民の底力」を実感します。

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 さて、18日に開かれた公立保育園民営化案に対する全公立保育園保護者会長名による陳情は、私を含む、共産党・生活者ネット・社民党の4人が採択、自民党・公明党・明政会の3人が趣旨採択でした。

 25日・26日の最終本会議では採択される見通しとなりましたが、この問題の深刻さは、何故公約に反するかたちで関口市長が提案してきたのかが、聞いても聞いても関口市長が認めないため明確にならない事です。

 選挙の際には、保育問題連絡会(保問連)からの公開質問状に、「コスト削減のための公立保育園の民営化は反対です」と明言しておきながら、今回その正反対のことを提案してきたのは、「公約違反の方針転換ではないか?」と何回聞いた事でしょう。
 市長の答えは、「あれはあくまで情報提供であって、まだ決まった事ではない。これから市民の皆さんとお話しの場をつくり、私の任期中に決めます。決めた段階で民営化だったら、その時が方針転換した事になります」と繰り返すのみでした。

 「提案は市長責任で行いました」とも答弁している訳ですから、提案段階でコスト削減の明記がなされている以上、公約違反だと私は思うのですが、「与党」も何故かその事を追及しません。市長を支持した市民の方々も、表では指摘しないのはどうしてなのかと思います。ここを曖昧にしておく事は危険なのではないかなと思います。

 民営化を提案したそのプロセスを情報公開する責任が市長にはあるはずです。

 審議の中で、私は自分の怒りはどこからくるのだろうかとふと考え、私の中に、同質の痛みがある事を思い出しました

 私が議員に立候補した1999年の前年6月、当時、息子は三小の6年生でした。
 7月に予定されていた日光移動教室の直前説明会で、緊急財政措置として、日光移動教室への医師の派遣がなくなったとの報告を受けました。最初に相談されるべき学校や保護者が後回しされた事に対して、驚きと不安と体が震えるような怒りがこみあげてきた事を思い出しました。
 息子は小学5年から喘息の診察を受け始めたばかりでした。まだ薬のコントロールができていなかった事もあり、不測の事態に対応できるよう、日光移動教室へ持っていく薬を本人用と、万が一のためにと担任にも持って行ってもらうため、一錠一錠、一回分ずつ袋に分けて用意した事を思い出しました。

 お金がないという理由で、詳細な実態調査もせず、子どもの命に関わる医師派遣を一方的に打ち切った事への憤りは、議員への立候補を決意したひとつの大きな理由でもあります。

 今回、公立保育園の保護者たちは民営化問題が勃発して以来、福祉会館や市役所に何度も子どもたちを連れて集まっていました。子どもたちにそこまでの負担をかけたのは一体誰のせいなのか、その自覚が市長にあるのか、あるのなら、もっともっと真摯に反省し、白紙撤回すべきだろう、と思います。

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2009年3月18日 (水)

「こどもはモノではありません」──陳情代表の訴えを市長はじめ行政に関わる全員誠実に受けとめるべき【公立保育園民営化問題・その1】

 本日の福祉保険委員会では、『公立保育園・民営化計画案について保護者・市民の合意のないまま計画を進めないことを求める陳情』について審議しました。

 公立4園保護者会連絡会代表が陳情筆頭者となり、以下に、私立保育園や市民も含むくにたち保育問題連絡会会長名、4園全ての保護者会会長名が続くという陳情でした。
 また5,234筆もの署名も添えられていました。

 陳情代表の趣旨説明は、非常に感動的な、聞く者の心を揺さぶるものでした。

【陳情代表の趣旨説明】(私が聞き取った要旨です)
 働く若い親にとって、保育園は、親をサポートし育ててくれるところとなっています。そこにはしっかりと受けとめる事のできる保育士が必要です。保育園はこどもにとって、家庭から社会への第一歩です。こどものいのちを預ける場所であると同時に、こどもの人生そのものを預ける場所でもあります。

 複雑多様化する時代の中で、重い家庭事情を背負ったこどももいます。今こそ児童福祉法の精神に基づき、自治体責任において、全てのこどもたちが保育園の中で手厚い保育を受ける事が必要です。
 市長は、借金のつけをこどもたちの未来に残さないための方策と言うが、保育の充実こそが、こどもの未来につながります。

 今回の公立保育園民営化案は、これまでの保育の歴史を否定するものです。こどもの保育には社会全体で取りくんでもらいたいのです。そのための公的責任を果たすために公立保育園は大切です。もちろん、民間保育園にも素晴らしいところはあります。そこで働く保育士さん達に安心して働き続けてもらうためにも、民営化問題を抜きに、保育の在り方について議論する場が必要です。

 今回、市報には、公立保育園を一園民営化すれば、コストを1億円削減でき、サービスも維持できるとありました。その非常におおざっぱな計算に衝撃を受けました。民営化というと、郵政民営化やJR、NTTの民営化が頭に浮かびますが、こどもはモノではありません。保育を効率で考えてもらっては困ります。

 今回、保護者は市報で知りましたが、園長も保育士さんも保護者と同様に知りませんでした。なぜ当事者の意向も聞かず打ち出したのか、疑問です。

 この3ヶ月間、私たちは、仕事の合間や、睡眠や食事や、わずかな自分の時間やこどもとの時間を削って、この問題に取り組んできました。精神的にも肉体的にもかなり消耗して過酷な状態となっています。

 予定通りに民営化されると、自分のこどもの保育園最後の年に民営化が開始されますが、今からその時の事が心配です。財政悪化を理由にこどもの最善の利益が欠如されては困ります。

 市長は今から保護者と話し合うと言うが、3年後の民営化案をそのままにした話し合いでは、不安は全く解消されません。市長の考えがまた急展開することはないのか不安です。

 これらの事をふまえて、一方的に民営化を進める事のないよう陳情します。

※審議内容は明日のブログでお伝えします。

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2009年3月17日 (火)

関口市長は地権者の最後の訴えを全く聞こうとしなかった! 市長の「市民との対話を大切に」はウソか?!

 本日は建設環境委員会を傍聴しました。

◆建設環境委員会での3・4・10号線陳情採決結果
 採択=自民党、明政会、公明党の3人
 趣旨採択=生活者ネット、民主党の2人
 不採択=社民党・みどりの1人

 いずれも過半数にいかず、結果は不採択となりました。
 このままでいくと最終本会議では、全員での議決となり、採択される見通しです。

◆地権者の48年間の怒りと「官僚答弁」の市長
 3・4・10号線地権者の会からの道路の推進を求める陳情では、議員間のヤジや怒号が飛び交いました。
 その中、関口市長は最後まで、自分の方針──市民に負担をお願いする財政健全化を実施し、財政の基礎体力をつけた2013年度から他の駅周辺まちづくり整備と一体化で進めたい──を繰り返すのみでした。

 陳情代表の方は趣旨説明で、「都市計画道路として網掛けされた48年間は制約が大変大きく、もはや限界である。今、地権者の95%が団結して、土地を手放し、道路にして欲しいと初めて意志表示した。やるタイミングは今しかない。市長の言う4年後はどうなっているか想定できない。我々は48年間、都市計画税・固定資産税とかなりの額を市に納めてきた。市は我々のために今、何をしてくれるのか!」と、強い憤りをもって陳情されました。

 市長は意地をはっているのか、固まったのか、地権者の方の実感に対して、「官僚答弁」のような応答に終始しました。市長の声が心のない無機質なものに聞こえるのはなぜだろうと不思議にさえ思えました。
 冷静というより既に感情をブロックしているように見えました。

 全く「対話」どころか「議論」にさえならない訳ですから、折り合うところが見つけられない、見つけようとしていない、もしかすると、市長自身が、そうなっていることに対する自覚と、調整責任が自分にあるという自覚すらなくなっているのではないかと思いました。

 市長答弁では、「4年後、財政の基礎体力をつけてから」と言いますが、それこそこの急激な右肩下がりの社会状況の中、厳しいのではないか。
 そのための方策として、1月20日付け市報に掲載された、家庭ゴミの有料化や下水道・国保の値上げ、公立保育園の民営化は困る。
 その上、「4年後、他の駅周辺まちづくり整備と一体化して行う」と言うが、少なくとも、総事業費で、3・4・10号線の3倍以上もの事業もやれるほどに回復するのか?
 逆に言えば、それができると言うのであれば、3・4・10号線を前倒しで始める事は可能ではないか。
 そもそも、市は10億円足りないと言うが、10億円の内7億円は国の臨時財政対策債であり、この社会状況では延長される可能性もある、と私は考えます。

◆委員から出された様々な意見
 委員からは、
 ・この陳情は地権者の方々の財産権のみならず、生活権、居住権、営業権が侵害されている事に対する訴えである、という意見
 ・当事者の声を受けて、少しでも前倒しで実施できないのか。市長が汗をかくという姿勢が全く見られないのはなぜか、という意見
 ・市民負担の前に、市所有の土地を売っては、という意見
 ・東京都に補助金を求めては、という意見
 ・副市長にまかせてフルに動いては、という意見
 と多くの意見が出されていました。

 市長がこれらの意見を全く聞こうとしないのはなぜなのでしょう?

 友人が、「人にまかせられないって、リーダーシップの問題よね」と言いました。

 ピンチはチャンスでもあるという事を信じる私ですが、このピンチをどう打開していくのか、結論は最終本会議に持ち越されました。

◆「国立も夕張になる」は不謹慎
 ひとつ、傍聴していて頭にきたのは、重松委員が、「このままでは、3~4年で国立も夕張の一歩手前になる」と発言した事です。

 冗談じゃない!
 国策として石炭から石油へのエネルギー転換があり、そのダメージを観光で回復しようと道も国も大型事業を進め、そして失敗した。それを北海道の一地方が背負った。それがさらに過疎化を進行させ、その結果として財政破綻したのが夕張です。そのヤマの悲劇を都市部の住宅地の国立にあてはめ、「夕張になっちゃうよ」と言うのでは、財政再建団体になり苦しんでいる夕張の市民に申し訳ないと思いました。
 国立が財政破綻になるなら、日本中の過半数以上の自治体は財政再建団体になると私は考えます。不安だけあおる質問は嫌いです。

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2009年3月16日 (月)

本日は総務文教委員会でした。

 控室で聞いていましたが、住民基本台帳ネットワークについての国からの是正要求に関する報告については、国の紛争処理委員会に不服申し立てをすべき(18日締め切り)等の意見が出ていました。

 市長は3月20日号の市報で情報提供を行うとの事です。私は一般質問において、不服申し立てだけではなく、住民投票、総務省を招いての市民説明会、市報に返信ハガキをつける、情報公開及び個人情報保護審議会に再諮問する等を提案しましたが、市長の具体的な動きが必要と考えます。

 さて、明日は建設環境委員会です。

 南部のまちづくり整備計画審議委員会条例案の審議もあります。私は初日の大綱質問で、当事者参画の視点で地元の方々を中心に置かなくてはならないが、そうなっていない事の問題を指摘しました。
 説明を聞くと、関係者枠の中には、農協や商工会や地元の方々で進めている市民会議の代表、及び公募市民4人(これは全域から)も入るとの事ですが、条例の中に地域枠として明記し、人数も増やすべきと考えます。

 また、3・4・10号線地権者の会からの陳情審議もあります。審議未了のまま最終本会議に賛否の結論が持ち越された2009年度予算案に大きく影響すると思われます。

 「対話」を大切にしたいという関口市長が、3・4・10号線の地権者の方々が背負わされた48年間の問題とは何だったのか?その重さを受けとめ、首長として、地権者の方々に安心していただける回答をと心から願います。

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2009年3月12日 (木)

予算の賛否は最終本会議に!

