2016年3月 2日 (水)

一般質問でこんなことを聞きます

3月2日

本日1時15分から一時間、私の一般質問です。壇上でおこなう最初の質問の原稿を以下に載せました。本番では、その時の感覚で少し変えたりしますが、概ねは以下の通りです。さて、答弁で何が出るか。どんな議論ができるか、結果はまた報告します。

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通告に従って一般質問します。

大きな一番目は市長に二点伺います。

①毎回連続して質問しています、国立駅のエレベーターが18人乗りの大型になった経過を記したプレートの設置について、当時陳情を出したしょうがいしゃ団体とJR八王子支社との懇談会が、佐藤市長の呼びかけで開かれたと聞きました。

市長が呼びかけたことでJR側も部長が来られたとのこと何よりでした。

その成果について、プレート設置は進んだのか伺います。

②2016年度から平均22%もの国保税の値上げを佐藤市長は今議会で提案していますが、対象となる被保険者の数は減り、課税所得も下がる中でこの大幅値上げをすることによる影響をどう捉えているか伺います。

大きな2番目の質問は女性の人権です。
3月8日は世界ウイメンズデーです。

今年は、その日あたりに、国連女性差別撤廃委員会から日本政府に対する勧告が出る模様で、12月議会で採択された婚外子差別についても盛り込まれる可能性があると陳情された方から聞いています。
政府には勧告の速やかな履行を求めます。

さて、女性差別撤廃条約を批准して30年たちました。
女性に対する機会均等ははたしてどれくらい実現できたのでしょうか、国立市の課題について三点質問します。

①自分らしくいきいきと暮らすことのできる社会の実現を基本理念とする第五次男女平等・男女共同参画推進計画素案ができました。国立市ドメスティックバイオレンス対策基本計画も盛り込んだ中身の濃い計画となっています。計画に基づき、2016年度は条例づくりが始まります。計画を着実に推進していくためにも条例づくりと並行して男女平等課を創設してはどうか提案しますがいかがでしょうか。

②2月13日に一橋大学で「困難から女性が立ち上がる時に地域でできること~女性への暴力と貧困をなくすために市民と行政との協働を考える」というシンポジウムが開かれました。

パネリストとして永見副市長が女性差別提案条約を批准した時のことに触れ、「当時は女性の貧困というテーマは開発途上国のテーマであった。それが30年経て日本社会のテーマになるとは思わなかった」という旨の発言をされました。それを聞いて、私も全く同感、そこで今回の女性差別撤廃条約を批准して30年もたつのに、なぜ女性をとりまく状況は良くならないのかをテーマに取り上げました。

ひとり親、高齢女性、若い女性の貧困や暴力といった困難な状況の実態把握と支援施策について伺います。

③12月議会の一般質問でも取り上げた、嘱託職員の内の8割以上が女性という構造的差別を解消する仕組みをつくることについて伺います。

女性の貧困の理由の一つに、非正規労働があげられます。
厚生労働省の調査によると、女性の非正規労働者の賃金は男性正規労働者の37%しかありません。

25歳から34歳の非正規労働者比率は男性は18%、女性は40%と若い世代でも非常に高くなっています。

このことは市役所でも言えることです。

市役所で働く女性の嘱託職員で一番多いのが保育師です。

これは次の質問にも関連しますが、ほとんどの保育師は女性で、しかも民間では他の職種と比べて継続して働く年数は半分以下であり、従ってキャリアが少ない若い保育師ばかりの職場となりやすく、チームケアや専門性が育ちにくいと指摘されています。

公立保育園はその点はまだ良いですが、それでも嘱託職員は32人と一番多い職場です。女性嘱託職員の正規化を進めるべきと考えますが、当局の見解を伺います。

大きな三番目の質問は、保育行政についてです。

佐藤市長は保育審議会に公立保育園の民営化の基準についての諮問をおこないました。このまちで生まれて良かったと思える子ども施策をと施政方針で力強く宣言していたことと、この諮問「公立保育園の民営化」は矛盾することになると私は思います。

公立保育園の民営化の前に、国立市保育指針をつくり、4つの公立保育園を地域保育支援センターとして、子育ての総合相談や出前保育など機能強化をはかり、国立の全ての子どもたちに決め細かな保育を保証するといった、真に保育の質の視点での施策を打ち出すべきと考えますが、市の認識を伺います。

