2009年9月10日 (木)

一般質問報告【その1】──国立駅周辺まちづくり問題について

Fuyuan1  前議会に引き続き今議会でも、「国立駅南口をオープンスペースにしたい市民の会」の皆さんに、力作のパネルを作って頂きました。
 今回は新たに、「旧駅舎が復原されるとワイドビューからの眺めはこうなる」というシュミレーションパネルができました。【右図をクリックすると拡大画像が表示されます】
 9月議会からインターネット中継が始まりましたので、中継で見た市民の方から夜、早速電話が入りました。

 旧駅舎が復原されると、現在駅ホームからまっすぐ見えている大学通りは全く見えなくなるという事に驚き、「多くの市民はそうなる事を知らないのではないか。そのシュミレーション入りのチラシを作って、是非多くの市民にも知らせて欲しい」というものでした。

 ホントにそうだなと思い、「国立駅前をオープンスペースにしたい市民の会」等の皆さんと相談の上、チラシを作りたいとお答えしました。
 インターネット中継の効果を感じた次第です。

▼「ホームからは、旧駅舎がない景観の方が良い」と市長

P4063525  一般質問の中で、私は市長に、「6月議会でパネルで示した桜が満開の大学通りをまっすぐに見渡せるワイドビューからの眺め(右写真)と、旧駅舎復原後のシュミレーションパネルとの、どちらが良い景観だと思いますか?」と質問しました。

 初めて市長から、「ホームからは、旧駅舎がない景観の方が良いと思うが、大学通りから見るとあるほうが良いと思います」との答えがありました。
 更に、「ワイドビューによって、新たにこの様な(まっすぐに大学通りが見渡せる)景観ができた訳ですから、今後、旧駅舎がない場合も検討する必要が出てきたと考えます」との答弁もありました。

 9日には市長とJRとの話し合いが予定されていましたので、私は市長に対し、
 (1)新しい国立駅前については、市民(JR利用者)から、使いやすく・安全で・眺めがよく・朝市やイベントなどに活用しやすいオープンスペースにしてほしいとの要望が市に出ている。
 (2)旧駅舎復原云々以前の問題として、本来的には、JRはJRの責任において、駅前の2000平方メートルの空間を、お年寄りやこどもやしょうがいのある方々など誰もが、安心して歩け、利用しやすい駅前広場として整備すべきである。
 (3)更に、そのまちが持っている固有の雰囲気・魅力を損なう事なく、さらにアップする事でまちの玄関口となり得るように駅前広場を良好に整備すべきである(これって当たり前の話しだと思います)
 以上を必ずJRに伝え、JRの企業理念を問う姿勢をもって話し合いに臨むよう要望しました。

▼総務文教委員会で補正予算否決

 今回は補正予算に国立駅周辺まちづくり基本計画策定依託料1,100万円が提案されています。

 昨日の総務文教委員会では、その補正予算が否決されました。

 昨日、関口市長からこの間の経過の報告の電話がありました。
 この議会で、自民党・公明党・明政会の三会派は、「実施計画ではなく、あくまで基本計画なのだから、9月議会で今の基本計画(案)の案をとり、具体的に3・4・10の道路認定のための調査など、前に進む事が重要。そうしなければ、市長の言うJRとの合意の上での基本計画は12月までには到底できないし、3・4・10も具体化の保証はない」と主張しています。

 それに対し、関口市長は9日に、三会派の幹事長に、新たな案を提案したそうです。
 その内容は、
 (1)12月議会までに基本計画を策定し、議会に報告すると共に、3・4・10号線の道路認定に具体的に動く担保として、11月に事前の具体的担保となる報告をするということでダメか。
 (2)更に、万一、12月議会までに基本計画を策定できない場合、退職金(約1,000万円)を辞退するという事でどうか。
 以上の2点を示したとの事でした。

 議会の方からは何の話しも聞いていない私としては、“ギョーテン!?”の内容です。

 本日の建設環境委員会で表に出るのかどうか、ですが、何か釈然としませんし、納得できません。
 納得できないのは、水面下での調整の展開のしかたが生々しいからなのか、こんな決まり方は対話でも開かれた議論でもないだろうという思いなのか、議員である自分が知らなかっ事に対する、またか、の思いなのか、こんなやり方はもう古いよーの思いなのか、議員になって11年たっても、いまだにつのるモヤモヤです。

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2009年7月 8日 (水)

山形県米沢訪問(1)── 集合場所では『噂の東京マガジン』で盛り上がりました。

 7月6日~7日、山形県米沢市に行ってきました。

 私の先輩である井上スズさんは、12月に米寿を迎えられます。12月5日にスズさんの米寿を祝う会を開くのですが、その準備の一環として、スズさんの故郷である米沢を実行委員会で訪ねた訳です。

 TBSテレビ『噂の東京マガジン』に、甲州街道の歩道の狭さに関する番組が放映された翌日でしたので、国立駅で集合した時から、もっぱら話題はその事に集中!

 集まった皆さんは、井上スズさんと共にまちづくりの市民運動を何十年も続けて来られた方々ばかりですので、感性良いご意見がぽんぽん飛び交い、今すぐにでも運動が始まり出しそうです。

 テレビでメインに写っていた遠藤さんもそうですが、国立の市民によるまちづくりの気風は、70代~80代の市民パワーが根幹にあるのではないかと思います。
 おいくつになっても地域や社会の主体者としての意識を失わない、この元気が好きだなあとまず思いました。

 集まった皆さんのご意見は──

*危ない実感が良くあらわれていた。
*オリンピックと因果関係があったなんて知らなかった。
*いい番組だった。
*1日3万台の車が通っていて、2万台に減らないと、4車線を2車線に減らす事はできないと都は言っているが、これって逆じゃない。まず車線を減らしてみないと、車の通過台数も減らないんじゃないの。
*都議選挙なのに、この件で言う候補者いないよね。
*撮影中に事故が起きるなんて、これまで亡くなった方々の、「ここはこんなに危険なんだ、早くどうにかして欲しい」との思いがあらわれたんじゃないの。
*ムシロをひいて、歩道が広かった当時の歩道の幅を表現していたのは良かった。
*傘をさして歩いたのは、いかにスレスレに車が走るかが伝わって良かった。
*これで、東京都が何も動かなかったらおかしいよね。
*関口市長はもっとジャンジャン動くべき。
等など……。

 しかし、圧倒的に多かった感想は、ほんの一瞬写った、私のテレビ写りが、実物より良かった!という感想でした。
 さすがプロ、写す角度が良い、若干痩せて見える!とほめられました。