 予算委員会は審議未了のまま、2009年度の一般会計予算等の賛否は最終本会議(25日・26日)に持ち越される事になりました。

 来週17日の建設環境委員会では、3・4・10号線の地権者18人の方々からの陳情の審議があります。
 3・4・10号線の地権者は全員で21人ですが、同じ敷地に家を建てておられる方が3人あり、実質的な地権者は23人です。従って、陳情書には5人のお名前がない事になります。しかし、5人中4人は、新しく建設され既にセットバック(想定される道路部分から後退して建築)したマンション4棟の管理組合ですので、実質上、お1人の方のお名前がない事になります。その方がどのように考えておられるかは、陳情の方々は充分ご承知の事だろうと考えます。私が今まで聞いた中では、すでにここまで中央線工事が進んだ段階では反対の方はいないとの事でした。

 また、18日の福祉保険委員会では、公立保育園の保護者の方々からの公立保育園の民営化案に対する陳情が審議されます。

 それらの陳情審議結果が予算の賛否に大きく影響してくるだろうと考えますと、ある意味、陳情が議会への住民参画の柱になる事の証であり、今後の議会の在り方を示唆するものになると考えます。

◆3・4・10号線について
 3・4・10号線は1961年(昭和36年)に都市計画決定されました。この時は、関係住民の意見を聞かれる事なく、一方的に有無を言わせず線引きされました。
 その後、1970年(昭和45年)に都市計画法が改正され、新たに都市計画するためには、公告縦覧し、説明会を開き意見を求める事がルールとして定められました。3・4・10号線は、こういったルールのなかった時代に計画決定されたものです。

 それから48年間。地下室は作ってはいけない、高さも2階まで(特例として3階まで)、構造も鉄筋はダメ、という厳しい制限を受けてこられました。
 土地の売買にあたっては、業者に買い叩かれるという話しも聞きました。
 当事者が「一刻も早くこの状態から解放されたい」と思うのはもっともです。

 「3・4・10号線の道路は必要ない」という意見をこのところいただいております。私は「いらない」のなら道路の網掛けをはずす事を市長に求めるべきと考えます。
 調べたところ、都市計画は国にかわり都が決定する計画なので、広域的な見直しが必要となり、東京都にはそのような例は見当たらないとの事でした。
 まず市の都市マスタープランで、3・4・10号線を見直し対象路線とし(現在、南部の城山公園から一小南側を通る計画道路が見直し対象となっています)、次に東京都でも見直してもらわないといけないという事です。はっきり言うと、変更・廃止のための明確なルールがないため、やるためには市長は相当な努力をしなければなりません。
 もう道路はいらないとするなら、都市計画決定の網掛けを外すという決断が必要です。網掛けされたまま放置する事は、そこに暮らす方々を見殺しにする事ではないでしょうか。

◆当初予算が否決されたら……
 「万一当初予算が否決されたら、耐震工事はできなくなるではないか」という質問がきています。
 それに対して、法律に基づく暫定予算には、耐震工事のための予算を加える事は全議員の了解があればできる筈とお答えしています。
 現実に、お隣りの国分寺市では、山崎市政の時にはそうしていたと聞いています。

 他にも、都からの緊急雇用補助金、妊婦検診の回数増の予算など、全ての議員が良いと判断しているものについて、時期が年度当初でなくてはならないものは、4月に入って臨時議会を開き、追加していけば良いと考えます。

◆今議会の大きな課題
 私は、1月20日付け市報に掲載された関口市長の財政健全化方策案の白紙撤回を求めたいと考えていますが、議会全体としての争点の大きなものは、3・4・10号線延伸事業と公立保育園民営化問題の二つであると考えます。

 関口市長が、3・4・10については担保なき先送りをする事なく、やるかやらないかをはっきりさせる事、公立保育園の民営化案は公約違反である事を認め白紙撤回とする事、この二点を明確にすることが議会の使命であると私は考えます。

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2009年3月11日 (水)

議会空転中の報告

◆市長ではなく、松嶋さんが報告
 本日、10時になるとすぐに松嶋さんがやってきて昨日の報告をしてくれました。

 昨日夕方、関口市長へは杉本秘書課長を通じて、私と池田さんへの説明は明日朝一番にお願いしますと連絡しておいたので、私は内心、市長から説明したいと言ってくると思っていました。が、どうやら市長も秘書課長も「忘れた」ようです。

 松嶋さんの報告によると、昨日の段階での市長の回答は、「財政難に加えて、市民負担をお願いしている段階では自分を支持してくれた市民に対して説明がつかないので、道路認定はできない。これからの3~4年間で財政の基礎体力をつけ、2013年度からやるので理解願いたい」とのことです。また「『与党』は全員一致で自分の決断を支持している」事を強調したとの事。

 その後、長内委員長と板谷副委員長に、昨日与党議員に話した中身と松嶋議員に話した市長の決断を他の会派の議員にも直接話してもらいたいと伝えました。

◆配られた市民のビラ
 そこでの協議中、市民からのビラが2枚出された事を知らされました。
 『国立の財政健全化を願う市民の会~毎年10億以上の赤字の出る国立市が20億以上の道路を作るなんて、とんでもない~』というものと、『学校の耐震化を止めないで!市民の会』というビラです。
 連絡先のお名前を見ると、毎議会後開かれている「議会の話しを聞く会」の主催者の方々です。かつ、関口市長選挙を一生懸命に応援された方々です。
 内容を見ると、関口市長の財政健全化方策案(様々な公共料金の値上げや市費で130億円を使う試算の旧国立駅舎保存を含む国立駅周辺まちづくり整備等)は問題にせず、「議会が悪い」と言いたいような内容です。

 今回、公立保育園民営化案に対して陳情が出され、3・4・10号線地権者からは「この状態から一刻も早く解放されたい」との嘆願書も出ています。高齢者の食事サービスの補助減額に対する陳情は不可解な取り下げがなされました。また学校耐震化についても、全校耐震工事をするのではなく、一校でもバリアフリーに建て替えて、車椅子のこども達も通えるようにして欲しかったという意見も聞きました。

 何より、耐震工事に反対している議員は一人もいません。
 市長や与党の議員は、暫定予算には耐震工事の予算は法律的にいれられないと市民に言って危機感をあおっているらしいのです。
 しかし、誰も反対しない、いのちに関わる事業であるのなら、暫定予算の中に加えれば良い。あるいは市長専決でやれば良いのです。その権限を市長は持っているのですから。

 このようなビラは関口市長の何を支持しているのだろうか。私には納得いきません。

◆ようやく市長の説明が……
 その後、またしても与党会議が開かれ、午後になってようやく、市長からの説明が私、池田さん、自民党、公明党、明政会になされました。

 ここで、関口市長から、公立保育園民営化案等は方針転換ではない事、3・4・10号線の道路認定は財政の基礎体力がつく2013年度からになるとの回答がなされました。

 これに対して、財政難が理由ならば、他の駅周辺整備も全てできないという理屈になるので、全て凍結するのかという意見が出ました。私は、「こんなに必死であるのは、地権者の方々の嘆願書があるからで、担保無き先延ばしは認められない。また、1月20日付け市報に掲載された財政健全化方策案を、まだ公約違反でも方針転換でもないと言うのは論外」と意見しました。

 市長与党の中には、今多くの協力がある時に一歩踏み出しても良いのではないかとの意見があるとも聞いています。そこで、副市長の意見はどうか?と聞いたところ、長嶋副市長は、「自分も関口市長に一歩踏み出してはどうかと話した。道路認定しなくても、頭出し予算で都補助についての交渉もできるなどの意見もさせていただいた。しかし最終的な市長決断には与党同様従う。但し、この件ではそれなりの責任をとる覚悟はある(辞めると私は解釈)」と述べました。

 私は最後に、「まちづくりは多くの人の協力がないとできない。今明らかに、地権者を第一として議会の多数と副市長が、タイミング的には今をおいてないと言っている。であるならば、議会にプロジェクトをつくる。副市長を窓口におく。そして力を合わせて都に対して交渉し、最大の補助金を獲得し、財源の確保などから進めて行く事など再検討できないか」と提案しました。

◆議会空転を打開するもの
 今の市長のかたくなさは、閉鎖的で、前向きでも新しいやり方でもなく、上原前市長のやり方と同じで、政治対立に向かうだけと感じています。

 私は議会ではずっと一人会派で一番後まわしの位置にいます。
 だからこそ自信をもって言える事があります。
 市長の与党が少数だから議会が空転するとか、市長の政策ができないと言ってはいけない。少数でも、一人でも、自分の考えと皆の考えの折り合いのつくところで案を出し続ける。その事をあきらめない。それが道を拓く方法なのだと考えます。

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2009年3月10日 (火)

本日も空転~ という変な報告!