大きな4番目の質問は、公民館の館長人事について是松教育長に質問します。

やねだんの奇跡と言われる鹿児島県鹿屋市柳谷豊重自治公民館館長、「持続可能な社会をつくるための教育ESD推進のための公民館、コミュニティラーニングセンターCLC国際会議」を開催してこれからの公民館のあるべき姿を示した岡山市、農村型公民館も都市型公民館も、過去の遺物ではなく、今こそ必要な、住民自治、社会教育の拠点としてすばらしい実践をおこなっているところがあります。

国立市も、たった一館しかない公民館ですが、60年前に都市型公民館として種がまかれ、市民大学、女性問題学習、わいがやと全国的に有名な社会教育の実践を積み重ねてきました。昨年11月に開かれた外国籍市民懇談会では3グループ中2グループから、国立で一番好きな場所は公民館と出るほど、今もなお、注目に値する活動を続けています。

国立では本来的な公民館機能を守るために、1999年、上位法である社会教育法の改正により、公民館運営審議会の必置が任意設置になっても、公民館条例で明記、館長人事についても同様に、法から削除されても庶務規則3条に「館長は公民館運営審議会の意見を聞いて教育長が任命する」を残しました。

公民館は、成り立ちから言って、決して出先機関ではなく、独立した教育機関としてその主体性は尊重されるべきものです。

今は、館長は、他の人事と同じように扱われていますが、本当は違うものとして考えるべきもので、規則ではなく、条例に上げ、更に、公募や、公民館運営審議会で選んでも良いと私は考えます。本来そういう機関だと考えるからです。

さて、2月9日の公民館運営審議会に是松教育長が出席、館長人事についての意見を聞かれたとのことですが、傍聴していた市民から、その意見聴取が一般的なもので、公民館運営審議会委員長も、これは庶務規則3条に基づくものではないと言っていたので、そうなのだろうが、とてもあいまいであったと聞きました。そこで、質問します。2月9日の意見聴取は庶務規則3条に基づくものではないということでよろしいでしょうか。

以上、答弁は大きな項目ごとに、再質問は自席にて行います。

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2016年2月27日 (土)

「誤回答防止のため」、「外国人」か「しょうがいしゃ手帳保持者」かを問う市民意識調査の設問は大問題!

2月26日

25日から、三月議会が始まりました。
本日は休会日で、明日27日土曜議会です市長の施政方針に対する会派代表質問がおこなわれます。

ひとり会派である私の持ち時間は10分しかありません。
2016年度の佐藤市長の施政方針は、22ページにも及びます。平和、人権、男女共同参画、子どもの貧困、若者、高齢者、しょうがいしゃ、南部の自然、環境などなど、自分の言葉で語っていると感じます。公立保育園の民営化や国保の値上げなどの財政改革のやり方には大反対ですが、平和や人権、福祉に対する姿勢は評価できます。

明日の会派代表質問では、私が一般質問で提案したことがきっかけとなり、2016年度から始まる国立市平和の日(6月)に向けて、貧困へのリアル感、上原元市長への求償裁判など質問する予定です。

さて、本日、「市民意識調査が送られてきたが、よくわからない質問が多い」との相談を受けました。

調査書面を見せてもらって、一番驚いたのが、最初に述べた設問です。

「誤回答防止」って何?

そもそもアンケートに誤回答ってあるの?

外国人やしょうがいしゃ手帳を持ってる、にチェックすると、その回答は誤回答の可能性があると疑われるの?

それって、偏見では?