 また、我が師、井上スズさんからは、「あなたのコメントは簡潔で良くまとまっていて良かったですね」とほめられ、これまた、本当は20分ぐらいしゃべった中の一センテンスだったので、これもどちらかというと、編集のなせる技であり、やはりテレビの持つ力とはスゴイものだという実感を抱きました。

 この番組を仕上げるまで、担当ディレクターの方は、徹底的に調べ取材されており、その労力の裏付けにより、あの番組ができあがったのだと思うと、心から感謝の気持ちがいたしました。

 なんと、米沢を案内してくださった方も偶然、番組を見ておられ、再びこの話で盛り上がりました。

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2009年6月 1日 (月)

甲州街道歩道の件で、TBSが下見にきました

 甲州街道の歩道の狭さ・危なさの実感調査を議員有志でおこない、新聞三紙に載ったと先日ブログに書きましたが、その記事を読んで、TBS『噂の東京マガジン』のディレクターが、番組で取り上げられないかと下見にこられました。

 車イスの方々が今回も来てくれて説明して回りました。ディレクターさんの反応が的確で、大変勉強になりました。今から独自調査をおこない、番組に取り上げるかどうかを決定するとの事。

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2009年5月22日 (金)

「人間力」による農商工業の大切さを、暮らしや福祉の視点からもう一度見直そう

 商工会通常総代会に伺いました。
 この厳しい時代に個人商店の多くが入っている商工会の声を聞き、応援したいと考えたからです。会場はいっぱいの人で熱気にあふれていました。中には入れなかったので、廊下で聞いていました。

 私は、地域の農商工を支援する事は市民の暮らしの安心に直結すると考え、地域における市場おこしを政策に入れています。

 会長を4期務められた五十嵐一典さんから、バトンが内山健治さんに移りました。内山さんは牛乳屋さんでもあり、長年ふれあい牛乳の配達もされています。福祉と暮らしをつなげる商工会に発展させていただける事を期待します。

 五十嵐さんは今後、商工会まちづくり特別プロジェクトのリーダーになられるという事で、「水と緑と土」をコンセプトにしたまちづくりを商工会としてつくっていきたいと語られています。私も折にふれ勉強させていただきたいと思いました。

 商工会の方針案に、「人間力による経営」という言葉があり、印象に残りました。個人商店や中小企業とは、まさに「人間力」の仕事なのだなあと実感しました。

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2009年5月17日 (日)

3・4・10号線を含めた国立駅周辺まちづくりで考えねばならないこと。

 スゴイ風の中、本日も議会レポート『こぶしの木』の戸別配布を続けています。
 直接手渡ししてお話もしたいと思うのですが、なかなかそれが出来ず、一言メッセージを添えてポストに入れています。

 先日、3・4・10号線に関して、問題を整理したチラシを作って欲しいと頼まれました。
 3・4・10号線の問題とはどんな問題なのか、いろいろチラシを見ても、市報を見ても、市民説明会に出てもよくわからないとその方はおっしゃいます。これまで市政やまちづくりに大変関わってこられた方です。
 以前、六小用地費の問題があった時、問題の経過や議会と市の動き、金額を整理したチラシを市民の方々と作り配布しました。そういう資料ともなるチラシが欲しいと頼まれたんだなあと思いました。
 2007年の三期目の選挙の時には、駅周辺の問題について整理し、けっこう厚い資料集を作りました(当時はひたすら旧国立駅舎問題でした。まだ残っていますので、良かったら目を通してください)。

 先日、あるチラシを見ました。
 その中に、国立で開かれた自治体学校での国立駅周辺まちづくりに関する記事がありました。「3・4・10号線はお金もかかるし必要ない」というパネラーの意見を支持した上で、国立駅周辺の大型開発はいらない、旧国立駅舎の復元のみで良いという書き方でした。
 しかし、この一見わかりやすそうな論理で片付けられる問題でしょうか。

 問題の一つとして、3・4・10号線については、地権者に対する行政責任をどう考えるのかという事があります。
 つまり、上原前市長の時からこの10年間で、買収前提の実地測量がお金をかけて2回も行われ、地権者には、2009年度までに用地買収し道路認定するとスケジュール入りで説明し、了解をとっているという事実があります。

 第二に、旧国立駅舎の復元と維持にどれだけのお金がかかるのか、その金額をきちんと示す必要があります。
 底地だけでも16億円と予測されていますが、上原前市長は、「底地は有償で」とJRに文書で回答してしまっています。それとも、旧国立駅舎の保存にならお金がいくらかかっても良いという事でしょうか?

 上記のような経過を踏まえた上で考えるべき問題であると私は考えます。

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2009年1月26日 (月)

新国立駅のエレベーターは中央線で最大。旧駅舎が復元されると、ホームから大学通りは見えなくなる!!

 本日、新国立駅のエレベーター工事を行った東日本旅客鉄道株式会社東京工事事務所に問い合わせてみました。そして、新国立駅のエレベーターは、中央線では今までに造った事がない大きさのエレベーターである事を確認しました。東京駅よりも新宿駅よりも大きい訳です。

 中央線立体高架事業の中で、他の駅は13人乗りエレベーターの設置でした。国立駅では18人乗りにするため、国立市は上下線2基で2,200万円の差額を払う訳ですが、何億円もかかるエレベーター工事費用にあっては極めてお得でした。

P1253451  一方、ホームの高さは地上9メートルですが、円形公園と新駅との間に復元される旧国立駅舎は高さ12メートル!

 つまり、もし旧駅舎が復元されると、ホームのワイドビューから真っすぐのびる大学通りは、旧駅舎の裏側にじゃまされて見えない訳です。

 これって、極めて残念です。
 旧国立駅舎を復元した場合としない場合とで、ホームから見える風景がどう違うのか、予想図を作成し比較してみてはどうでしょうか。

 ちなみに、写真上(新下りホームからの眺望)の右端の建物は、写真下旧駅舎の左側の駅前スタンド「スパイス」です。比較すると旧駅舎を復元した場合の様子が想像できます。

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2009年1月25日 (日)

バリアフリーのモデル駅になりそうな新国立駅

P1253463  1月25日、久しぶりの晴れ!