 本日も一日中、予算委員会は空転したままでした。

10時15分~
 関口市長は「与党会議」を開いて、自分の考えが変わらない事を説明。この件での「与党」の窓口を共産党の小沢さんにすることを決め、「野党」の窓口である松嶋さんと協議する事を決めたそうな。
 「与党会議」のメンバーは、共産党4人、生活者ネット3人、民主党は生方議長を除く1人、会派名を「新しい風・社会民主党」から「社民党・みどり」に改めた2人の計10人。

11時~12時
 議長応接室で小沢・松嶋会談が行われたが、決裂。

 その間、私は、生方議長と長内委員長に以下の2点を要請しました。

(1)私と池田さんは一人会派である。松嶋さんは自民党・公明党・明政会の三会派の窓口として動いており、その立場を予算委員会の冒頭で明言されていて、その仕分けは私にとっても大切である。そして、私や池田さんに丁寧に情報提供してくれている。
 同じように「与党会議」の事も情報提供してくれてもよいのではないかと思う。
 またそれとは別に、一人会派である私や池田さんにも市長や委員長からきちんと説明をしてもらいたい。
(2)この状況を打開するためにも、全会派懇談会を開いてもらいたい。全会派が顔を合わせて率直な意見交換をするべきではないか。

午後
 長内委員長と板谷副委員長が「野党」の各会派(自民党4人、公明党4人、明政会3人、つむぎの会1人、こぶしの木1人、計13人)に、予算審議再開に向けての意見を聞きに回る。私は先の二点を再度伝える。
 他の会派の多くは、「予算委員会の冒頭と市長の考えが全く変っていないのに、審議に戻る事はできない」との事。

15時15分~16時45分
 これらの回答をもって、またしても「与党会議」が開かれたそうな。

16時××分~17時30分
 その結果を市長から松嶋さんに報告がなされました。
 松嶋さんの報告では、関口市長は、「全く考えを変えるつもりはない。市民に説明がつかない」と話したそうで、よりかたくなになったとの事でした。

 与党議員に聞いた話しでは、その前の「与党会議」では議員間で激しい議論もあったとの事。
 少なくとも半数の与党議員からは、打開点として、市長が3・4・10をやりたいのなら、ほとんどの地権者が推進を嘆願し、多くの議員の賛同・協力が得られる今でも良いのではないかとの意見が出たと聞きました。

 共産党と民主党は、3・4・10はいらないとの意見です。但し、民主党(1人)としては、それでも市長がやりたいのなら「ゲタを預ける」(?)と発言したそうで、そこが共産党との違いのようでした。

 私と池田さんは市長からの直接の説明を求めていましたが、あまりにも遅く待たされるのはおかしいと思い、明日の朝一番での説明をと再要請して、帰宅しました。

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 ふりかえると、この日市長は、「与党会議」というかたちで、多くの時間を費やして意志表示なり意志決定をしています。

 「野党」としては松嶋さん一人が唯一、市長と話している訳です。

 正副委員長も正副議長も与党です。
 議長だけはさすがに与党会議には出ていませんが、これって変な話しだなあと、蚊帳の外に置かれた私は思います。

 国会と違い、二元代表制の地方自治体には、与党・野党は存在しないはずです。
 もちろん議案毎に、市長支持・不支持の議員に別れます。その市長支持の議員だけ集めて話すのって変ではないかな?

 原則にのっとると、この状況を打開するためには、何が争点なのか、合意点はないのか、議員間で協議・議論すべきと考えます。その力が今の議会に必要なのだと私はずっと言い続けています。

 与党対野党の図式で考えることは、限りなく一輪車の発想です。地方自治体にとっては、最終的には首長権限強化につながるのではないでしょうか。地方自治体は車の両輪で、その真ん中に市民がいる、三輪車でいかなければと私は考えます。

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 本日来られた市民の方に、3・4・10号線とその他の駅周辺整備の事業費の試算資料などをお渡しして説明しました。その方は、この様な資料が何年も前からあった事を全く知らなかったと言われました。

 市長は、本当に必要な情報をまだまだ公開していません。空転の間、私がせめてものできる事です。

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2009年3月 9日 (月)

議会の状況をお知らせします。

 予算委員会が初日から空転しています。

 冒頭、自民党松嶋さんが、自民党・公明党・明政会を代表して発言しました。

【松嶋発言要旨】
 (1) 1月20日付市報の公立保育園の民営化案や各公共料金の値上げを示した財政健全化方策案は、明らかな「公約違反」であり、「方針転換」である。そのことをちゃんと認めよ。その上で謝罪して白紙撤回するか、それでもそのまま進めるのか、をはっきりさせるべき。
 (2) 3・4・10号線延伸部分の地権者95%から、道路認定を早く行い、工事を進めてほしいという嘆願書が出ている。このような嘆願書は実に珍しい。それだけ状況が切迫しているということである。
 市長は、「財政の見通しが立つ平成25年(2013年)より着工」と言うが、今より財政が安定するという見通しは甘い。都からの補助金も今の政治状況(三田・大西がいるということか?)なら最大(42億円中の75%以上)とれる。そのために、都ともやり取りをしている。やれるのは今しかない。
 今決断して、道路認定の手続きに入り、予算案に頭出し予算を組むことを求める。
 以上の2点を、この間(3月6日から)申し入れしてきたが、関口市長の回答を聞きたい。この2点が明確でなければ予算を認めることも、審議に入ることもできない。

【関口市長の回答】
 この間、与党の皆さんとも協議してきたが、
 (1) について
 公立保育園の民営化案は、公約違反でも方針転換でもなく、市民の皆様への「情報提供」。今後、市民の皆様と話し合いながら決定していくわけだから、まだ「私の意思決定はしていません」。結果として民営化案を決定すれば、その時点で方針転換となると考える。〔上村:ナニソレ?!! ごまかしばっかり!〕
 (2) について
 財政状況が厳しく、駅周辺の全体計画も決まってなく、市民の皆様へ各種負担をお願いしている現段階において、進めることはできない。財政状況が好転すれば、平成25年、26年(2013年、14年)には可能になるので、私もやりたい事業だからその時に実施できるよう努力する。

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 これに対して、松嶋さんは、「それでは予算委員会は開けない」と発言し、副委員長の小口さん(公明党)が辞任願いを出しました。生活者ネットの板谷さんが代行しましたが、中身を再検討ということで「暫時休憩」となり、その後、そのまま空転しています。

 その中で次のことが伝わってきました。
 つまり、「与党」である生活者ネット(3名)と重松さん、民主党丸井さん(議長の生方さんは除く)の5名は、3・4・10の延伸は進めるなら進めてもよい、と言っていること。
 やはり「与党」である共産党(4名)と社民党の藤田さんは、3・4・10の延伸工事そのものを止めるべき、という立場であること。

 しかし、その情報はあくまで伝聞ですので、関口市長に、与党との協議の場でそのような話があったのか?と確認しましたが、回答はありませんでした。

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 【上村の考え】
 関口市長の担保無き先延ばしは、地権者の死活問題であり、「やるか、やらないか」を今の時点で決断することが重要です。
 「やりたくても財政上やれない」場合は、都市計画決定の網掛けを外すことを明言すべきです。
 また、「やる」のなら今決断し、現在の政治状況を最大限利用して最大限の補助金を取り、130億円とも言われる他の駅周辺整備案は縮小することを検討すべきです。少なくとも、旧国立駅舎の復元(底地16億円)はいらないと私は考えます。

 関口市長は2013年からやりたいと言っていますが、次の選挙の時、そのことが関口市長の公約となります(もしくは市民から公開質問状が出て回答すれば、それも実質的な公約)。今より財政が厳しくなっていることも予測できる中で、果たしてその公約は、(関口市長を支持する)市民に受け入れられるでしょうか?

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2009年3月 4日 (水)

議会開催中!

 2月27日から始まった議会、初日のメインは、定額給付金に関する11億円もの専決補正予算審議でした。

 地方自治体は定額給付金を給付するための膨大な事務をやらなければなりません。せめて、国が全額地方に渡し、各自治体が給付事務をおこない、辞退した人や応答のなかった人、つまり残りは自治体が有効に使ってよいというのならまだ良いのですが、国が一方的に決め、自治体はその事務を引き受けざるを得ないわけです。膨大な事務を行なう自治体の声を率直に国に返すべきです。

 以上の意見を述べ、私は反対しました。

 後日、市民の方からお電話で、「あなたは何故反対したのか?たくさんのお金をもらっているあなたにはわからない。お金がない自分にはとても助かる話しなのに」とのご指摘を受けました。

 実感として「助かる」と感じている方々がたくさんおられるなか、それでも私は、反対の意志を表示せざるを得ません。
 「税の還元と考えればよいではないか」という議員もいますが、あまりにも乱暴な、あまりにも末期的な景気打開策です。一時的効果はあるのでしょうが(それもどの程度でしょうか)、それで景気や暮らしは楽になるかというと決してそうではないだろうと考えます。

 私としては、辞退する事で国にお金が戻る事は嫌ですから、どこかにカンパ、もしくは基金を立ち上げるか、等考えています。

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2009年2月20日 (金)

三月議会:私の一般質問は3月6日(金)11時15分~に決まりました

 本日は一般質問通告のしめ切り日でした。
 今回の質問議員数は、24人中19人。私は3月6日(金)の11時15分~12時15分です。

 私の質問内容は、以下4点です。

 (1)1月20日付け市報に掲載された関口市長の財政健全化方策(案)について、市民説明会や当事者の方々との話しあいを経て、これまでどのように再検討したか、また今後はどのような手法でいつ頃までに確定する予定なのか問う。
 ・公立保育園民営化問題について
 ・長寿祝い金、食事宅配サービスについて
 ・3・4・10号線や旧国立駅復原を含む国立駅周辺まちづくりについて

 (2)住基ネットに対する国からの是正要求について問う。

 (3)甲州街道(都道256号)の歩道の拡幅について問う。

 (4)今年度から法律により義務づけられた教育委員会活動評価・点検報告書の公表のありかたと中味の課題について問う。

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 (3)について
 この質問は、日野バイパスが完成し国道20号がそちらに移ったのだから、現在の4車線を2車線に減らし、車椅子も通れない歩道の拡幅を求めるものです。この件では既に東京都もそのようなビジョンを示していますが、周辺の計画道路何本かを整備してからという事で、いつになるのか全く見当もつきません。
 幅15メートルの道路に4車線も詰め込み、歩道の幅が1メートルにも満たない所があるという劣悪な状態です。一刻も早く市が主体となり、沿道住民に聞きとり調査などをおこない、歩道の拡幅、緑地帯の確保など、暮らしの視点で改善策を提案すべきと考え質問します。

 (4)について
 この件は、現状では内部評価で、公表もホームページどまりという事です。せめて中学校区毎に説明会を開催することと、教育委員会の最高責任者である教育委員長と事務方のトップである教育長の総括文を報告書に掲載するよう提案するつもりです。
 このままでは事務局職員がまとめた無難な評価を五人の教育委員会が承認して終わるという事が定着しそうなので、質問する事にしました。

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2009年2月19日 (木)

まもなく三月議会です

 2月27日から三月議会が始まりますが、既に関口市長の行政運営に対するいくつかの問題により紛糾することが予想されます。

 一つは、1月20日付市報に掲載された「財政健全化方策(案)」です。
 このことで既に3つの陳情が予定されています。
 公立保育園に子どもを通わせている保護者会からの公立保育園の民営化を保護者や市民の合意なしに進めることはしないで欲しいという陳情
 高齢者の一人暮らしで調理に困難をきたしている方に対する安否確認を兼ねたお弁当の宅配事業への補助減額(一食700円を600円に)に対する陳情
 3・4・10の地権者の方々からの陳情
 などです。

 また、新聞でも報道された住基ネットに関する国からの是正指導について、関口市長の切断を支持する意見と接続を求める意見とで紛糾すると予想されます。

 これらの問題は、市政の重要な問題であり、最悪2009年度当初予算が否決され暫定予算を組まなければならない、という状況に到ることも見えてきました。

 現在私は、公立保育園の保護者の方々や、年間約2万食のお弁当を有償ボランティアのような形で長年にわたり続けてこられた高橋料理研究所さんや、3・4・10の地権者の方々や、住基ネットの接続に反対する市民の方々のお話を伺い、また、勉強会などに参加して学習する中で、市当局に対し、当事者との話合いを継続し、三月議会までに調整の方向を見出せないものかと働きかけています。