外国籍市民やしょうがいしゃを意識するなら、漢字にルビをふったり、中国語や朝鮮・韓国語、英語で質問するといった配慮こそ必要。

他にも、公共施設の老朽化への対する設問では、お金がないから、縮小しなくちゃいけないんだけど、狭くするか、くっつけるか、なくすか、どれがいい?みたいなマイナスばっかり並べて、ましなものを選ばそうとする。

アンケートは、設問しだいで設問者の期待通りの答えを誘導できると聞いたことがある、それほどアンケートとは難しい。

私に相談された市民は真剣に答えようとして、読めば読むほど設問に対して憤りがわいたと言われた。

その憤りこそ市に伝えようと思う。

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2016年1月17日 (日)

2016年のビジョン

☆激動の2015年末は…初救急車!
年末の31日の朝、前日から始まった気持ちの悪さがピークに達し、結構な量のコーヒー色のものを吐いてしまいました。「それ吐血だよ、救急車」とそばにいた夫が119番に電話、生まれて初めて救急車に乗りました。
搬送された多摩総合医療センターERで、これまた生まれて初めて胃カメラの検査を、オエッオエッしながら死ぬおもいで受けましたが、なんと胃に異常はなく、逆流性食道炎はあるので胃酸を抑える薬をもらって帰宅、お正月は養生していました。

☆昨年10月で60歳、還暦を迎え、人生、二回り目に入ったことで、これからはますます一期一会で丁寧に悔いなく生きたいものだと考えていましたが、年末の救急車騒動で、自分の心身のバランスを整えることの大切さも実感したしだいです。

☆2016年は、自らの心身のSOSにも耳を傾けながら、あれもこれもと手を広げるのではなく、「いっしょに生きよう!」の実践を積み重ねていきたいと思います。

☆始動!
1月5日…遠くから国立市に引っ越してくる人の保育園申請に関しての国立市の対応が悪かったという問題について担当課との話し合いました。これが初仕事でした。

7日…昨年同日に急逝された車いすの橋本江津子さんを忍ぶ会に参加しました。その時のことがきのうのことの様に思い出され、胸が熱くなりました。

9日…昨年12月に立ち上げた女性の居場所の餅つきをやりました。もち米は国立でとれた天神米で、とっても美味しく感動!

10日…午前は公民館を守る会、午後は議会レポートの打ち合わせをおこないました。

11日…毎年恒例の高麗神社に家族で孫も一緒に初詣に行きました。おみくじは末吉、万事控えめにして、たんたんと使命を果たし、自分の器を大きくせよのメッセージに妙に納得!飯能銘菓「四里餅」もお土産に買って帰り ました。 

12日…重度のしょうがいしゃの方々で構成された全国公的介護保障組合の視察に同行させていただきました。
横浜市保土ヶ谷区にあるしょうがいしゃ生活かいご支援センターにて、横浜市の単独事業である自立支援アシスタント事業(主に知的や発達や精神のしょうがいのある方々の自立や自己決定に向けてのパーソナルサポートを行う事業)の説明を受けましたが、国立市でそういう制度があったら助かる人たちは少なからずいると思いました。

14日から15日…国立の友人で、中伊豆に、大きな不耕作農地(家つき、山林つき)を買い、夫が米や野菜をつくる第二の人生をスタートしたお宅を訪問。まきストーブに火をつけ、川のせせらぎを聞きながら、畑越しに冬の山を見ていると、心がゆるんでくるのがわかりました。

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2015年10月31日 (土)

「公民館だよりは少ない予算で充実した内容、素晴らしい。合冊は不可能」との事務事業評価委員の発言に感動!