 午前中、議会レポートに載せる写真を撮りに国立駅に行きました。いつも写真を撮って下さるMさんと一緒です。

 改札口で、中にいる駅員さんに、完成した下り線ホームから俯瞰する大学通りと、しょうがいしゃ団体等の要望により実現した、中央線では初めての大型エレベーターの写真を撮りたいとお願いしたところ、心よく了解してもらいました。

 エレベーターについては、「ああ、ストレッチャーがそのまま入るエレベーターの要望でしたね」とすぐに応えていただき、2年前の当事者の願いが合言葉のように駅員さんに浸透している事に感動しました。

 市民の要望を受け、新国立駅にストレッチャーがそのまま入る18人乗りの大型エレベーターが誕生した事は、本当はもっともっとアピールしても良いと思いました。

 また、エレベーターの位置もホームの真ん中にあり(通常ホームの端にある事が多い)、少なくとも中央線ではバリアフリーのモデル駅になれそうです。
 1階改札口付近に予定の多機能トイレも、2年前にしょうがいしゃ団体が充分な広さを要望していますので完成が待たれます。

P1253461  45メートルのワイドビューからは、円形公園と真っすぐにのびる大学通りと、並木沿いの低い店並が見通せ、素晴らしい景観でした。

 この景観こそ、「降りてみたい!」と思わせる眺めで、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬は冬の木立を眺めながらホームで日向ぼっこと、一年中魅力的です。

 しかし、旧国立駅舎が復元された場合、折角の新しい景観はどうなるのだろう。目の前に広がる真っすぐの大学通りを見ながらふと思いました。

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2008年12月19日 (金)

税金のぶん取り合戦にならぬよう、議会で表の議論をすべき!

 これから、いや、もう既に、厳しい時代がやってきています。こんな時は、“市にはお金がない”が全ての切り札となります。
 その裏では、「税金のぶん取り合戦」が熾烈さを増してくる事をひしひしと感じます。
 だからこそ、来年度予算編成の最終時期にあたり、曖昧にしたり、影や密室で決まる事があってはいけないと考えます。

 目下、関口市長は、市民に対して、様々な負担増を求めています。例えば、2012年、13年には保育園2園を民営化し、2億円の財源を捻出するという財政健全化方策を打ち出しました。

 見ようによっては、それを2013年から開始予定の3・4・10の工事に当てるようにも見えます。
 生活者ネットワークの阿部議員が、『3・4・10の道路認定を求める決議』について、財源に関する質問をしたとき、決議案提出者の大和議員は、保育園の民営化を早めれば良いと答えましたが、私はもってのほかだと意見しました。
 逆に、3・4・10の延伸を断念すれば、保育園の民営化はしなくてもすむ事になり、共産党さんはこの立場かなとも思います。

 私は、「3・4・10はやる。保育園の民営化はダメ」と、分けて考えています。
 家庭ゴミの有料化も、高齢者の食事サービスの切り捨てもダメです。

 「では、お金はどうするのか?」と、市長支持の方々から問われそうです。
 確かに、それに対して、「お金は大丈夫です」と明言はできません。

 しかし、市民の暮らしが厳しくなっているからこそ、手を抜いてはいけない事があります。
 税金は、市民が今生きるために、最大限有効に活かすべきとの原則に立った時、議会としても市民の意見を公募し(パブリックコメント)、表での議論に取り組み、協議・調整する必要があると考えます。

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2008年12月18日 (木)

血の通った政治を今こそ

 12月18日、夜9時過ぎに最終本会議が終わりました。

 『3・4・10の道路認定を求める決議』が、大和議員を筆頭に自民党・公明党・池田議員より提出されました。この件について、今後、様々な情報が飛び交うと思いますので、私の考えを表明しておきます。

 私は考えた末、この決議に賛成しました。賛成理由は以下の通りです。

  • やるかやらないかを決めるのは、今のタイミングより他にない(28億円とも積算される都の中央線高架事業関連まちづくり総合交付金を最大限に活用する)。
  • 市の財政を理由に、このまま保証なき「先延ばし」(今の計画では5年後から)では、この間2度も測量されている地権者は限界。
  • 市が負担する財源(一般会計で6億円、他起債)に関しては、現在、国立駅西側の暫定的に駐車場として活用している土地(28億円)を売却、或いは活用して、3・4・10のお金に回すなど、駅周辺整備の中で捻出できるはず。この10年間で2千万円以上かけて計画づくりをしてきたのは、そのためではなかったのか?
  • やるやるとの思わせぶりが一番だめ。地権者にとっては死活問題であり、担保なき「先送り」をするぐらいなら、いっそ計画廃止を宣言せよ。

 以上の意見を述べました。

 昨夕、雨の中、3・4・10の予定地を歩きながら、お店をのぞいたり、民家の前では、ここに住んでいる方はどんな心境なのかと考えました。東側の民家前は道路が狭いのに、北からの抜け道になっていて、雨が降っていた事もあり、けっこう危ないと思いました。
 その中で自分の実感とこれまでの調査内容を総合し、私自身がはっきりさせなければと思い、上記の討論となりました。

 3・4・10道路計画とは、国立駅の高架化工事に伴い、駅東側のガード下を幅16メートルに拡張し、両側に3.5メートルの歩道をとり、片道一車線ずつの道路をそのまま南北に延伸し、南は旭通りまで、北は国分寺市境まで抜くというものです。37年前に都市計画街路に決定されました。

 都市計画街路に指定された土地では、建物に制限が加えられます。地権者の方々は建て替えなどでも融通がきかず、売買も厳しく制限されます。
 特に中央線の工事が始まってからは、既に測量が2度入り、当事者の方々にしてみれば「その時が来た」のであり、商売やら何やら今後の見通しを立てなければなりません。大変切実であり、やるのなら確実にいつやるとの決定を一刻も早く出して欲しいとの要望が出されています。

 ある方は「へびの生殺しだ」と言われました。
 また私の議員としての師匠である井上スズさんは、地権者の方々や地元商店街が早くやって欲しいと要望し、地域で3・4・10に対する大きな反対運動も起きていないのなら今しかやる時はなく、市長は直ちに都にかけ合い、都の計画事業である以上はできるだけ都が負担するよう交渉すべきだとアドバイスしてくれました。
 私にはスズさんのご意見が、自分の心に抵抗なくすっと通り、腹におさまりました。

 作るのなら歩道をたっぷりとり、バリアフリーな生活道路をと考えますし、そのような提案も出されています。

 「血の通った生きた政治」とはこういう事ではないかと思います。
 これから市長は、地権者の方々と直接会い、また駅周辺まちづくり推進協議会の皆さんに再度集まっていただき、財政部局もいれ、最終調整に早急に入るべきと考えます。

 とにかく、「まずは当事者の声を聞く事」「東京都やJRに対して、市長・副市長がしっかり動くこと」「決断するタイミングを間違わないこと」だと考えます。

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2008年12月 7日 (日)