 決して政治的対立で終わらせることなく、国立市市議会として合意できるところは何なのか、合意できないところは何なのか、明確に首長や住民に知らせるべきと考えますし、場合によっては財政の特別委員会を作ってもいいのだと思います。
 「議会力」を強化して市長部局と争うのではなく、互いに切磋琢磨してこの厳しい社会状況を乗り越えていく具体的な方策をつくり上げていかなければなりません。

 陳情こそ議会への住民参画の重要な柱です。今回予定されている住民からの陳情に、これからの国立市のまちのあり方を指し示すキーポイントが必ずあると確信して望みたいと考えます。

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2008年12月18日 (木)

血の通った政治を今こそ

 12月18日、夜9時過ぎに最終本会議が終わりました。

 『3・4・10の道路認定を求める決議』が、大和議員を筆頭に自民党・公明党・池田議員より提出されました。この件について、今後、様々な情報が飛び交うと思いますので、私の考えを表明しておきます。

 私は考えた末、この決議に賛成しました。賛成理由は以下の通りです。

  • やるかやらないかを決めるのは、今のタイミングより他にない(28億円とも積算される都の中央線高架事業関連まちづくり総合交付金を最大限に活用する)。
  • 市の財政を理由に、このまま保証なき「先延ばし」(今の計画では5年後から)では、この間2度も測量されている地権者は限界。
  • 市が負担する財源(一般会計で6億円、他起債)に関しては、現在、国立駅西側の暫定的に駐車場として活用している土地(28億円)を売却、或いは活用して、3・4・10のお金に回すなど、駅周辺整備の中で捻出できるはず。この10年間で2千万円以上かけて計画づくりをしてきたのは、そのためではなかったのか?
  • やるやるとの思わせぶりが一番だめ。地権者にとっては死活問題であり、担保なき「先送り」をするぐらいなら、いっそ計画廃止を宣言せよ。

 以上の意見を述べました。

 昨夕、雨の中、3・4・10の予定地を歩きながら、お店をのぞいたり、民家の前では、ここに住んでいる方はどんな心境なのかと考えました。東側の民家前は道路が狭いのに、北からの抜け道になっていて、雨が降っていた事もあり、けっこう危ないと思いました。
 その中で自分の実感とこれまでの調査内容を総合し、私自身がはっきりさせなければと思い、上記の討論となりました。

 3・4・10道路計画とは、国立駅の高架化工事に伴い、駅東側のガード下を幅16メートルに拡張し、両側に3.5メートルの歩道をとり、片道一車線ずつの道路をそのまま南北に延伸し、南は旭通りまで、北は国分寺市境まで抜くというものです。37年前に都市計画街路に決定されました。

 都市計画街路に指定された土地では、建物に制限が加えられます。地権者の方々は建て替えなどでも融通がきかず、売買も厳しく制限されます。
 特に中央線の工事が始まってからは、既に測量が2度入り、当事者の方々にしてみれば「その時が来た」のであり、商売やら何やら今後の見通しを立てなければなりません。大変切実であり、やるのなら確実にいつやるとの決定を一刻も早く出して欲しいとの要望が出されています。

 ある方は「へびの生殺しだ」と言われました。
 また私の議員としての師匠である井上スズさんは、地権者の方々や地元商店街が早くやって欲しいと要望し、地域で3・4・10に対する大きな反対運動も起きていないのなら今しかやる時はなく、市長は直ちに都にかけ合い、都の計画事業である以上はできるだけ都が負担するよう交渉すべきだとアドバイスしてくれました。
 私にはスズさんのご意見が、自分の心に抵抗なくすっと通り、腹におさまりました。

 作るのなら歩道をたっぷりとり、バリアフリーな生活道路をと考えますし、そのような提案も出されています。

 「血の通った生きた政治」とはこういう事ではないかと思います。
 これから市長は、地権者の方々と直接会い、また駅周辺まちづくり推進協議会の皆さんに再度集まっていただき、財政部局もいれ、最終調整に早急に入るべきと考えます。

 とにかく、「まずは当事者の声を聞く事」「東京都やJRに対して、市長・副市長がしっかり動くこと」「決断するタイミングを間違わないこと」だと考えます。

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2008年12月 8日 (月)

本日の一般質問は久しぶりのブチ切れ質問になりました

 本日、午後2時半から1時間、私の一般質問でした。
 議員になって10年、一期目、二期目は、頭にくる事が先にたち、質問するより、いかにヒドイ対応なのか、どうにかして分からせたいとの思いが強く、どうしても攻撃的質問になりがちでした。
 二期目の終わり頃から、怒ってばかりいても市長部局には伝わらないのだとの思いにようやく達し、冷静な丁寧なやりとりでと心がけてきました。

 しかし、今回、久しぶりにブチ切れの質問となりました。市長が「行革」の名のもと、市民にのきなみ負担増(特に高齢者の負担増)を強いる提案を出してきたからです。
 高齢者の食事サービス本人負担金値上げ、長寿祝い金の77歳打ち切り、介護保険低所得者への利用料軽減見直し、総合体育館のグリーンパスの無料化から半額負担へ、国保の全体的値上げ、家庭ゴミの有料化、下水道料金の見直し等々……。
 私はどうしても怒りを抑えきれず、我ながらものすごいハイテンションで1時間飛ばしました。

 市長はじめ皆さんゲンナリしたかもしれませんが、私自身も声はかれるし、結構くたびれました。
 このような自称「ブチ切れ質問」は、2004年度の予算編成に際し、当時の上原市長が突然、「財政危機宣言」を打ち出し、高齢者のふれあい牛乳や、保養所助成の打ち切りや削減を提案した時以来です。

 その時より社会状況は厳しくなっています。
 また65歳以上の方々は、国の税制「改革」により、当時より1億8千万円も多く市民税を納めておられます。介護保険でも医療改革でもダブルで、負担増に利用制限までされて、どこにも落ちつけず、老老介護になったり、大変な状況になっておられる方がいます。
 その実態が本当に見えているのでしょうか。高齢者福祉関連の予算に手をつける前に、他に手をつけられるものはないのでしょうか。ないのであれば、市長は理事者や部長の給料の大幅削減を、また賛成の議員は自らの報酬の削減を条件にやるべきと考えます。

 それほどまでの財政危機になっているとは私は思いません。
 高齢者福祉の見直しは最後の最後、やるときも所得制限を原則にやるべきだと思います。

 予算に反映するものに関しては、来年2月ぐらいに正式に決まるので、今後いろんな場で意見し撤回を求めていきます。

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2008年12月 5日 (金)

来年度からの介護保険料の値上げはされない見通し!にちょっと安心

 4日、5日と一般質問で一日5人の割合で続いています。
 主な質問は、市長が出した健全化方策について、住民基本台帳ネットワークについて、国立駅周辺まちづくり(道路3・4・10号線、旧国立駅舎)について、等です。

 また、議員提出の意見書案として、大和議員からは、国立駅周辺まちづくり整備の中で、3・4・10号の道路認定を求める意見書案が、小川議員からは国からの国民全員に対する支給金の使途についての意見書案の呼びかけがなされています。

 5日夜は公民館で開かれた、介護保険運営協議会主催の市民の意見を聞く会に参加しました。いつも感じる事ですが、グラフなどを使った資料がとてもわかりやすく、行政が作る資料のモデルになると思いました。

 運協委員と事務局を除くと10人ほどの参加者でしたが、それでも、支給量の上乗せの見直しと低所得者等特別な事情のある方への利用料を3%から6%に上げる事は絶対困るとの意見、地域包括支援センターの増設で相談にのってくれる人を増やして欲しいなど、一人暮らしの問題に加え老老介護の問題の深刻さが見えてきました。
 19日のまとめの運協でこれらの意見が反映される事を願います。

 運協としては来年度からの介護保険料の値上げはしない事でまとまったとのことで、とりあえずホッとしました。

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2008年12月 3日 (水)

久しぶりに頭に来た! 「アッタアニキターッ!!」と読んで欲しいぐらいですが、切れた相手は重松議員!?

 12月3日から8日まで一般質問です。

 事の発端は、お昼休み時間の永見企画部長の申し入れです。
 彼は、国立市の「平成21~23年度実施計画・中間集約財源調整・財政収支見通し」「長期収支試算」「財政健全化の方策結果一覧表」等の説明を9日午後で調整したいと言ってきました。

 他のおおかたの会派へは既に資料も渡され、説明も済んでいます。まだなのが、公明党と一人会派の池田さんと私だけです。
 一般質問(私は8日の予定)では当然これらの資料が前提になりますから、一般質問の後では困るし、議員間の情報格差がある事自体がおかしいので、とにかく資料だけでも早く欲しいと言ったところ、永見企画部長は「では帰って検討させて下さい」と応えました。
 私は内心、「何を検討するのか?すぐ渡すと言えないのはなぜか?」と思いましたが、できるだけ早くとだけ言って、議場に入りました。
 案の定、その後の大和議員の一般質問においては、その資料に基づいての質疑がなされました。

 資料の説明は、11月28日、与党(共産党・生活者ネット・民主党・新しい風)から始まり、自民党・明誠会まで終わっています。企画部としては、10日の総務文教委員会までに報告を終わらせれば良いと考えていたようです。

 しかし、市長政策を問う一般質問の際に、重要施策方針の説明がなされている会派となされていない会派がある事は、少数会派に対しての差別であり、その議員に票を投じた市民への差別行為であり、決して許してはいけないと、久しぶりに腹の底から怒りが込み上げてきました。
 大和議員の質問直後、「議事進行」(緊急動議として議長は発言を認めないといけません)の挙手をし、直ちに資料を持っていない議員への資料配布と一連の情報格差の問題を指摘しました。

 企画部長はすぐに渡す旨の発言をしましたが、猛然と噛み付いてきたのが重松議員でした。
 彼の言い分は、「自分からもらいに行かずに、文句を言うなんてわがままだ」という事で、私が挙手をして問題の指摘をしたのが、絶対間違っていると言うのです。言外に議場で指摘された職員がかわいそうではないかとの思いが見てとれ、私が議員の権力を振りかざし横暴な発言をしたと思っている事が伝わってきます。
 ちなみに与党である重松議員は、11月28日第一番目に、市長応接室で説明を受け資料ももらっています。

 後でよくよく考えると、彼と私とは同期で、思想的にも似ていると思ってきましたが、国立市議会の中での位置としては、市長与党として常に政策形成過程から最初に情報を得てきた彼と、常に一番最後にされてきた私とでは、味わったものが180度違うんだなあと思い、私が感ずる痛みはわかりっこないだろうと思いました。