10月26日

夜、市役所で開かれた事務事業評価委員会を傍聴しました。

この日は、市報と公民館だよりについて1時間、当局からの説明と委員からの質問や意見が出されました。

公民館だよりは、独立発行、全戸配布を54年間続けてきています。

単なる公民館事業の案内にとどまらず、企画のまとめや参加者の感想も載せ、市民編集研究委員会が発行にかかわるという全国的にも誇れる事業です。

ところが、今年度の事務事業評価対象に、市報と公民館だよりがセットで選ばれてしまいました。

その背景に事務事業評価委員会を担当する政策経営課の内部評価では既に「議会で度々合冊の意見が出ている」と暗に合冊の検討を求めるような記載があり、

更に、9月議会にある議員がこの件を取り上げ、合冊検討を提案、それに対して政策経営部長が事務事業評価委員会での結論を踏まえて検討すると答弁してしまい、

このままでは、事務事業評価委員会での結論しだいでは、市報と公民館だよりが合冊されてしまうとの危機を感じ傍聴したわけです。

会場には、いつもは傍聴人はいないという中、傍聴席は満席になり、追加の椅子を出すほどでした。

始めに、公民館だよりについて合冊に反対するいくつかの要望書が市民から出されていることが事務局から報告されました。

公民館からは館長と3名の職員が説明員として出席。

公民館だよりの歴史的位置づけ、今日的意義をしっかりプレゼン。合冊は難しいとのべました。

委員からの質疑についても、もっと読んでもらえるような積極的提案なとが出され、合冊の提案をする委員は一人もいませんでした。

感動したのは、「ユネスコ学習権宣言の精神をちゃんと公民館だよりにまで反映し、少ない予算でこれだけの質を守り続けているのは評価に値する。(情報誌である)市報と合冊するのは不可能」と明確に意見した一橋大学の後藤委員!

更に、最後には、「せっかくこんなに大勢の市民の皆さまがいらしたのだからご意見を伺いませんか?」と言ってくれ、委員長も同意し、3名の市民が思いを述べることができました。

その中に「ちゃんと市民の声も聞いてもらえて嬉しいです。公民館だよりがどうなるか心配できたが、誠実な審議がなされて安心しました。これからも公民館の職員さんと市民も一緒に力を合わせて公民館だよりをつくっていきたい」との意見があり、これこそ、公民館がつくってきた宝物だと思いました。

傍聴して、本当に良かった!
これを佐藤市長や永見副市長に見せたかった!

PS.勝手ながら、突然だけど、後藤委員、教育委員に推薦したい!
彼女が教育委員になったら、きっと、傍聴の市民の意見を聞こうとするでしょう。
開かれた教育委員会をつくるには適任だと思います。

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2015年1月25日 (日)

憲法が活きる村の報告会を終えて

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中身が濃い報告会になりました。
公民館の集会室が満員になるほど多くの参加がありましたが、前阿智村村長の岡庭一雄さんのお話は、もっともっと多くの人に聞いてもらいたいと思いました。

憲法が活きる阿智村、長野県の木でできた満蒙開拓平和記念館、満点の星、手作り品がいっぱいの朝市…
今度はヤマモモの花が美しい季節に、学習会に集まってくださった皆さまといっしょに行きたいなぁと思いました。

……多数決を否定するところから住民自治は生まれる。
阿智村の幸せのためにみんなで話したら、必ず一致点は見つけられる。
それが法律にある地方自治の本旨であり、住民がまちづくりの主体として動く住民自治である。そして、客体ではなく、まちづくりの主体としての市民を育てるのが公民館である。……

岡庭一雄前阿智村村長の言葉を胸にきざみ、国立市もその様な憲法が活きるまちにしていきたいと思いました。

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2014年9月11日 (木)

今期も半年を残すのみに!市長優先施策、女性施策、貧困問題、教育の自立性について一般質問!

Q、佐藤市長に後半年の任期中にやり遂げたい施策はなにか
A、戦争の語り部の継承、オンブズマン制度の創設、まちづくり条例の制定の優先したい事業名がでました。

Q、次期の男女平等推進計画の中に女性総合相談窓口はどう位置付けるのか
A、総合相談はDV被害者支援計画を作る中に入れ込む。

Q、さまざまな問題を抱える女性の居場所作りの検討は
A、女性の居場所作りは現在研究会を開いて検討中で12月までにまとめる予定。
 
Q、女性職員による女性が働きやすい職場作りに向けてのリーダー養成研修の成果は
A、女性職員によるリーダー養成研修の成果は10月23日に公表しその結果を人事の基本方針にする。

Q、生活保護及び生活困窮者自立支援法に基づく支援体制について
A、生活保護生活保護については国会の附帯決議(詳しくは続き)を尊重する。
 
Q、生活困窮者自立支援法に基づくモデル事業について
A、庁内連携を市民税や、国保税の滞納を扱課や教育委員会まで広げる。

Q、貧困問題への対応に不可欠な社会福祉協議会と市の連携について
A、市長から積極的に働きかける。

Q、教育委員会制度が変わり首長の権限が強化されることについて
A、教育委員会としての基本姿勢を確認。
 市長より前教育基本法の精神(教育の独立性)を重く受け止めている。
 *他、市教委が憲法講座の後援をしなかった問題について取り上げました

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2012年2月14日 (火)

卒業までに! 朝鮮学校に高校無償化を!