ビックリ丼にびっくりした話し

 本日、かねてから気になっていた、富士見通りの音高近くにある「幸」寿司さんの「ビックリ丼」(900円)を娘と食べに行きました。
 ビックリ丼は一ツ橋大学新聞部の女子学生から、「大学生でも食べられる価格で作ってもらえないか」と持ち掛けられ、それではと作ってみたところ、評判を呼んだというご店主の話しでした。

Sh350043  寿司飯の量を減らして作ってもらいましたが、本当は山盛りの寿司飯にたくさんのネタがのる事になります。
 本日は、ウニ・イクラ・エビ・赤貝・ホタテ・さんま・いか・しらす・白魚・卵焼きが乗っていました。季節によってもネタは変わるそうです。

 「学生がたくさん来てくれるようになったし、家族づれで毎月来てくれる人もいて、こんなに不景気な時だから、皆さんに喜んでもらえて、かえって良かった」とニコニコ顔で話すご店主さん。
 2階は広間で団体さん用、一階は8人もかければいっぱいのカウンターのみのこじんまりとしたお店は、やはりコミュニティーの場でもありました。
 『運命の顔』の著者の藤井さんも常連客で、藤井さんの本も置いてありました。
 回転寿司しか寄れないと思っている若者が、ビックリ丼で寿司屋さんと出会うのは良い事と思いました。

 「国立はチェーン店は駅近くだけでいいですよ。あとは個性的な個人商店が自由に頑張ってんのがいい!」という言葉に「商い」(アキナイ)とはこういうものなんだろうと思いました。

 国立のまちづくりの中で「個人商店」をもっと活かす取り組みがやっぱり必要です。
 関口市長は高齢者のお弁当の本人負担を300円から400円に上げる事などせず、むしろ食事券等拡充していけば、また地域のお店を拠点とした自然なコミュニティーが復活するはずと考えます。一般質問の中で一言、言おうと思いました。

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2008年10月23日 (木)

53回目の誕生日は、芸術と、農地を活かすまちづくりについて考えました

 10月23日、今日で53歳になりました。
 もし今日偶然入る用件があれば、それは今後一年間の課題だったりしてとか、ひとり勝手に意味づけしていましたところ、本当に直前になって、午後と夜にそれぞれ興味あるテーマでの集まりへのお誘いが入りました。

 午後、「地域での芸術文化を巡って、具体的にどんな課題と問題が起きているのか」というテーマの会に参加しました。これは、国立市民で世田谷パブリックシアターの元ディレクターであり、世田谷文化のまちづくりにも関わっておられた松居憲太郎さんのコーディネートによるものです。
 「二兎社」を主宰し、社会派コメディーの脚本家、演出家として様々な話題作を創ってこられた永井愛さんのお話しや、国立でアートなまちづくりに関わっている方々の実感をお聞きし、私は行政上の諸課題についての話題を提供しました。

 脚本家の方のものの見方に初めてふれ大変面白かったです。
 永井愛さんは最近では、『歌わせたい男たち』という、卒業式にどうしても「君が代」を歌わせたい教師と反対の教師の喜劇を創られました。
 ソ連では、お金がなくなって生活が厳しくなると劇場に人が並ぶが、日本にはない文化、と永井愛さんは語られました。
 ご自分の事を「河原こじき」と表され、昔は日本でも、そういう文化は民衆の中にはあったなあと思い、国立芸術小ホールでも、もっともっとお芝居をやってもらいたいと感じたしだいです。

 夜は、国立の農地を残していくために何ができるのかについて、何人かで集まりを持ちました。
 結論は農業予算をもっと増やす(今は異常に少ない!)しかないよね、の当たり前と言えば当たり前の結論となり、そこに向けて頑張ろうという事になりました。

 芸術と農地、どちらもカルチャー(文化・耕す)です。国立のこれからのまちづくりの大きなテーマであると思いました。

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2008年10月13日 (月)

わくわく塾「南部のまちづくり~区画整理事業について」を開催

 10月13日午後3時~5時、中一丁目集会所でわくわく塾「南部のまちづくり~区画整理事業について」を開きました。
 これは7月13日に開催した「農地を守り活かし未来につなげるまちづくりフォーラム」(150人ほども集まりました)の実行委員の方々などにお声をかけて開いたものです。

 これからの国立のまちづくりを考えた時、地球温暖化への対応としての環境整備(緑と水と土)と都市農業の推進(地産地消)は重要なポイントになってきます。とりわけ、谷保天満宮・城山公園・南養寺・郷土資料館・古民家などの青柳崖線沿いには、ママ下湧水などの湧水と田園風景が残り、国立外から散策に来られる方も大勢います。大学通りと並ぶこれからの国立の観光拠点にもなる地域です。
 美しい湧水や多摩川から水を引く用水路には、コサギや鴨やザリガニ、鯉などが生息し、子ども達の水遊びする声が響きます。

 昨日のわくわく塾では、「子ども達が遊べるような、深く茂らず、草がはえた自然な地形の湧水や用水を残せないか」というコンセンサスを全市的に取れないだろうか?という話しが出ました。
 日野市では市民に対し、用水を守るためにいくら出せますか?とアンケートをとったところ、一番多かったのは3,000~5,000円だったそうです。国立市でも同じような基金を集めてはどうかの意見。
 また、水を残した区画整理の方が将来的に資産価値が上がるということを住宅会社などに聞いて証明してはという意見。
 用水をどのように管理するか、清掃や草刈りなどの仕事はもはや農家だけでは無理、「公共施設」として公園と同じように維持管理するソフト面の整備(日野市には用水守りの制度があります)や受け皿づくりの必要性がある、そういう会社を作っては?という意見も出ました。
 こども達の体験水田は貴重との声もありました。
 また農家にばかり負担をかけず、市の農業予算をもっとかけるべきとの意見も出ました。

 21世紀のまちづくりの中心は谷保にあると思いました。

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2008年9月27日 (土)