 やっとの思いで手にいれた資料を見てビックリしました。国保の上限だけではない9000万円を目標とする見直し、下水道料金の見直し、ゴミの有料化、高齢者への弁当宅配の個人負担の増額、等々、信じられない内容で、関口市長はこの内容で提案する事をよく了承したなあと、絶句しました。
 8日の一般質問では、これからの不況を前に、市長自身が本気でこれらのものすごい行政改革を行うつもりなのか真意をただします。

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2008年12月 1日 (月)

12月議会が始まりました! 夜は『哀しみの南京』の上演会です

 本日から議会ですが、10時から始まる議会の前に、関口市長へ国民健康保険運営協議会委員として意見書を渡したく、9時に市役所に行きました。
 意見書の中身は、今年の三月議会で、国保の所得割の上限を52万円から国基準の59万円に引き上げる条例改正について、市民への公聴会をしないで決めた事を問題に、議会は引き上げ案を認めず、差し戻された訳ですが、それ以来、市長から再諮問もないまま今日まできました。どうやら、関口市長は再諮問したいと要望しているが、小沢国保運協会長の方で、慎重に検討したほうが良いとの意見で、協議が調わないで今日まできた事がわかりました。そこで、私と丸井さん、藤田さんの議会選出の3人で、今年度中に再諮問と公聴会まで開くべきとの意見書を出そうという事になった訳です。今議会、出産育児一時金が35万円から38万円に引き上げられます。大事な支援ですが、国からは交付税対象という事で補助金は一切入りません。所得割の上限を国基準に引き上げる事はやむを得ないと私は考えます。
 そういう訳で、関口市長に提出し、その後、小沢国保運営協議会会長にも提出し、早く結論を出す事を双方に要望しました。

 さて議会が始まり、関口市長の行政報告がありましたが、その中にビックリする報告がありました。
 9月12日に撤去された自転車を元の位置に戻す事を求めて訴訟が起こされたという事なのですが、九月議会中にもかかわらず、なぜ議会に報告しなかったのか、なぜ今まで報告しなかったのか? はなはだ疑問です。
 昨日の私の事務所での市民からの苦情もあり、頭に来て、行政報告に対する質問はできないため(それも変なのですが)、補正予算のところで無理を承知で、撤去された自転車置き場の補正につなげて、そのことを質問しました。議長は認めず、他の議員からも「それは無理」とヤジがあり、答弁をもらえませんでした。
 この訴訟は重大問題であり、本会議の場できちんと当局から報告を求めるべき質の問題であったと思います。非常に残念でした。

 夜の『哀しみの南京』は、多くの参加があり大成功でした。実行委員会のみんなの力は大きかったと深い敬意を表します。

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2008年11月21日 (金)

一般質問の通告をしました

 11月21日正午が一般質問通告の締切でした。

 通告書を提出するため、11時過ぎに市役所に着きました。ところが、入り口でばったり出会った農業委員の方が、「農業委員で体験水田を手伝った事に対しての対価として現物支給となったのよ」と、国立市の水田から取れた新米5キロを抱えておられました。国立でできたお米はどこを探しても売っていないので何だかうらやましく、おしゃべりをしていたら12時ぎりぎりとなり、あわてて駆け込み提出となりました。

 今回、私の一般質問は、12月8日(月)午後2時半~3時半の予定です。以下について質問します。
─────────────────────────
 1.来年度の予算編成方針にも連動する「2009年度市長行政経営方針」について
 2.国立駅周辺まちづくりと南部のまちづくりを「一体的」に考えてはどうか?
 3.しょうがいしゃ福祉問題
 ・ハンディキャップのある人の参画の保障について
 ・介助者不足への緊急対応について、東松山市を参考にして進めてはどうか
 ・社会的事業について
 4.こども家庭部が誕生したが、こども総合計画の最終評価と今後の課題について
─────────────────────────

 何故か私は、一般質問は一番最後が好きです。なぜなら、他の議員への答弁を踏まえた質問ができるから得した気分になるからです。逆にトップに質問するのが好きな議員もいて、こんなところにも小さいながらこだわりが表れます。今回もやはりラストの一般質問となり、何となくヨッシャッという気分です。

 午後は国保の運営協議会に出席。
 夜は12月1日の『哀しみの南京』上演会実行委員会でした。最後の実行委員会でしたが、何とも楽しい会で、何かを一緒にやるという事はそれだけで意味があると思いました。

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2008年9月22日 (月)

19日に九月議会が終わりました

 今回、市長提案議案の組織改正条例には反対(理由は9月2日のブログに掲載しましたので目を通していただけたらと思います)しましたが、賛成多数で決まり、11月1日からスタートします。

 最終本会議の最後に、突然、住民基本台帳ネットワークへの接続を求める動議が出され、議論が紛糾しました。最終的には12対11で採択されました。わずか一票の差です。生方議長はまとめ役のため採決には参加しませんので、もしも採決に加わっていたと仮定したら賛否同数であり、これを思うと、もっと議会として中味を充分に議論・吟味したかったと心底残念な思いでした。

 動議を提出したのは、公明党を筆頭に自民党・明誠会に一人会派の池田議員を加えた12名です。その動議提出理由は、

1.杉並判決を受け、東京都から2度目の勧告を受けている。
2.その勧告に現在の国立市は違法状態と書かれてある。
3.日本は法治国家であるからして、違法状態を放置できないからすみやかに接続すべである。
4.また、年金受給者票の提出に関して、切断しているために国立市は毎年提出しなくてはならず、その苦情が殺到している。
 等でした。

 それに対して私は以下の確認・質問・意見を述べました。

【確認事項】
1.東京都の勧告に法的拘束力はない。
2.動議にも法的な強制力はない。
3.今後、もし総務省から是正要求が来るとはじめて法的拘束力が生じる(それに従わないときにはじめて違法となる)。

【私の意見】
1.都の勧告には国立市の切断は違法状態と書かれてあるが、国立市は住基法に基づく自治体の権能として切断しているので、違法状態ではない。都に意見すべきではないか。

2.杉並と国立の違いについて
 杉並は住基ネットワークの参加・不参加そのものについて、自治体の選択を認めるべきとの主張で国と争い、負けた訳であるが、国立は第一次稼動(2002年8月)には接続(という事は既に参加している訳である)し、接続後、多くの住民からの不安の声や議会での陳情や議員からの意見を受け、同年12月に住基法に基づく一時切断に踏み切った訳で、杉並判決を国立にあてはめるのは本質的に違う。

3.一時切断以降、国立市は総務省と個人情報のセキュリティについての質問を6年間、繰り返し行なってきている(放置してきてはいない)。

4.国立市が再接続するための安全とする基準(2005年、国立市が専門家に依頼して作った安全基準)はいまだにクリヤーされていない(随時市報に掲載されている)。

【関口市長への要望】
 関口市長は市長選挙で住基ネットに関して、(国立市安全基準をクリヤーするまでは)切断継続することを公約に掲げ当選した訳であるので、政治生命をかけて取り組んでもらいたい。

 *──────────────────
 住基ネットのシステム(電子情報の結合)での個人情報の流出は、どの段階でどの様に流出したかすらわからない状態に陥る。
 しかもそこを自治体として調査に入る権限がない以上、その管理を国に委ねるより他なく、ましてや個人の自己情報コントロールの権利は全くきかない。社会保険庁の記録漏れ等の問題からか、公的年金の確認を住基ネットに連携させて手続きを便利にした事は、本来はやってはいけない危ない事なのではないだろうか。

 大切な個人情報をひとつにまとめていく事、その漏洩に関して、完全に防ぐ手段はないこと、住民基本台帳の事務を司る自治体に、市民に代わって立ち入り検査・調査を行なう権限があればまだしもだが、それもない以上、せめて市の責任において、市の声を国に届け続け、法整備を促すより他はないと考えます。

 便利な世の中になり電車やバスなどカードの利便性を享受するなか、なぜ国立市が接続を再開しないのかわからない、便利にリスクはつきもの、と感じる方も多いだろうと思います。何を今更と言われそうですが、個人情報が一元管理されていく事の怖さ、その情報がどこで盗まれ、どこで利用されているかわからない怖さ、この「わからない怖さ」の正体をあらためて見極めていかなければならないと思いました。
 議会の中でも議論を続けていきたいと考えています。

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2008年9月10日 (水)

10日は総務文教委員会でした

 10日は総務文教委員会が開かれ、長時間審議されたものの「国立市組織条例案」は可決されました。
 また、報告の中で、議員からの要請で、住民基本台帳ネットワークについて都から勧告が出された件が緊急追加されました。

 国からの是正命令が出ない限り強制力はなく、国もそこまでやった事は他にない(自治権への介入は原則としてやってはいけない)という事です。住民基本台帳ネットワークの中に年金受給やカードを使ったら税金の優遇があるとかの議論がありました。上乗せしていく事は便利に見えて、本当はコワイ事なのだ、と考えますが、その事の議論があまりなされていないのは問題と考えます。

 私は切断の継続を支持するとともに、漏洩の恐さだけではなく、国が個人情報を一元管理コントロールしていく事のコワサの方ももっと知らなければと改めて思った次第です。

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2008年9月 9日 (火)

8日は私の一般質問でした

 3~8日は一般質問で、19人の議員が質問しました。
 九月議会は前年度の決算の数値が決まり、来年度の予算編成の方針が固まり始める頃なので、それに繋がる質問が多くなります。
 今回もやはり財政運営に関する質問が多かったように思います。

 私は8日に一般質問しました。

財政問題
 「自治体財政健全化法」(夕張市のような財政破綻団体が出るのを未然に防ぐ制度。健全化判断指標の導入により自治体の財政状況を把握。自治体独自の財政健全化計画の策定を促す。2006年度の決算から開始)の新指標上は、国立市は問題ありません。にもかかわらず、「財政が厳しく、硬直化していて、来年度から毎年10億円不足する」と言うなら、その根拠(何をもって危機とするか)をきちんと市民に説明すべきと述べました。

 昨年、関口市長は市職員に対し、「痛みを伴う行政改革が必要」という行政運営指針を市長決定として出しました。この中で、国保や下水道などの各種料金の見直しや、人件費や事業の優先度決定を行う事、また、来年度2009年度予算から、コスト削減を視野においた枠配当予算にする事を決めました(今年度までは各事業毎の積み上げにより決定)。
 その優先度は市長等の理事者と部長の段階で判断され仕分けされる事になり、以前より増して、途中途中の情報公開が求められます。

 何より、小泉首相以来の「痛みを伴う改革」が、「痛みしか伴わない改革」であったにもかかわらず、全く同じ言葉を使って改革を行おうとする関口市長に、市民派だから大丈夫だろうという甘い認識を断たないとダメだと思いました。

高齢者福祉問題
 来年度からの第4次介護保険事業に際し、このままでは3度目の値上げが予想される保険料を値上げしないように求めました。
 今の制度では天井知らずで値上げできます。制度がスタートした2000年度の基準保険料(所得200万円以下)は3,025円だったものが、わずか8年で4,400円、40%もの値上がなされました。
 また今年度から始まった75歳以上を対象とする後期高齢者医療保険制度では、7割の方が従前より負担が大幅に増えました。