 本日は午後から参議院会館で開かれた「卒業までに!朝鮮学校に高校無償化の実現を」の院内集会と文部科学省要請行動とスタンディングに参加しました。

 高校無償化が始まって2年たちますが、いまだに朝鮮学校には「審査中」の理由で適用されていません。

 拉致問題は本来は外交上の問題として政治的に解決すべき問題です。
 ところが外交力のなさを棚上げにして、日本で生まれ地域で暮らしている朝鮮学校の子どもたちの教育への制裁で繕おうとするのは恐ろしく筋違いの差別的政治行為であると私は考えます。

 高校無償化が始まったことを受けて特別扶養控除が廃止されました。
 朝鮮学校へ子どもを通わせている保護者は、税金はあがるし、高校無償化は適用されずで、二重に圧迫されています。

 ─ まるで兵糧攻めで政府は朝鮮学校をつぶすつもりなのか。
 ─ 昨年度も無償化は適用されないまま子どもたちは卒業した。このままでは今年度の子どもたちも適用されないまま卒業式をむかえる。
 ─ 他の高校はすべて無償化の対象となっているなか、自分たちだけがはずされていることはどれだけつらいことか。
 ─ これは差別以外のなにものでもない。
 ─ いつまで待たせるつもりなのか。
 ─ 文部科学大臣に親である私たちの訴えを直接聞いてもらいたい。
 等など、涙ながらに訴える母親たち。

 それに対して、「朝鮮学校の子どもたちが傷ついていることは承知しているが、まだ調査が終わっていない。どこまで調査して、どの点がまだ残っているか、いつ頃結果が出るか、それは言えない」と繰り返す若い担当者。

 母親たちの思いは役人の衣で止められ、彼の魂には響いていかないのかとたまらない気持ちがしました。

 担当者が誠実に本気で仕事をしたら、こんなに長引くはずは決してありません。2年間ズルズルとひきづって、こどもたちを待たせただけでも、どれほど加害性があることかと思います。

 文部科学大臣に直接訴えたいとの必死の母親たちの姿に、福島の母親たちの姿が、沖縄の母親たちの姿が、薬害エイズの被害にあった母親たちの姿が重なりました。

 拉致被害者の家族の方々は本当にこのようなことを望んでいるのでしょうか。

 この国で生まれた在日コリアンの子どもたちは既に4世、5世です。
 その子どもたちが母語である朝鮮語を覚え、朝鮮の文化と歴史を学んで何がいけないのでしょうか(※この場合の朝鮮は朝鮮半島の朝鮮を意味します)。

 日本にある中華学校もインド学校もアメリカンスクールも、すべてその国の言語、文化、歴史、宗教を教えています。

 その中でなぜ朝鮮学校だけが排除されるのでしょうか。

 これは朝鮮学校の問題ではなく、文部科学省の問題であり、政府の問題であり、国会の問題であり、日本社会が抱えた問題なのだと私は考えます。

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2012年1月16日 (月)

一中の道徳授業に自衛官

 昨年11月5日、一中で開かれた道徳授業地区公開講座で、1年のあるクラスのゲストティーチャーとして防衛庁自衛官が招かれ、『やさしさと思いやり』をテーマに1時間の授業が行われました。

 当日、指導案が配られましたが、ここで紹介された自衛官と実際に来た自衛官は、別の人物でした。
 授業時間中、是松教育長はこのクラスに張り付いて参観したそうです。

 私は12月議会の一般質問で、誰の責任で自衛官を招いたのか、質問しました。

 是松教育長の答えは、「この道徳地区公開講座は、東京都教育委員会の指導のもとで各市町村教育委員会が共催で行っている。各学校の授業内容については各学校の自主性を重んじているが、市教委は指導助言の立場であるので、最終的な責任は市教育委員会が負う」というものでした。

 当日来た自衛官が指導案の人物と違っていたことは問題ではないかと質問したところ、詳しい事情はよく分からないとの答えでした。

 私は自衛官だったら誰でも良かったのか、指導案通りの人が来なかったのは問題であると指摘しました。

 その授業を参観した複数の保護者の話によりますと、実際に話された内容は、『やさしさと思いやり』というテーマとは全く関係なかった、自衛隊の話が印象に残った、とのことでした。