「国立市総合防災計画」の市民説明会に参加

 9月26日、市役所で開かれた、「国立市総合防災計画」の市民説明会に参加しました。

 10名ほどの市民が来られていましたが、8月末のおおがかりな総合防災訓練に比べると、その訓練の大元の計画であるにも関わらず、少ないという印象はぬぐえませんでした。

 参加者から様々な質問や意見が出ました。

(Q) 一次避難集合場所に行ったら誰が次の避難所へ誘導してくれるのか?
(Q) 一次避難集合場所に指定されている東三丁目の一ツ橋ラグビー場は、周囲を高いフェンスで張り巡らしてあり、普段は鍵がかかっていて入れない。非常時には誰が鍵を開けるのか?
(Q) 一ツ橋大学と協定を結ぶのならその際にフェンスを取り除く要請をしてほしい。いざという時に入口に殺到して危険。
(Q) ペットを連れて行けるのか?
(Q) アレルギーや噛めない人への食事対応はなされているか?
(Q) 福祉施設や集会場の開放はどうなっているか? 食料の備蓄はできているか?
(Q) こんな膨大な計画はわかりにくいので、Q&Aのような形でわかりやすくまとめたパンフレットを作ってはどうか?
(Q) 8月の総合訓練の際に避難所となった学校に、選挙の時には設置されるスロープが出ていなかったと聞いたが本当か? 訓練の時から細かな対応が必要。
(Q) 避難所運営のリーダーとなる自治会長や自主防災組織の会長は全員男性である。阪神淡路大震災や中越地震等では、犠牲者の多くが高齢女性であり、これを考えると女性の視点での計画づくりが必要だと考えるが?
 等々でした。

 今後の避難所運営マニュアル作成に当たって、これらの貴重な質問や意見が反映される事を求めます。

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2008年6月27日 (金)

谷保の話しとお赤飯

P6242857  先日、谷保にお住まいで、農協理事や農業委員をやって来られた方にお話を伺った。

  • 石塚市長の時代から市は基本構想を作って、南部についても理想を語ってきたが、それがどれくらい実現したのか。実現したものは全て、民間で行った区画整理じゃないか。行政は何をやった?
  • 議員なら、その分析と調査をし、その反省から始めてもらわないと、(今回の決議も)信用できない。
  • 富士見台一団地を公団が開発するとき、土地を売る地主は形だけの参加で、公団中心の開発となった。谷保駅周辺の整備は取り残され、いびつなまま今に至った。
  • 高速道路は地域を遮断する屏風になった。もっと高速道路の下に穴をあけるべきだった。
    (私:旧国道20号の甲州街道は交通量の多さで40年間、「川」になっているのかもしれない)
  • 流通センター構想を陳情と運動でつぶしたから、今も農地が残っている。
  • 当時、陳情を採択した井上スズさん(私の先輩)は勉強家だった。回りにいた人達もすばらしかった。よく伺い勉強させてもらった。
  • スズさんには、「合流式下水道を分流式に」、「車優先の歩道橋はいらない」と、先を見通す目があった。間違ってなかった。
    (私:「大学通りを公園通りに」もそうかもしれない)
  • 汚水処理場建設の時も、都に環境整備費を交渉で出させ、それで公園を作らせた。

 などなど、聞いていて返す言葉もなかった。
 これから『農地を未来に残す決議』をふまえた議員勉強会を企画するつもりだが、お話を伺った方の貴重なご意見をもとに、これまでの分析と調査から始めたいと思う。

 それにつけても、先輩の「井上スズ」という議員はスゴイと思いながら、昨日は久しぶりにスズさんを訪ねた。
 スズさんは、三井絹子さん(重度しょうがいしゃの地域自立生活の草分的存在の方)の、少し遅くなったがお誕生日を祝って、お赤飯を作って届けるという準備中だった。
 台所で手際よく料理を進めるスズさんの横で、上記の話しをする。
 スズさんも話しをされながら丁寧に料理をしている。その動きは細かなところまで神経が働いている事がわかる。自宅のお茶の間をサロンに開放し、訪れる人にお茶を出し、普通の日常の暮らしと政治とが混在してある。
 それは「議員」をやめ、一市民となり86歳になっても変わらない。体にしみこんだ、『生きる権利を市民の手で』だ。

 33年後のスズさんと同じ年になった自分を想像する。
 まず、生きているだろうか?
 生きていたにしても、スズさんとは正反対のズボラな性格だから、体力も認知力もボロボロかもしれない。
 だけど、スズさんの様に、頭ではなく体に染み込んだ人権感覚で生きていたいと思った。

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2008年6月17日 (火)

16日は国立駅周辺まちづくり全員協議会でした

 4月から始まった全員協議会も4回目となります。なぜこんなに何回も繰り返しているのでしょうか
 昨年9月議会における補正予算(コンサルへの委託費872万円)の可決(私だけ担保なしとして否決)を受けて策定された、「国立駅周辺まちづくり基本計画(案)」に、財政フレームが全く示されていない事が大きな原因となっています。

 昨年9月の提案では、「JRと協働事業をする事により用地費、事業費用全体のコスト削減を目指す。そのためには、JRにとってメリットがあるという根拠となる採算性、生産性をキッチリ数字で示す」と、関口市長は明言していました。
 私はその担保がないとして否決した訳ですが、他の議員はその提案を信じ、資金計画、財源、事業年度の明示を最大の条件として採択した訳です。
 しかし、今年の2月に入り、関口市長は担当部局と相談し、財政フレームについてはJRとの協議の中で決める事なので、基本計画には盛り込まず、次の段階の事業計画(?)の時にするという方針の変更を行いました。

 しかし、昨年9月の提案(JRを説得するために数値をしっかり示す)から、方針を180度転換(JRを説得するためには数値を示さない、へ転換)したことの説明を、議会にも、当時開かれていた国立駅周辺まちづくり協議会にもしませんでした。
 反面、当然と言えば当然なのですが、一体お金はいくらかかるのかをはっきり示すべきとの意見は、市民説明会でもまちづくり協議会でも、議会でも再三出されていました。

 総事業費250億円と言われる国立駅周辺まちづくりですが、わからないことが多すぎます

  • 3・4・10号線にはいくらかかり、その資金計画はどうなっているか?
  • 旧国立駅舎を復元する「森の駅」構想を実現するためにはいくらかかるのか?
  • その用地費用を捻出するために、現在、土地開発公社が駐車場にしている用地を市が買い取り、ディスクユニオンや喫茶店・薬局・カレー店などを保有するJR関連会社と南口旧駅舎周りの地権者であるJRの三者で協働開発して、事業費と用地費を生み出せる様な建物を造るという事だが、その試算根拠は何なのか?
  • また、その建物の規模はどれくらいを見ているのか?
  • 西一条の道路は?

 などなど……。

 事業規模をどう想定するのか、費用対効果まで基本計画に示さなければ、今のままでは絵に描いた餅か、資金の見込みすら考えない無謀な計画ではないでしょうか。
 いくら言ってものれんに腕おしで、「財政フレームはJRとの協議の中で」をお題目の様に繰り返す当局は、JRよりもまず市民に対し、基本計画とその実現のために必要となる資金計画を示すべきです。
 昨日の段階でも、旧駅舎復元に対する費用は一切示されませんでした。

 私は、先を見据えるなら、新国立駅南口に必要なのは、ゆったりとした広場と空間と緑、つけ加えるなら水だろうと考えます。
 円形公園から大学通りの緑地帯、その向こうに広がる南部の田園までつながるイメージで計画されるべきと主張しました。

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2008年5月25日 (日)

21日~23日、四国を視察しました。自然と暮らしの共存、高齢化を活かし、村なみを活かす取り組みに感動!