 関口市長に対し、「年金で暮らす高齢者の生活実態を把握しているのなら、これ以上とってはいけないというレッドゾーンがあるのではないか?」と質問しましたが、言質を取られる事を危惧したのか、「制度上ないから」との答弁に終始し、市長のところへは生活が厳しいという高齢者の声は届いていないのかとさえ思いました。

まちづくり問題
 6月議会で全会派一致であげた決議「21世紀に向けて、国立の都市農業を守り活かし、未来へつなげるまちづくり決議」の具体的な取り組みを求めて市長に質問しました。
 その中で、市長自身が南部のまちづくりのビジョンをまとめるにあたって、農協・農業委員会・商工会・国立まちづくり観光協会・学識の方々を招き、意見を伺い、今後に向けての課題を整理してはどうかと提案しましたが、これもピンと来なかったようで、改めて意見を述べようと考えています。

教育問題
 5月には二小のUSBメモリーを拾ったという者が400万円で買えと脅しの文書を教育委員会に送ってきた事件が起きました(これは紛失経緯から内部の犯行の可能性も出てきた)。
 7月には四小教員の立川駅ビルにおける盗撮事件(四小ではその前々日にセクシャルハラスメントの防止研修が開かれ、当該教員も受講している)。
 9月には「五小の児童を殺す」との脅迫文を警察に送ったとして青柳に住む女性が逮捕されたが、2日間の臨時休校となった事件。
 この犯人の女性は、乗っていた自転車に児童がぶつかってきたとして、7月に何度か五小に苦情を言いに訪れている事から、緊急保護者会では、学校側の初期の対応がまずかったのではないかとの声がいくつも上がったといいます。

 他にも、卒業記念品の「ミス」(今年の中学校の卒業式に中学生向けの英和辞典を贈った)の問題等、教科書選定の重責を担う校長・教育委員会のこのミスには全く呆れ果てますが、もっと問題なのは、事が発覚した後、ミスと認めず、「不適切であるとのご指摘を受け」とごまかす、その責任をとらない姿勢にあります。

 以上のような相次ぐ事件・問題に対し、その真相究明(警察や都教委にまかせず、市教委として、ひとつひとつ丁寧に事実調査し、場合によっては全教員にアンケートするなど)を求める質問をしました。

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2008年9月 2日 (火)

九月議会が始まりました

 1日から九月議会が始まりました。
 初日は提出議案に対する大綱質問でした。
 今回、「国立市組織条例案」(国立市役所の組織を大きく変える議案)が提出されています。これに対し、私は、以下の質問を行いました。
(1)庁議ではどのような経緯で決定に至ったのか? 庁議の過程を示す資料を請求する。
(2)福祉部の名称を何故「健康福祉部」に変えるのか?
(3)福祉の原則である社会保障が後退し、「自己責任」の論理、「受益者負担」の論理への後押しになっていくのではないか?
 また、人権・女性問題・平和施策を企画部政策推進室から生活環境部市民協働課へ移した事を取り上げ、その問題点を指摘しました。
 更に、企画部に徴税事務が移る事について問題点を指摘しました。企画部は、行財政改革の中枢機関であり、予算や実施計画をつくる部署ですが、その同じ部署が歳入の根幹をなす徴税事業も扱うとなると権力集中を招く危険があります。最終本会議で再度質問し反対したいと思います。

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2008年6月13日 (金)

「21世紀に向けて、国立の都市農業を守り活かし、未来へつなげるまちづくり決議案」を提出

 13日正午の締め切りに合わせて、議員提出議案「21世紀に向けて、国立の都市農業を守り活かし、未来につなげるまちづくり決議案」を提出しました。

 私が筆頭の提案者ですが、他に提案者に、自民党では松嶋さん、公明党では小口さん、明誠会では井上さん、社民党の藤田さんが署名してくれました。
 また賛成者に、共産党の長内さん、民主党の丸井さん、つむぎの会の池田さんが署名してくれました。
 生活者ネットと重松さん(13日不在でした)には署名をいただけませんでしたが、生活者ネットは当日は賛成しますとの事ですし、重松さんの指摘も含めて修正しましたので、もしかすると、国立の農業を守り、未来につなげるという議会としての意志表明が全会派一致で19日の最終本会議で可決される見込みです。

 この決議を第一歩として、生産緑地の買い取りや農地保全、緑地確保、歴史的風致地区指定などに向けて、具体的計画をつくるよう行政当局に提案していきたいと思います。

 12日の建設環境委員会では、環境基本条例を求める請願と申州街道の歩道の拡幅を求める陳情が全会派一致で採択されました。

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2008年6月10日 (火)

【一般質問から】 いのちの「セーフティネット」について

 9日は私の一般質問でした。

 多くの方たちが傍聴にきて下さいました。
 子どもたちもいました。
 後からきくと「社会科見学」を兼ねてという事でした。
 中学校でも「公民」という教科があるのでしたら、ライブで議会を傍聴すると、良きにつけ悪しきにつけ、政治は遠いところにあるものではないと感じられるのではないかと思います。

 後期高齢者医療制度について質問しました。

 年金収入177万円以下の低所得層の8割は、従前の国保の時より保険料が負担増となったとの新聞報道について、国立での実態はどうなっているか、ちゃんと声を聞いて国に対して意見するべきと考えるが、と質問をしました。

 しかし、国立市としてはまだ実態把握もしてなく、医師会も意見なしとの事で、市長も「必要あれば」国に意見するとの、極めて消極的な姿勢に感じられました。

 従来の医療保険は、国保・社会保険では、子どもや高齢者は「扶養」というかたちで、働く人が所得に応じて支払ってきました。また国や都・市も、「かかった医療費全体」を応分の割合で負担してきました。

 75歳以上の高齢者のみを集め、その一人一人から月平均約9000円を年金から天引きするという今回の制度は、「相互扶助としての保険制度」に反し、保険制度のていを全くなしていません。

 この制度の本質的な恐さは、従来はかかった医療費をもとに負担割合を決めていましたが、今回は、高齢者から集めた保険料の10倍を医療費と決めた事にあります。
 つまり、医療費用がかかれば保険料金はあがり、しかし75歳以上の方にはおのずと限界があるので、結果的に医療そのものを切っていくしかなく、その結果が医療費全体のコスト削減につながるという、極めて残酷なやり方なのです。

 これが国の言う「自己責任」なら恐ろしい事です。
 この恐ろしいという感覚を市長とは共有できている筈との前提で質問しましたので、あまりにもそっけない返事に、あきれはてました。

 早急に実態を把握して国立市としての意見を国に提出するよう意見しました。

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2008年6月 8日 (日)

六月議会一般質問で、気になるやり取りがありました

 6月4日から始まった各議員による一般質問の中で、いくつか気になるやり取りがありました。

【その1】
 住基ネットに関する市民アンケート(今回3000人分、約100万円の補正予算計上)について、「結果を接続する根拠にするのか? する気がないなら、アンケートは必要ないではないか?」との質問。

 これに対し、関口市長は、「5年たって、裁判判決があったり、住基カードを使っての税の優遇や、他自治体における住基ネットに関わる情報漏洩問題も起こっている。ここで改めて市民の声を聞きたい」との答弁でした。

 現実、議会では時折問題化される事はあっても、住民から住基ネットがないと不便との声を聞いた事はありませんし、議会へ陳情も要望も出されていません。
 住基カードがあっても、銀行のカードのようにコンビニから住民票がおろせる訳でもないので、住基ネットを接続している自治体でも、カードを作っている人は10数%と言われています。

 実のところ、利便性においては、ピンとこない制度です。それなのに莫大な税金をかけて管理維持するのは、住民や地方自治体のためではなく、国が地方分権と言いながら、国民全員の名簿を一元的に管理するための方策だろうと私は思っています。

 これからの戦争はコンピュータの情報争奪、コンピュータウィルスによるかく乱と言われています。
 大切な情報は本当はコンピュータに入れてはいけないと思います。紙ベースでの管理がより限定的、より確実ではないでしょうか。
 法的にも地方自治体固有の事務である住民基本台帳は、地方自治体どまりとすることが必要です。
 古いと言われても、その方が安全だし、主権者として行政のチェックも可能と考えます。

【その2】
 7月から始まる容器包装プラスチックの回収は、ややこしくてよくわからないという声が上がっているが?

 答弁では、排出事業者の排出抑制効果をねらっての回収で、今回新たに仕分けして、洗って出す容器包装プラスチックは、事業者により“熱再生”されるとの事!

 あれっ、リサイクルで蘇るんではなかったの?

 「熱再生」とは回収プラスチックを燃やして、その熱を利用する(燃料にする)のです。
 プラスチック製品に生まれかわる様なイメージですが、その様なリサイクルをするためには高い純度が必要で、取り組みを始めたばかりの国立市には、そのようなリサイクルをする業者の入札はなかったそうです。

 国立市は、可燃ゴミとプラスチックを分別していますが、別々に持っていっても、多摩川衛生組合では、可燃物と一緒に燃やしています!
 これも「熱再生」(サーマルリサイクル)で、ガス化して、一部はお湯も沸かしているそうです。

 市民からみれば、手間をかけさせて、だましているところですが、ゴミを分けるのは必要だが、最後のリサイクルまでちゃんとやってもらいたいものです。

【その3】
 学校給食について、センターの立て替え検討と同時に、調理の民間委託の検討に入ったという事。

 民間委託を財政再建の錦の御旗にするのは、大間違いです。
 安くあがるのは、それだけ、人件費の削減を民間にやらせる事です。

 学校給食は、食育という形で重要視されはじめました。また地産地消30%を学校給食でめざす計画となっています。食材選びから献立、調理、残菜まで、トータルで考えるべき大事な問題です。

 などなど……。

 明日はいよいよ私の一般質問です。
 いのちのセーフティネットについて、福祉・農地・教育から質問します。

 毎回一般質問は一期一会と考え、一所懸命の気構えで望んでいます。
 いろいろな方の訴え(今回は自然の声もあります)をもう一度ふりかえりながら、落としている点はないだろうか、自分は何を主張したいのか、胸の内を点検します。この詰めの作業にどうしても時間がかかります。今夜も徹夜になりそうです。

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2008年6月 2日 (月)

6月2日から議会が始まりました

 いよいよ、6月議会が始まりました。19日を最終本会議とする日程です。
 初日は、土地開発公社と文化スポーツ財団の決算予算の報告、及び各議案の提案説明がありました。

土地開発公社については
 19年前に購入した谷保の土地(約6千万円)と、17年前に購入した北の都道予定地(約2億5千万円)、及び、現在、旧国立駅舎が解体保管されている倉庫がある谷保の土地(約3億3千万円)について、今議会に上程されている優良企業誘致促進条例とリンクさせて、早く有効に売り払うべきと意見しました。