 また、授業を受けたある生徒の感想では、「自衛隊員は24時間体制で緊急出動に備えている。音楽隊などがあり楽器の演奏ができる。被災地では仮設の入浴施設を作ったり、炊き出しを行う。命令を受けて現地に入り命令によって退去する。この辺りが被災したら練馬から出動する」というような話だったそうです。

 そのクラスの子どもたちは、自衛隊だから迷彩服で来るだろう、と楽しみにしていたとも聞きました。

 自衛隊が東日本大震災等で災害救助活動に当たったことは事実です。その活動に対して、「自衛隊さんありがとう」という方に関心がいったことは事実だろうと思います。

 しかし、災害救助活動は自衛隊の主たる任務ではありません。自衛隊の主たる任務は武器を持ちいざとなれば戦闘を行うことです。そのために軍事演習を行っています。

 どのように言いくるめようとも、自衛隊は憲法に違反する軍隊です。軍隊の人間を学校教育の場に呼ぶことは許されることではありません。まして、そこで自衛隊=軍隊の宣伝を行ったのであればなお更です。

 今回の件は、教育の場にふさわしかったかどうか、憲法の理念に反していないかどうか、慎重に考えるべきだったと思います。

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2011年8月30日 (火)

新総理誕生に思う

 野田新総理が誕生しました。
 報道によると、「何十年も辻だちを続けた、演説がわかりやすい、など好印象を与えた」とのことですが、私としては先行きに大きな不安を抱きました。

 新自由主義や新保守と言われる政治家を多く送り出している松下政経塾出身、「A級戦犯は犯罪人ではない」の発言、原発は今後も活用、増税、など、「痛みのある改革」の大鉈を振るっていくのではないかと心配です。

 新総理が誕生した頃、私は、朝鮮学校への東京都補助金が凍結している問題について話し合っていました。
 退陣直前の菅総理が、朝鮮学校への高校無償化適用手続きの再開を文部科学省に指示したとのニュースも飛び込み、ホッと一安心しながらも、新総理でまたまた潰されないことを切に祈りました。

 朝鮮学校に通う子ども達は在日コリアン4世です。この国で生まれ、この国で育つ子どもたちは、私は、私の子供や地域の子どもたちと同じく大切にされなければならない存在だと考えます。政治の問題を子どもたちにぶつけることは絶対あってはいけないと思います。

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2011年2月 5日 (土)

いのちに触れる

 谷保駅の近くでおもしろいプロジェクトが進んでいます。
 古い家を改築し、カフェや工房をつくり、古い庭を生かし、ハーブガーデンにするなど、谷保の自然と暮らし方を大切にした居場所プロジェクトです。
 4月半ばにオープンとのことですが、その前段のふるまいカフェに行きました。オーガニックのコーヒーをゆっくり入れてもらい、縁側で心地よい時間を過ごすことができました。谷保のまちづくりの一つのモデルになっていくと感じました。

    *~~~~~~~~~~~~~~~
 午後、子どもの権利条約を読む会主催の「学校・警察相互連絡制度」についての学習会に参加しました。

 講師の福田雅章さんは、子どもの意見表明権とは、例えば、生まれたばかりの子どもが泣いて訴えること。泣くことはおとなから見れば暴力でもあるが、その「泣く」という訴えに対し、おとなは応える義務を負う。その行為は自己承認の欲求であり、この欲求が満たされて初めて自己肯定感が生まれ、命への尊厳が芽生えると語られました。
 泣いたときに十分に応えてもらえなかった子どもは、少し大きくなって、例えば、万引きという行為でおとなに自己承認の欲求を訴えてくることがある。そのときに、警察ではなく、親や学校が真剣にその子に向き合う愛情に満ちた対応が必要なのであるという話を聞き、心の底から納得できるものがありました。

 万引きや非行はおとなから見たら確かに深刻な問題ではありますが、ひとりの子どもに真剣に向き合うおとなの存在がいかに大切か、徹頭徹尾いのちをはぐくむ視点で考えることをあきらめてはいけないと思いました。

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