 私は議員になってから毎年一回、近隣市区のひとり会派の女性議員数人と続けている視察があります。

 昨年は、財政再建団体になった夕張市と、そのお隣で、先進的な議会基本条例を作り、二元代表制(首長も議員も住民が直接選挙で選出)の良さをフルに活用している栗山町議会などを視察しました。

 毎回、百聞は一見に如かずを実感し、良い所を国立に取り込みたいと思っています。

 今回10回目は四国で、テーマは「地域の特性を活かしたまちづくり」です。

 メンバーは、千葉県松戸市・我孫子市、埼玉県三郷市、東京都中野区・国分寺市、そして私の6人の議員です。
 6人で、6自治体、全員無所属、女性です。

 それだけでもユニークで、受け入れ先の自治体でも珍しがられます。
 全員が、個性的、元気で好奇心いっぱい。そもそもが「暮らし」から政治へと出発をした人たちばかりですので、見るもの、触れるもの、食べるもの全てにアンテナが働きます。

 今回も中身の濃い視察となりました。

 21日は徳島県勝浦郡上勝(かみかつ)町です。
 2020年までに上勝町のごみゼロを目指す、ゴミの34分別施策と、高齢者による綺麗な葉っぱを都会の料亭などに出荷する「彩り事業」を視察しました。
 林業では、いわゆる「暗い森」を見学しました。
 本来の自然林は照葉樹林ですが、昭和30年代、当時の農林省の推奨により、全国的に杉が植林されました。しかし近年、木材価格低下の影響により、林業そのものが衰退し、伐採や間伐という山そのものの維持に不可欠な作業が困難になり、細い杉が密集する「暗い森」となっているのです。この森では、光が地面まで届かず、草や低木がなくなり、雨水を吸収できず、大雨になると危険です。
 町ではその解消に向け、杉のチップを燃やすバイオマス温泉を経営しています。
 また、町営住宅は木造の一戸建てで素敵でした。

 22日は愛媛県今治市です。
 今治市の地域産業であるタオルのブランド化事業と、地場野菜を活かした学校給食を視察しました。学校給食では、有機野菜や無農薬野菜、地域米を使っていました。

 23日午前中は、同県上浮穴郡久万高原(くまこうげん)町の営農支援センターとクラインガルテン(滞在型市民農園)を視察しました。
 杉の木で作られたペンション風の小学校が素敵でした。

 午後は同県喜多郡内子(うちこ)町の昔のまちなみを活かしたまちづくりを見ました。
 古いまちなみのなかの中学校は、旧来のコンクリート造り3階建ての校舎を建て替え、白壁に囲まれた、木作り・平屋・単独教室と、うらやましいほどのものでした。
 自然と暮らしといのちの循環がうまく融合し、温かな風土を感じました。

 いたるところで、お遍路さんが歩いていました。
 千年以上も続く、お遍路さん……。来るからには各々の事情があったはず。ハンセン病にかかった人たちも、他の地域では生きられず、戻ることのない遍路の旅に出たとのことです。
 そのお遍路さんたちを、神に近い修行者とあがめ、接待を続ける民の歴史も、四国を包むひとつの大きな文化となっているのではないかとふと思いました。

 地方自治体には、厳しい財政運営を迫られるという全体状況があります。上勝町にはさらに、過疎と高齢化という二重の「ハンディ」があります。上勝町は、その「ハンディ」に着眼し、その特性を活かし、全国でも類をみない施策を打ち出しました。
 また、タオルのブランド化による地場産業のたて直しに成功した今治市、古いまちなみ保存で観光客を集める内子町など、そこには、ピンチをチャンスに変えた自治体の職員の自信と元気の良さがありました。

 これは、必死で考え、いきついた“青い鳥論”、つまり「不利」とされている条件を見直し、「見えなかった」地域の良さを再発見することが、循環・再生の道につながることを教えてくれました。

 本来、自治とは、地域の自然や第一次産業の価値を知り、それらを大切に活かし、ゴミを出さず、土や水や空気を汚染せず、住民を大事にし、後世に残す、そういうものなんだと思った次第です。
 安心・安全は、国防でも防犯でもなく、食であり、農であり、環境であり、仕事であり、福祉であると確信しました。

 6月2日から始まる議会では、二言目には「金がない」を繰り返す行政に、自治の基本を問いたいと考えています。

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2008年5月16日 (金)

子どもたちが裸足で歩けて、寝ころべる公園を

 10時からは市役所にて、三月議会に「くにたちの緑の維持・保全及び回復に関する陳情」(『国立市緑の基本計画』を実効性のあるものに見直していくことを求める陳情=採択)を出された市民の方々と市の環境部との話しあい(陳情後3回目となる)に同席しました。

 そのなかで、「国立市は緑被率が26%で三多摩26市中22番目である。日野市のように、目標数値(日野市は38%の達成目標と聞いています)をかかげ、例えば、学校などの屋上緑化や校庭の芝生化などに真剣にとりくまなければならないのではないか」との意見が出ました。
 そのとき、担当係から、「今、畑を借りて苗木を少し育てて、公園などに植えかえる取り組みを始めた。また公園の一部を芝生にし、子どもたちが裸足で歩けて寝ころべるようにしたい」との言葉が出、印象に残りました。

 何気なく語る職員さんのふとした言葉に大切なヒントがあると感じることがありますが、この言葉もそのひとつです。

 川で遊び、原っぱで遊んでいた昔の記憶が蘇ってきました。北海道恵庭市では、護岸コンクリートをはがし、自然生態系に沿った川の再生に取り組んでいますが、そこで見た川は、いのちそのものの復活でもありました。

 道路も、歩行者や高齢者や車イスの人たちのために、車線を減らし歩道をゆったりととる、その転換点にたっているのだと感じます。

 党派を越えて未来に向けて真剣に考えなければならない問題だと感じます。

 たましん地域文化財団発行の『多摩のあゆみ』最新号(第130号、たましん5階に置いてあります)に、多摩~武蔵野の自然と都市形成のあり方について、法政大学エコ地域デザイン研究所の学者の方々が書かれたものが掲載されていて、大変興味深いものでした。
 そのなかに、国立の北を通る国分寺崖線、大学通りの緑、谷保の青柳崖線や湧き水と里山、そしてその先にある多摩川、こういった自然がつくりだしてきた地理的な視点から見るまちづくりについて書かれた文章があり、大切と感じた次第です。