 建設部長の回答は、北の都道予定地は動かせないが、谷保の土地2カ所については来年、再来年で買い取り、売ることも検討するとの事でした。

 更に、農地を保全するために、相続が発生した場合の生産緑地買い取りも検討を始めてはどうかと提案しました。

 日野市では、緑地公社があり、緑地公有化計画に基づき買い取っています。
 今、農地を農地として残し、活かしていく事は自治体の責務ではないかと考えます。有機農業推進法もできました。また東京都もこれからの農業のあり方を指針にまとめています。国や都の制度をフルに研究活用し、一歩踏み出すべきと考えます。

文化スポーツ財団の経営状況の報告に対しては、
 国立の文化芸術・社会体育の拠点でもあり、指定管理制度の中で、民間ではなく、財団を指定したのは、よりましな選択だと私は評価しています。
 財団には2億9千万円の公費を投入し、事業収入と利用料金等で約6千万円の収入をうみだしています。
 今年度の予算では、700万円上乗せの予算を組んでいますが、それを具現化するためには、相応の市民へのサービスや企画が必要です。
 しかし、芸術小ホールは、施設の老朽化はもとより、窓口対応の悪さ、利用がっての悪さ等、市民からよく苦情が出ています。
 市民の苦情に、利用アップのキーポイントが込められていると考え、市民のニーズを活かしての運営をと意見しました。

 ちなみに、古民家の利用が伸びており、またまた城山南地域の農地と里山の風景は残しておかなければならないと感じました。
 もっと古民家を活かした市民企画の方策を考えるべきと意見しました。

 7月12日には、国立の文化・芸術を考えるシンポジウムが開かれますが、やるのなら、国立の文化芸術振興計画や条例につなげて(ビジョンをしっかり定めて)行うべきと意見しました。

一般質問は4日~9日まで、一人1時間です。
 私は9日の3時45分~4時45分の予定です。
市民から怒りの声が出ている後期高齢者医療保険制度について
生活保護の窓口対応の問題について
介助者不足の緊急対応について
 以上を福祉問題として取り上げます。

他に、三月議会で提案し、検討するとの回答があった、食と農を守っていくための施策としての生産緑地の買い取りについて3月以降どのような検討をしたか質問します。

 また教育では、
全国紙に取り上げられた、二小で起きた事件(児童の成績に関する情報が入ったメモリースティックを拾ったとして、400万円で買え!と威してきたという事件)について
今年の中学校の卒業式に卒業記念品としてなんと「中学校向け英語辞典」を配ったというミスについて
 以上を質問します。

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2008年3月14日 (金)

予算委員会が終わりました

 昨日予算委員会が終わった。
 私以外は賛成し、関口市長の初めての予算は、自民・公明等の付帯決議付き(国立駅東側ガード下から南北に伸びる都市計画道路3・4・10の延伸部分の着工時期の明確化など)で成立した。とりあえず良かったとの声が、「与野党」両サイドから聞こえた。市長はじめ、職員も議会対応が終わってホッとした事だろう。

 でも、私は、ふに落ちない。モヤモヤ感が残る。

 確かに、保育園や小・中学校の耐震診断や工事を進めるなど、賛成できるものも、いくつかある。

 しかし、210億円と言われる、国立駅周辺のまちづくりの財政フレームが全くはっきりしないまま、またもや、08年度は370万円のまちづくり協議資料作成が委託される。昨年(07)9月議会での、850万円の委託費用(私のみ反対)は、何に消えたのか?これまで8年間、2000万円以上のお金をつぎ込んでも、まだ事業全体の資金計画が示されないのはおかしい。今議会では、行政としての責任を行政が果たしていない事を行政につめより、事業計画と同時に、資金計画を出させないといけなかったと思う。

 また、メディアに配られた予算案の概要の中に、関口市長の今後の行財政運営にあたっての指針の一つとして、「痛みを伴った改革を職員は意識して行うように」との指示が書かれてあった。
 私は、驚いてしまった。小泉政権の〈痛みを伴った改革〉が格差を生み、どれほどの多くの人が「痛みはもうたくさんだ!」と悲鳴をあげていることだろう。
 私は市長に、「〈痛みを伴った改革〉とは何か?」と質問した。
 市長は「市民の要望に応えられない事もあるという事」というような答え(まだ、議事録がないので、これは重要だと思うので、後日正確にお伝えします)であった。
 言葉は意識を規定する。小泉政権の“改革”を心底許せないと感じていたら、この表現は使わないはずと私は思う。

 家庭ゴミの有料化も、3年後実施の計画である。市長は、基本的には有料化は反対という。反対だけど、市の計画にあるから、ローリング方式で実施を3年後に伸ばしたという。
 反対だったら、有料化計画を白紙に戻せと私は思う。私はあえて、「私は~と思う」と意識して綴った。自分の意識を自覚し深め、尊重し、発動し、自分自身と市民への責任を負うためだ。同時に議会中のお守りでも、きつけ薬でもある。もっとわかりやすくいうと、自分で自分を励ますっていう事です。

 今日は休会日。
Kc280012 今から、谷保で有機農業をされている方の所へお話しを伺いに行く。何だか、それだけでホッとしている。そこで、また「私の元気」の補給ができそうだ。

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有機農家の谷保の北島さんの畑の、ルッコラをその場で摘んでいただきました。感動しました。写真は、水菜です。こぼれ種で育ったもの、これも美味しかったです。

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2007年12月 1日 (土)

12月3日から十二月議会です。

 毎回必ず、大事でかつ切実な陳情が出され、議会直前のこの時期は、陳情者の方々から事前の説明を受ける事がよくある。

 今回は、私が所属する福祉保険委員会(14日審議)に、『中国残留邦人新支援に関する陳情』(「中国帰国者の会」提出)と、『原爆認定制度の抜本的改善を求める意見書』(国立市原爆被爆者の会である「くにたち桜会」提出)が出された。

 ともに当事者の方々による陳情であり、戦争の問題がいまだに解決されておらず、苦しんでいる方々がいるのだという実感を強くもつ。また、当事者の方々が高齢となり、介護・医療・生活保障と、扱う分野が福祉である事も、問題の切実さを示している。
 この問題は、福祉と同時に、人権・平和の視点で、教育など全庁的に施策を考える事が大切なのではないだろうか。

 他に、主な議案は、補正予算では、一小学童用地買収費5443万1千円(全額はこの倍)。今まで借りていたが、地主の方の事情により、学童用地だけでなく、周囲の林も含め買い取るとの事。自然を残し環境教育の一貫にもしたいとの事。大事なことだが、億単位の土地購入に関しては、やはり、両手をあげて賛成とはいかない。慎重に審議する必要がある。最終本会議(20日)までに視察に行こうと考えている。

 次に、給食センターの老朽化に伴う整備計画が示されたが、それによると、……今のセンターは立て替えが必要だが、現建物を壊しての建て直しは、その間、給食が中断するため不可能。従って新たに建設する間は、現センターの補修を行い、維持する必要がある。また、新たに建設する場合は、民間活力であるPFI等を検討する必要がある。補修の際は、米飯等の民間委託なども検討する必要がある。新しい給食センターを作るなら、土地を買わなければならない……などなど、気になる事項ばかり。

 私は米飯委託には反対だ。現在お米の購入は、地元の米屋さんは2店舗から。全体では1500万円ほどの米代だが、私はいっそのこと、全て地元の米屋さんから購入するよう提案している。また、大鍋では米が上手く炊けないのであれば、各学校で米を炊けるようにしたらどうか?(そういえば、私がこの夏視察した北海道の恵庭市の市長のマニュフェストに、各クラスでごはんを炊くというのがあった。)

 給食センター長は、米飯の委託候補のセンターのパンフレットを示し、いかに安心で衛生的でおいしいか力説したが、例え、少々手間がかかっても、地場の野菜、地域のお店を使い、学校、またはその近くで調理する事は手離さない方が良い。

 教育のためにも、いざという時のためにもそう思う。

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2007年9月28日 (金)

九月議会の報告です(その2)

 21日に終了した九月議会について、私の感想(深夜1時半までかかった事、車イスの方々が最後まで傍聴された事等)は述べたが、どんな議案が出てどうなったか、ちゃんとした報告がないというご意見をいただきましたので、報告させていただきます(詳しくは、後日、議会レポート『こぶしの木』で)。

 今回一番大きな問題は、なんと言っても、850万円の国立駅周辺基本計画策定委託料が含まれる補正予算の審議でした。結果は、私一人が不採択で、補正予算は採択されました。

 基本計画策定のための基本方針案が提案されたのは、7月初めです。8月末、その案が誰かの議員の意見で大幅に修正されました。そして最終本会議の9月21日、私と池田智恵子さんの二人への声かけなく、他の22人の会派の調整により、「議会合意と市民参加の推進」「3・4・10の開通」「南口駐車場の用途指定の見直し検討(高さ制限の見直し)」「計画範囲に南口ロータリーを加える」、以上が追加されました。

 この事に抗議するため、議長に対し、私と池田さん二人に声をかけずに、残りの会派だけで調整したのは問題として質問書を出しました。このように、水面下で非公式の場で議会の力関係によって内容が変えられる。しかも市長は、高い建物はいらないと選挙公約に掲げていたのではなかったか?高度利用は自民党などの主張であったはずです。

 また850万円の委託費そのものについても、今から簡易プロポーザル方式で、6社以上選定して提案書を提出してもらい、職員が選ぶというが、見積り業者も指名業者になり得るし、選ぶのも建設部を中心とした職員です。850万円の見積りを出した業者が指定される可能性もあります。あまりに不透明すぎて否決しました。

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2007年9月22日 (土)

午前1時半、九月議会終了

 22日午前1時半、長い最終本会議が終わった。多くの車イスの市民の方々が、21日お昼から最後の22日午前1時半まで、何と12時間もの間粘り強く傍聴されていた。その姿に言葉に尽せぬほど敬意を抱いた。
 全身性しょうがいと言われる車イスの方は、自分の意思とは無関係に筋肉の緊張がおこる。その繰り返しの結果、神経を圧迫し、二次障害として、けいつい損傷と同様な全身マヒに陥っていく人も多い。過度の疲れ、ストレスは、本来は身体への負担が大きいはずで、次の日、大丈夫かなあと、つい「余計なお世話よ」と言われることがわかっていても、案じてしまう。
 彼らは、私の何倍も生きるために闘ってきた、キャリアと気迫がある人たち(そうでなければ、地域での自立生活のキープは困難な現実がある)であることをわかっているつもりでも、思想闘争の場でもある議場で起きる異様なストレスを知ってるだけに、今回はやはり、長時間待たせたことを堪らなく辛く、申し訳なく思った。
 この痛みから、陳情・意見書などの取り扱いは他の議案と切り離し、それだけの審議とするか、または議案より先に審議するかの検討を議会でする必要があると考える。
 車イスの方々は、障害者自立支援法の緊急見直しを求める意見書(議員提出議案)の審議結果を見守るために、粘り強く傍聴を続けた訳であるが、他に「公団住宅」の陳情を出された住民の方たち、沖縄戦における集団自決は軍命によるものであったとの記載が教科書から削除・修正されたことに対して、撤回を求める陳情を提出された市民の方がた、児童扶養手当ての削減見直し、身近な地域で安心してお産ができるための助産院の確保を求める意見書などの対象となる方がたの、多くの傍聴があった。
 これは、社会不安のあらわれでもあるが、議会への住民参加の反映でもあり、議会の役割として重要と考える。やはり傍聴席が議会を動かす。「傍聴席」という名前は変えた方がよいのではないだろうか?「主権席」「市民席」など、そう感じた。

~~余談だが~~
 議場の議論は、している方も聞いている方も心底疲れるものだ。対立する意見を闘わせ、あげ足もとれば、相手にダメージを与えるようなヤジも飛ばす。落ち度を見つけると、大問題とし、議事を中断させる。見ている方には呆れ果てられること間違いない。
 例えば今回は、「独立行政法人都市再生機構」の名前となった旧公団住宅を陳情者である住民が「公団住宅」と書いたのは間違いとして、何時間もストップした。「公団住宅」の方が、その住宅のおおもとの性格を正しく表していると思うし、間違いとは言い切れず、了解できる範囲のはずが、自民党、公明党などが正確でないことはダメ、と了解せず長時間中断した。 また沖縄戦の意見書のある議員名のハンコが少し二重になったのは印としては成立せず、認められないとして、また中断した。自筆のサインがあり、その脇の印鑑で二重と言ってもクッキリ読みとれる。それでもダメという。
 議会は合議性だ。最終的にはみんなで見て、認識できるのなら許容範囲として認めても良いと考える。
 そうやっていちいち中断させられると、ただごねて、引き延ばしてるだけだろうと勘ぐりたくなる。なぜならば、逆の立場にたったら、どんなにセコい事をしても阻止したいと頭Kiku_5をひねくりまわした覚えが自分にもあるからだ。国会の牛歩、ヤブレカブレの乱闘、愚かで滑稽にすら見える行為に実は人間を見る。
 愚かかもしれないが、非暴力で武器を持たない、使わない、その覚悟のためにも、より、少数がゴネテゴネテゴネマクって、体制の論理にブレーキをかける方がいい。
 人は所詮愚かな生き物の自覚を持ち、だからこそスッタモンダし続けることを手放さない方が良い。
 民主主義って、本当は、カッコ悪いものなんじゃないかなあ、と近頃思う。

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2007年9月18日 (火)

『国立駅周辺まちづくり基本方針案』(その3)

 11日に引き続き、18日に全員協議会が行なわれ、私の質問は一番最後でした。

 なが~く待たされ、ようやく自分の番がくるのは、それだけでストレスがたまるものだ。他の議員の質疑と答弁で見えてきた問題と、たまったストレスとで、必然的に質問する語気が荒くなる。言われた職員さん達は頭にきたことだろう。今回も、またやってしまったが、一人会派の「一匹狼」の私だ。どうしても牙をむく。

 その事を踏まえて、以下を読んでいただきたい。

 今回の方針(案)は、関口市長の言うように、本来的には2年前にはできていなければならなかった。2年間も遅れたのは、前市長が旧駅舎の「曳き屋」だけにこだわったせいである。議会で、どんなに全体的な市のビジョンを示せと言っても出さず、1,000万円かけてマヌ建築研究所に委託した何冊かの資料をよりどころに説明を繰り返すのみだった。

 2年間放置されて、ようやく出てきた「方針案」は、簡単に言うと、重要なポイントが全て抜け落ちたダシガラのようなものだ。方針とは、理想である構想の中身の目指す方向を具体的に述べるものであり、今後の実施計画でもある基本計画の土台とも言うべきものでなくてはならない。

 まず、一番大きなコンセプトである「森の駅」構想が言葉としてどこにも入っていない。このキーワードは不可欠ではないか。方針に明記すべきと主張した。

 次に、新駅構内の広くなる南北自由通路が24時間使えるようにという、肝心の「24時間」の文言がない。長年の歩行者の悲願だ。方針に盛り込むべきと意見を述べた。

 次に、大学通りと一体となった「森の駅」と、広場としての空間を創るためには2,000㎡の確保は不可欠という、「2,000㎡の確保」という言葉もない。これこそ100年の計である。国立駅に降りたって、眼前に広がる緑豊かな大学通りと駅前広場~青空と空間と緑のパブリックスペース~の確保は重要である。この点を明記すべきと意見表明した。

 次に、関口市長が旧駅舎をどうしても復元したいのなら、その手法の明示が必要(復元には6,000万円かかると言われている)。市がお金を出すなら財源はどうするのか。私は、残したいなら、残したい人達で残し、活かす、それこそ民間活力の導入を提案すべきと考えている。この事の事業手法の方針を明記すべきと意見表明した。

 南口駐車場用地の活用については、南口駅前広場との換地にする、または、南口広場を買うための費用を捻出するために売る、もしくは、これまでの各資料に書かれていた、様々な事業手法の中で一番ふさわしいと市が考えているものを明記すべきと主張した。

 東側、3・4・10西側西一条の2本の道路を貫通させるのなら、近隣及び地権者の合意・条件・財源の保証の明示が必要である。

 最後に、この総事業費はいくらかかり、うち、市税の投入はいくら、各種補助金・交付金の見込みはいくら、またJRも含めた民間による事業区分の明示など、市長は具体的に、方針を裏付ける資料を、方針と共に提案すべきであったと主張した。これは、これまで作成された資料をもとにすればできる(全てを熟知している建設部長がいるのだから当然できるはずである)。全てをコンサルティング会社と、まちづくり推進協議会に委ねるのは誤りであると考える。

 市民への情報公開と説明責任もまだ方針案についてはなされていない。また、議会に対しても全会派それぞれに説明された方針案(私は8月24日に説明を受けた)が、8月31日に、どこかの誰かの議員の意見により、大幅な加筆修正がなされた。これは明らかな、議員格差ではないか。水面下で大胆な変更がなされたことは、大問題である。少なくとも、今回のような全員協議会のような、表での話を踏まえて、変更はなされるべきと強く主張した。

 明日(21日)の最終本会議の補正予算では、約850万円のまちづくり基本計画策定委託料の不明朗さを問題にしたい。

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2007年9月10日 (月)

一般質問を終えて

 一般質問は議員のキャラが出ますね。

 私はこの1時間で、この間出会った人の訴え、見て聞いて調べて感じたことを伝えきり、行政の問題点にはブレーキを、良い面には拍車をかけ、足りない面は充実させたいと考えています。自分でも驚くほどの執念となります。良くも悪くも、切迫感が焦りとなり、必死になって、1秒がとても大切になります。と同時に、思いと膨大な資料を整理しきれず、ギリギリまで時間がかかってしまいます。

 一般質問の前夜は、毎回ほぼ徹夜で考え続けます。自分は何を伝え、何を獲得しようとしているのか?最後の最後まで、考え続けることをあきらめません。言論による、民主主義だけが許される戦いだと考えるからです。自分でも驚くほどテンションが高く全力投球となるのは、職員のいわゆる「官僚的」答弁ではない、心を揺さぶり、ガードを取り払った答弁が欲しいと思うからです。

 そういう調子の一般質問で今回も終了しました。

 悪質なサギまがいの違反建築には、厳しい指導を求め、しょうがいのある方の市民参画には、発言保証は当然の権利と認めさせ、虐待される子どもの支援体制の整備、高齢者の生活実態アンケートの活かし方、バリアフリーなまちづくり等、少し前進しました。

 傍聴にいらした市民の皆さんが主権者であり、主役です。傍聴席の存在が私を動かすのです。

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2007年9月 9日 (日)

九月議会一般質問

 明日10日(月曜)、予定では5時~6時の1時間が私の一般質問です。

 9月は23日~25日がお祭りなので、その前に議会を終わらせたいということなのか、通常は1日5人までのところを6人までつめこむことになりました。

 今回の私の一般質問は以下の通りです。

1.まちづくり問題
 六月議会で趣旨採択された「悪質な違法建築に対し、撤去及び指導を強く求める請願」のその後の対応について問う。

2.しょうがいを持つ人の市民参画について
 しょうがいを持つ人の市民参画にあたって、発言を保証するための支援が不可欠と考えるが、そのことについて、関口市長の基本的姿勢を問う。

3.福祉のまちづくり問題
 ①第二次地域保健福祉計画中間評価で設置を提言された「バリアフリー協議会」(仮称)の設置について問う。
 ②地域福祉を推進していく上で、総務部地域防災課のあり方について問う。

4.高齢者福祉問題
 75才以上の高齢者生活実態アンケート結果の活かし方について問う。

5.環境問題
 保存樹木の保存について、関口市長の認識を問う。

6.子どもの権利問題
 「子ども総合計画」の進捗について、子どもがいつでもかけこめるシェルター等の支援体制の整備が必要と考えるがどうか。

7.人事問題
 関口市長になってはじめての、2名の教育委員と副市長という、非常に重要な人事について、市長の基本姿勢を問う。Neko03

 是非、傍聴においでください。

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ブログ始めました

070901_142502  「小さな声を大切にするまちづくり」をスローガンに、三期目がスタートして、あっという間に、九月議会に突入しました。

 この間に六月議会、そして7月には参議院選挙もありました。強行採決を繰り返し、教育基本法を改悪、急激に右傾化し、福祉を切り捨て、年金問題では国民の信頼を完全に裏切った、自民党が大敗しました。

 私は東京選挙区では無所属の元薬害エイズ国賠訴訟原告の川田龍平さん、全国比例では沖縄の元読谷村長山内トクシンさんを応援しました。二人ともに当選でき、どうにか未来に希望をつなぐ事ができました。Img_0050_3

  7月はまた、北海道の、財政破綻した夕張市、日本で一番進んでいると言われる議会基本条例を作った栗山町、ガーデンシティと言われる恵庭市を訪れ、市長とお会いしました。

 8月2日~4日、京都で開かれた全国革新議員会議に出席し、憲法・裁判員制度・少年法等を学習しました。

 8月20日、東京荒川で開かれた全国地方議員交流会に参加し、沖縄・日朝友好・医療問題等を学習しました。やはり実際に見たり聞いたり、学習したりすることは、とても大切だと感じます。

 いよいよ九月議会です。

 補正予算に国立駅周辺まちづくり基本計画作成委託費用872万円が計上されました。すでに上原市長時代に、マヌ建築研究所にトータルで1,000万円も資料委託しています。なぜさらにここにきて、こんなにも必要なのか聞いていきたいと思います。

 というわけで、九月議会から上村和子のブログを始めます。

 よろしくお願いします。

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