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2008年5月 8日 (木)

国立駅周辺まちづくり基本計画(案)に対する全員協議会

 連休も終わり、8日は国立駅周辺まちづくり基本計画(案)に対する全員協議会(4月14日に続く2回目)でした。

 午前10時~午後5時までを使っても、公明党の小口議員、生活者ネットの板谷議員、明誠会の大和議員までしかいかず、議論の大半は基本計画(案)になぜ資金などの金銭的数字を盛り込まなかったのかに集中しました。

 後にはまだたくさんの議員が残っています。私の番は一番最後ですが、一体いつになるのか?と考えつつ、それにしても、ひとりずつの議員が聞きたいことを聞き、当局も答えるだけで、実際の案が修正されなければいかにも非効率だと思いました。
 しかし、裏を返せば、どんなに重要なことを質問しても、ただ聞きおかれるだけなら、議員としては最後の実力行使で質問し続け、時間をひきのばすより他ないのかとさえ思ってしまいます。

 いっそのこと、「全員協議会」なのだから、市長から出された(案)に対して、テーマごとに、「3・4・10は?」「南口公共用地施設は?」「南口駅前広場の整備は?」「交通体系は?」「北口総研線後地は?」「北口駅前広場は?」など、議員間の議論も、行政側の反問も認め、建設的に議会案としてまとめ、修正提案することが必要なのだと痛感しました。

 しかし、ひとり会派の私には、議会運営委員会にも、会派代表者会議にも参加の資格がなく、発言権もありません。必要に応じて議長に意見を文書で提出していますが、なかなか取り上げられることはありません。これもおかしな話しですが、ねばり強く他の議員に同意を求めるしかありません。

 北海道の栗山町議会、三重県議会など、議会が二元代表性を最大に活かしきろうとしている時代に、国立も議会が議会として市民のパブリックコメントを求めるなどして、開かれた議論を展開しなくてはならないと感じました。

 国立駅周辺まちづくり基本計画では、
 ☆いかに駅周辺の交通体系を整理できるか?
 ☆いかに新南口駅前広場の空間を大学通りの緑地帯とつなげて広く確保できるか?
 ☆国立らしい個人商店をいかに活かすか?
 ☆南口公共用地施設にはどのような施設をいれたら良いのか?
 ☆北口は?
 ☆西口改札は?

 基本計画案では、
 ☆総事業費は? そのための資金計画は?
 ☆事業の年次計画は? JRの意向は?
 などなど、決まっているように見えて、実際には極めて不明確で不確定な案となっています。
 その理由を、市は、JRとの協議のなかで具体的に決めていくためという答弁を繰り返していますが、総事業費215億円と言われる駅前開発に、一体税金を幾ら投入するのかなど、事を始める前に不可欠な資金計画、財源の裏付けを後付けにして進めることは暴挙に等しいと私は考えます。

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2008年1月27日 (日)

国立駅周辺まちづくり基本計画(案)中間まとめ市民説明会をおいかけて

 1月25日(金)から「国立駅周辺まちづくり基本計画(案)中間まとめ」の連続市民説明会が始まった。

 初回の25日は市役所にて34人の参加があった。
 26日(土)午前の北市民プラザは工事沿線にあたるためか、何と66人の参加があった。
 午後の南市民プラザは12人の参加で、やはり国立駅から遠く離れた地域では、関心はむしろ、買い物も交通も不便な地域の山積するニーズに対して、行政がどう対応するかの方が切実であり、優先課題に違いない。
 南市民プラザに、午前中は用事があったから、午後に来ましたという北の住民がいらしたのは象徴的であった。南市民プラザでは、旧駅舎の部材保管倉庫が近くにあるためか、税金かけてまでの旧駅舎の復元に対しての疑問が数人から出ていた。

 以上3カ所のおっかけをして、多く出てくる意見があることに気がついた。

 ★夢のある計画案が示されているが、それにはいくらぐらいかかるのか。財政計画が示されていない。日頃、国立市は財政難と言っているのに、また関口市長は身の丈にあった開発と言っているのに問題。
 ★計画完成まで三段階が示されているが、見通しがついているのは高架工事終了の2010年度まで。第二段階からは年度スケジュールも財政計画も示せない事の問題。
 ★3・4・10は本当に必要なのか? 財政計画を示せ。必要ならば、なぜ南区間、北区間の着工開始年を示さないのか? 地権者は死活問題と言っている。
 ★車優先ではなく、高齢者や車イスの人がゆっくり歩ける歩道の重視を!
 ・幼稚園があり、住宅地でもある西一条は歩道を大きくとり、一方通行にするなどの工夫を。
 ・北の側道も歩道の充分な確保を。
 ★用途変更して、公共スペースと資金確保と床面積確保という事が突然出てきたが、高い大きなビルはいらない。
 ★旧国立駅舎が戻ると広場が狭くなるのでは?
 ★図書館分室は改札を出た近くの東側高架下に
 ★駐輪場など、働く人の声は反映されているのか?
 ……などなど。

 関口市長になったためか、議会では、国立駅周辺まちづくり基本計画に関して、旧国立駅舎の復元に関しても、3・4・10に関しても、南口駐輪場駐車場用地の用途地域を緩和してビルを建てる計画についても、はっきりNOと言う議員は少ない。
 私は今回、市民の方々と、「国立駅南口はオープンスペースに」と訴える議会レポート号外を作成した。
 市民の率直で自由な意見を聞きながら、このような市民の貴重な意見が今後基本計画に反映されるべきと思った。まだ残る市民説明会には極力出席するつもりだ。

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2007年9月18日 (火)

『国立駅周辺まちづくり基本方針案』(その3)

 11日に引き続き、18日に全員協議会が行なわれ、私の質問は一番最後でした。

 なが~く待たされ、ようやく自分の番がくるのは、それだけでストレスがたまるものだ。他の議員の質疑と答弁で見えてきた問題と、たまったストレスとで、必然的に質問する語気が荒くなる。言われた職員さん達は頭にきたことだろう。今回も、またやってしまったが、一人会派の「一匹狼」の私だ。どうしても牙をむく。

 その事を踏まえて、以下を読んでいただきたい。

 今回の方針(案)は、関口市長の言うように、本来的には2年前にはできていなければならなかった。2年間も遅れたのは、前市長が旧駅舎の「曳き屋」だけにこだわったせいである。議会で、どんなに全体的な市のビジョンを示せと言っても出さず、1,000万円かけてマヌ建築研究所に委託した何冊かの資料をよりどころに説明を繰り返すのみだった。

 2年間放置されて、ようやく出てきた「方針案」は、簡単に言うと、重要なポイントが全て抜け落ちたダシガラのようなものだ。方針とは、理想である構想の中身の目指す方向を具体的に述べるものであり、今後の実施計画でもある基本計画の土台とも言うべきものでなくてはならない。

 まず、一番大きなコンセプトである「森の駅」構想が言葉としてどこにも入っていない。このキーワードは不可欠ではないか。方針に明記すべきと主張した。

 次に、新駅構内の広くなる南北自由通路が24時間使えるようにという、肝心の「24時間」の文言がない。長年の歩行者の悲願だ。方針に盛り込むべきと意見を述べた。

 次に、大学通りと一体となった「森の駅」と、広場としての空間を創るためには2,000㎡の確保は不可欠という、「2,000㎡の確保」という言葉もない。これこそ100年の計である。国立駅に降りたって、眼前に広がる緑豊かな大学通りと駅前広場~青空と空間と緑のパブリックスペース~の確保は重要である。この点を明記すべきと意見表明した。

 次に、関口市長が旧駅舎をどうしても復元したいのなら、その手法の明示が必要(復元には6,000万円かかると言われている)。市がお金を出すなら財源はどうするのか。私は、残したいなら、残したい人達で残し、活かす、それこそ民間活力の導入を提案すべきと考えている。この事の事業手法の方針を明記すべきと意見表明した。

 南口駐車場用地の活用については、南口駅前広場との換地にする、または、南口広場を買うための費用を捻出するために売る、もしくは、これまでの各資料に書かれていた、様々な事業手法の中で一番ふさわしいと市が考えているものを明記すべきと主張した。

 東側、3・4・10西側西一条の2本の道路を貫通させるのなら、近隣及び地権者の合意・条件・財源の保証の明示が必要である。

 最後に、この総事業費はいくらかかり、うち、市税の投入はいくら、各種補助金・交付金の見込みはいくら、またJRも含めた民間による事業区分の明示など、市長は具体的に、方針を裏付ける資料を、方針と共に提案すべきであったと主張した。これは、これまで作成された資料をもとにすればできる(全てを熟知している建設部長がいるのだから当然できるはずである)。全てをコンサルティング会社と、まちづくり推進協議会に委ねるのは誤りであると考える。

 市民への情報公開と説明責任もまだ方針案についてはなされていない。また、議会に対しても全会派それぞれに説明された方針案(私は8月24日に説明を受けた)が、8月31日に、どこかの誰かの議員の意見により、大幅な加筆修正がなされた。これは明らかな、議員格差ではないか。水面下で大胆な変更がなされたことは、大問題である。少なくとも、今回のような全員協議会のような、表での話を踏まえて、変更はなされるべきと強く主張した。

 明日(21日)の最終本会議の補正予算では、約850万円のまちづくり基本計画策定委託料の不明朗さを問題にしたい。

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2007年9月14日 (金)

『国立駅周辺まちづくり基本方針案』(その2)

 上原前市長がサボった方針案に対して、3・4・10(ガード下からまっすぐ、旭通り紅屋さんまで南下する新設の道)の整備(今は約70億)やら、南口広場(2,000㎡、その中に国立駅舎を復元するというのが関口市長の選挙公約)、現土地開発公社暫定活用駐車場用地に、(関口市長になって初めて)民間活力を導入するとの方針が出た。公共スペース、図書館や市役所出張所等を入れて、上の階は民間が開発する。という事は、関口市長はあまり高い建物は馴染まないと言っているが、採算を考える民間は、ある程度の高さを要求してくる可能性が高い。

 「財政難の折、大型開発はしない、『修復型』のまちづくりを」と、選挙のとき関口市長は言っていたが、試算ではトータルで214億円とも、それ以上とも言われている。それって、超大型開発と違うんかい!?財源フレームも、スケジュールも、一切の具体的な見通しは、今後の「まちづくり推進協議会」で決めてもらうとの事。重要な財源等示されないまま、今回の補正予算で870万円の国立駅周辺まちづくり基本計画策定委託費用が出てきた。13日の建設環境委員会では、たくさん質問が出たものの、時間がないからとか、とにかく先に進まないといけない、という理由で、全員賛成であった。

 既にこの間、マヌ建築研究所におよそ1,000万円程かけて、様々な資料を作らせている。あと半年で基本計画及び、JRの交渉に必要な資料を作成するための充分な資料を作る必要があるとして、更に870万円の委託費が必要と言われても、何だか納得できない。何だかひっかかる。Img_1678_2 「我々(市長と職員)だけではできない」と関口市長は言っていたが、市の財政に一番詳しいのは市長や職員でなくては困る。870万円の納得できる内訳がない以上、○にする事はできないと考えている。

*********
(写真)滝乃川学園下を散策しました。
 彼岸花って、夏と秋とをつなぐ花ですね。

  畦道に、寄り添い咲けり、彼岸花 (タケ)

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2007年9月13日 (木)

『国立駅周辺まちづくり基本方針案』(その1)

 11日に、議員全員による全員協議会が開かれました。議題は、「国立駅周辺まちづくり方針案」に関してでした。上原市政時代、駅舎保存に明け暮れていたにもかかわらず、何を今さら「方針」しかも「案」だ!と怒りを通り越し、呆れ果てているところです。

 この様に書くと、「議会が反対ばかりしてたからじゃないか!」と怒りのご意見が四方八方から飛んできそうですが、「国立駅周辺まちづくり特別委員会」ができたのは3年も前で、当時議員が各会派のビジョンをまとめた事はもうはるか昔の事のように感じる。
 行政当局は1000万円もかけて、整備資料等4回もコンサルタントに委託して、これでもかというぐらいに作ってきている。この間の資料は、高さにしてゆうに20cmはある。ゴマンとある、という表現がピッタリ。にもかかわらず、「今までは基本方針案の基本となる、提案に基づいて議論を重ねてまいりましたが、もう時間がなくなりましたので、ここで基本方針の案を出させていただきます」との市長および部長の説明。
 これを聞いた時は、「ハアーッ?!何とぼけた事言ってんだ!これまで何年もの間、早く市のビジョンを示せ!と言ってきたじゃないか!『本当は2年前にお示ししなければなりませんでしたが』だと~?!『上原市長が駅舎ばっかりにかまけていたからできませんでした』と正直に言ったらどうなんさ!」と言いたくもなる。Neko01_3

 という訳で、全員協議会は質問希望者の半数しか終わらず(常に議会は多数派から質問します。一人会派の私はいつも最後)、残りは18日にやることになりました。

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